春名真依、彩木咲良、清井咲希、根岸可蓮、堀くるみの5人からなる大阪発アイドルグループ・たこやきレインボー。コロナ禍の影響で思うようにライブができなかった2020年のアイドルシーンを彼女たちはどのように過ごしてきたのか。
3月24日に2本の無観客配信ライブを収録したBlu-ray作品『LIVE in the HOUSE ’20』をリリースするたこやきレインボーが、改めて去年のことを振り返ってくれた。
(前後編インタビューの後編)

【写真】個性的なメンバーが集まるたこやきレインボー

――2021年3月24日に、2020年に行った2つのライブを映像化したBlu-rayをリリースします。それぞれの見どころを教えていただきたいのですが、まずは「CLUB RAINBOW ’20」は、どんなコンセプトのライブですか?

堀 2018年に、たこやきレインボーがDJにCMJKさんを迎えて、全国7都市で行ったワンマンライブツアーがあったんです。それを2020年ヴァージョンに進化させて、限定復活させたワンマンライブです。

――それぞれおススメ曲を挙げてください。

堀 『にじースターダスト』です。この曲がくると「CLUB RAINBOWや!」ってテンションが上がります。私自身はクラブに行ったことがないんですけど、クラブってみんなが自由に踊っているイメージなんです。CLUB RAINBOW仕様の『にじースターダスト』も、聴いている方が自由にリズムに乗っていて、CLUB RAINBOWを象徴する曲です。

根岸 1曲目の『虹色進化論』です。2018年も1曲目だったんですけど、2年前とは変わった部分があって。2018年は歌わずに全力で踊って、ダンスを魅せるパフォーマンスを目指したんです。
でも2020年は振り付けも変わってバキバキに踊りながら、歌も頑張りました。よりパワーアップしたたこ虹の姿を見せられたのかなと思います。

清井 私は『卒業ラブテイスティ』です。この曲はフワフワなアレンジで、歌い方も柔らかいんです。CLUB RAINBOWはガンガンのクラブ曲が並ぶんですけど、その中に『卒業ラブテイスティ』が入ってくると、世界観がガラッと変わって印象的でした。ただ私が歌い出しなので、ちゃんと歌声を変えられるのか心配でドキドキでした。

彩木 ライブ映像としては初収録の『Rainbow Plane』です。それまでパフォーマンスしていた振り付けと違うCLUB RAINBOW仕様で、すごくかっこいいパフォーマンスになっています。

春名 『ちゃんと走れ!!!!!!』です。モニターを前に置いてもらって、ライブ中にコメントを観ながらライブをしていたんですけど、徐々にみんなが会場にいるような感覚になって、今までこの曲をやってきた中でも一番歌詞が心に沁みました。コロナで大変な状況を乗り越えて、みんなの協力で今こうしてライブをできていることが嬉しくて……。気づいたら、めちゃめちゃ泣いてました。


――もう一つの「真夏のホームパーティー・ザ・ワールド」は、「おうちから世界とつながろう」をテーマにした配信ライブで、総合演出を担当したのは、ももいろクローバーZの佐々木彩夏さんです。どんな流れでテーマが決まったんですか?

堀 このライブの打ち合わせで、あーりん(佐々木)とテレビ電話で打ち合わせしたときに、「2020年の夏でやり残したことはある?」と聞かれたんです。「お祭り!」「ナイトプールに入りたかった!」などメンバーそれぞれが答えて、それを元にあーりんが即座に「世界旅行」というコンセプトを考えてくれたんです。その発想力はさすがやなと思いました。

春名 しかも打ち合わせの直後に、世界中のお祭りをリストアップして、どういう風に演出に使えるかアイデアまで送ってくださったんです。その速さにもビックリしました。

――「真夏のホームパーティー・ザ・ワールド」も、それぞれおススメ曲を挙げてください。

清井 いろんな国をテーマにライブ全体が構成されているんですけど、私はヨーロッパをテーマにした『Boules de poulpes S’il vous plait』がお気に入りです。衣装はオードリーヘップバーン風のフレアスカートで、フリルの付いた白い日傘を持ってダンスをして、めちゃめちゃ可愛いんです!

堀 アフリカをテーマにした『なにわのはにわ』は、いろいろ遊び心がある演出で楽しかったです。

根岸 『Whoop It Up!』です。この日のために作った新しい振り付けで、女の子らしい可愛いパフォーマンスになっています。

春名 ハワイをテーマにした『Pa Pa Pa Party』で、曲中に生着替えをしたんです。
プールサイドでパーッと着替えるんですけど、時間内に着替えられるのか不安で、めちゃめちゃ緊張しました。でも本番では綺麗に早く着替えることができて良かったです。

彩木 エンドロールが流れた後の『ほなまたね サマー』で、私はギターを弾いたんですけど、ほんまに頑張ったから観てほしいです。

――どれぐらいギターの練習をしたんですか?

彩木 コード譜を渡されたのが本番の1週間ぐらい前で、しかも、めっちゃ難しかったんですよ。

堀 コード譜をもらったときに「無理やぁ」って泣きそうになってたもんね。

彩木 あーりんさんが、リハで「もうちょっと力を抜いていいんだよ」と言ってくださって、少しは気が楽になりました。でもラストの曲なので、ずっとライブ中は気を張ったままでした(笑)。

――佐々木さんの演出はいかがでしたか?

彩木 「アイドル中のアイドル」の方なので、アイドル目線でファンのことを大事に考えてくれて。配信中、どうやって虹家族さんとコミュニケーションを取ればいいのかまでアドバイスしてくれました。

春名 うちらは大阪在住なので、今まで事務所の先輩に教えてもらう機会は少なかったんですけど、あーりんに教えてもらうことが本当に嬉しくて。いい機会をもらえたライブになりました。

【前編を読む】コロナ禍で深めたファンとの絆「ネットが普及している時代だからこそ繋がりを実感できた」

▽たこやきレインボー『LIVE in the HOUSE ’20』 (豪華スペシャルBOX)(Blu-ray+フォトブック)
販売サイト:https://shop.mu-mo.net/avx/sv/list1?merc_no=AVX1-27986
販売期間:2021年1月22日(金)16:00~2021年2月3日(水)12:00<正午>
発売日:2021年3月24日(水)
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