10月13日に待望の写真集『好きなことだけをしていたい』を発売した乃木坂46中田花奈。グループ屈指の美ボディラインで発売前から大きな話題を集めている今作について、その魅力を語ってもらった。


【写真】中田花奈が写真集で魅せた美ボディ、水着&ランジェリーショット

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──中田さんが初写真集を出すという発表があったとき、SNSでファンの方が歓喜していました。

中田 乃木坂46のメンバーが写真集を出すたびに「かなりんは出さないの?」って言われていたので、ファンの方の期待に応えられることができたのは、すごくうれしかったです。「待っていただいてありがとうございます!」って気持ちでした。

──かねてから“グループ屈指のボディラインの持ち主”と評判でしたが、今回の写真集のために特別なボディメイクは行いましたか?

中田 体重を増やしました。

──普通とは逆じゃないですか!

中田 普段は食べ過ぎないように注意しているんですけど、女性らしいボディラインを目指して、好きなものを食べていました。なので、辛いことは一切なかったです(笑)。


──雑誌のグラビアなどとは撮影に臨む気持ちも違いましたか?

中田 普段のグラビアでは水着やランジェリーを着ることはないので、今回の写真集はワクワクして臨みました。どちらも、すごく撮影をやってみたかったんです。

──写真集では大人っぽいカットが満載でした。

中田 最初の打ち合わせで私から「大人っぽくしてください」とお願いしました。以前から「色っぽいね」と言ってもらえることが多かったので、それが私の長所なら、そこを前面に出して撮っていただきたかったんです。

──表紙もそうですけど、鮮やかな青を基調にした写真が多い印象です。


中田 あんまり意識していなかったんですけど、確かに青や水色の衣装が多いです。考えてみると私服も青と水色が多いんですよ。たとえば3色展開している服を自分に合わせたときに、「青が一番いいな」って決めることが多いです。今回の写真集も事前のフィッティングで、自然とそういう衣装を選んでいたのかもしれません。

──自分から衣装のリクエストもしたんですか?

中田 はい。「こういうのを着たいので、それに近いものを用意してください」という希望を叶えていただきました。
スタッフさんに「どんなのを着たいか決めておいて」と言われて、いろいろネットで検索したときに、ドラァグクイーンさんの画像を見ていて、「これを着たい!」と思ったランジェリーがあったんです。同じものではないんですけど、イメージ通りのランジェリーを用意してくださいました。

──それ以外にもランジェリーの比率が高いですよね。

中田 私の方で、そうしてほしいとリクエストしたんです。水着は普段でもプールなどで着られるので特別感はないですけど、なかなか高級感のあるランジェリーを着ることはないですし、見せる機会もないので、多くしてもらいました。

──中田さんの中で写真集全体のイメージは思い描いていたんですか?

中田 あまり自分の意見を入れすぎるのも違うかなと思ったので、一部で私のイメージを伝えて、取り入れていただいた感じです。
他の乃木坂46メンバーと違うことをしたかったですし、他のメンバーとは求められているものが違うことも感じていたので、それに沿うものをやりたいなと考えていました。

──具体的にいうと、どんなイメージですか?

中田 ドラァグクイーンさんのような「ちょっと強めの女」感です。私自身、オシャレでセクシーな雰囲気が大好きなんですけど、ドラァグクイーンさんのファッションって、それにプラスしてカッコよさもあるんですよね。

──普段のグラビアで、そこまで自分のイメージを考える機会ってないですよね。

中田 いろいろ調べて、自分で研究して、ここまでグラビアと真摯に向き合ったのは初めてでした。改めてグラビアの世界は面白くて魅力的だなと思いましたし、よりグラビアのお仕事が好きになりました。


──いろいろなロケーションで撮影していますけど、特に印象に残っている場所はどこですか?

中田 詳しい場所は言えないんですけど、乃木坂46でライブをしたところがあって。そこは、たまたまなんですけど中学時代に体育祭でも行ったこともあって、なじみのある場所だったんです。そこの一角で、今まで知らなかった場所を発見して、すごく印象的でした。この話をすると、気付くファンの方もいると思うんですけど(笑)。

──完成した写真集を見て、どんな感想を持ちましたか?

中田 ドラァグクイーンのようにセクシーでめかしこんだイメージを想像していたんですけど、意外とナチュラルな面が出ていて、いろんな表情があるなと。いつも通りの私が前面に出ていて、ファンの方も喜んでくれるかなと思いました。
カメラを意識していない素の表情もありますし、着飾ってない自分が出ています。手を添えて笑っているカットがあって、たぶんスタッフさんの言葉に笑った瞬間だと思うんですけど、雑誌のグラビアでは絶対に選ばれないであろう、いつもの私です(笑)。

──中田さんが2016年からレギュラーを務めているラジオ番組『沈黙の金曜日』(エフエム富士)では、パーソナリティのアルコ&ピースさんが写真集発売を本当に楽しみにしていましたね。

中田 写真集を出すって発表した週だけじゃなくて、毎週のように写真集の話題を出してくれるので本当にありがたいです(笑)。それまでグラビアの話題って、いじりみたいなところもあったんですけど、写真集が決まったら本当に応援してくれて。平子さんに「予約してくださいよ」って言ったら、すでに予約してくださっていたんです。改めて、すごく暖かい現場で4年間過ごさせていただいたんだなと感謝しています。

──アルコ&ピースさんに写真集を見られる恥ずかしさはないんですか?

中田 全くないです。むしろ目の前で見ていただいて、1ページ1ページの感想がほしいです(笑)。

▽中田花奈(なかだ・かな)
1994年8月6日生まれ、A型。身長158㌢。ニックネームは「かなりん」。アイドル、占い、麻雀など多彩な趣味を持つ。『おいでシャンプー』での「ナカダカナシカ」コールはライブでも定番となっている。

▽乃木坂46中田花奈1st写真集(光文社)
発売日:2020年10月13日(火)
定価:本体価格2000円+税
撮影:桑島智輝