○プロが求める仕上がりとセルフメイクのしやすさを両立した設計に
韓国のビューティシーンの最前線で活躍するメイクアップアーティストのダソン先生が監修する「Pyt」は、デンマーク語で「気にしない」「大丈夫」といった前向きな意味を持ち、気持ちを切り替えるときに使われている言葉。ステージに立つアーティストのように、自分のステージで自分らしく輝いてほしいという思いを込めてPytというブランド名にしたといいます。
発表会に登壇したダソム先生は「Pytは、現場で私がよく使っている製品のクオリティで作りたい気持ちを込め、本当に多くのテストをかけて完成されたブランドです。韓国のトレンドメイクにより近寄りやすく、現場でも日常でもデイリーに使え、誰でもよく似合って長く使えるカラーと剤型で作りました」とブランドやアイテムに込めた思いを話しました。
数々のK-POPアイドルのビジュアルを創り上げてきたダソム先生が、現場で培った技術と経験を余すことなく注ぎ込んだ商品ラインアップは、リップティント、グロス、グリッターの全9アイテム。
開発の段階から担当アーティストに使用し、プロの求める仕上がりとセルフメイクのしやすさを両立。単なるトレンドアイテムでなく、実際のK-POPシーンで必要とされるメイクの本質を捉えているのが特徴なのだそうです。
現場で求められる完璧な仕上がりや美しさを保つ持続力、繊細かつ計算された色使い。その全てを誰もがセルフメイクで簡単に再現できるよう設計したといいます。
早速、今回登場するアイテムを紹介していきます。
○現場で使いたくなる「GENBA LIP TINT」
仕事の“現場”とファンが足を運ぶコンサート会場の“現場”を掛け合わせたユニークなネーミングの「GENBA LIP TINT(ゲンバリップ)」は、プロが現場で使いたくなる高いクオリティと、推しの現場につけていきたくなるかわいさを兼ね備えたリップティントです。
カラーは、肌トーンを選ばず、誰でも使いやすいミュートトーンカラーの5色を採用し、日常使いからプロフェッショナルメイクまで取り入れやすい展開になっていました。
<カラーバリエーション>
01 BEIGE ROSE(ベージュロゼ):Y2Kのムードを感じさせるヌードベージュ。抜け感のあるカラーで、こなれた表情へ。
02 CORINTH PINK(コリンスピンク):生まれつきの唇の色のように自然になじむピンクベージュ。上品で洗練された印象に。
03 PINK LEMONADE(ピンクレモネード):ミルキーな青みピンクで、やわらかく血色感をプラス。愛らしい表情に。
04 MELLOW MAUVE(メロウモーヴ):イチジクを思わせるローズレッド。じゅわっとなじむようなヘルシーな血色感をプラス。
05 ROUGE RED(ルージュレッド):肌に溶け込むようになじむ血色レッド。ナチュラルな色気を引き出す。
水分を26%配合しており、唇に塗布した際の軽いつけ心地とツヤ感が特徴で、さらっとしたテクスチャーと長時間持続するティント力を実現。また、油分、水分、染料をバランス良く配合したことで、乾燥や色がにじむこともなく、クリアな発色が続くプロフェッショナルなこだわりが詰まっているといいます。
○リップティントとの合わせ使いを楽しむ「GENBA LIP GLOSS」
「GENBA LIP GLOSS(ゲンバリップグロス)」は、ステージ上でも輝きを放つピンクラメを贅沢に配合。日常メイクから特別なシーンまで、さまざまな場面で繊細な輝きを与えます。
もっちりとしたテクスチャーと、程良いプランピング効果でぷっくりとした唇を演出。チップ部分はティントの上から重ねることや使用感、衛生面を考慮して、ブラシではなくシリコンチップが採用されていました。
これらのGENBA LIPについてダソム先生は「ミュートトーンのカラーはやわらかい印象に見せてくれるので、トレンドにぴったりだと思います。私が普段使っているカラーもミュートトーンなので、私の好みとトレンドをたくさん込めて作りました。水分感たっぷりのテクスチャーで、忙しい現場で素早く塗ってもきれいな発色になるのが長所です」とこだわりを教えてくれました。
○メイクしたての輝きが続く「NINCHI GLITTER」
ステージで観客に美しく“認知”されるような輝き、そして推しに“認知”されるほどの華やかな輝きを放つと2つの意味が込められた「NINCHI GLITTER(ニンチグリッター)」は、ダソム先生が発色の仕方やラメの輝き方など、細部までこだわり抜いたグリッターです。
特にグリッターのベースカラーが濁らないよう、透明感のある色味に調節するために、ダソム先生が実際の現場で何度もテストを重ねたのだそう。さらに、ステージ上で踊るアーティストにも使用してもらえるよう、汗や皮脂にも強く、長時間その輝きをキープするウォータージェル処方を採用したことで、メイク仕立ての輝きが持続するといいます。
カラー展開は全3色。全て異なる大きさのラメを使用しているのだそうです。また、ダソム先生のメイクは、ラメを細かく目元に塗布することが多く、そのテクニックをセルフメイクでも再現できるように極細のシリコンチップを採用しています。
<カラーバリエーション>
01 SILVER WHITE(シルバーホワイト):ホワイトパールをベースにシリーズ1の大粒ラメを採用
02 PEACH CORAL(ピーチコーラル):オレンジラメをベースにゴールドとシルバーラメがきらめく
03 SHELL PINK(シェルピンク):ピンクラメをベースにシルバーとブルーラメが輝く
ダソム先生にこだわりを聞いてみると「撮影時間が長く、舞台でダンスを踊るアイドルたちや、長時間外で化粧直しができない社会人の特性から、汗と皮脂に強い商品にしようと思いました。
○ダソム先生がおすすめする使用方法は?
イベントでは、ダソム先生によるおすすめの使用方法が披露されました。
まずは、「GENBA LIP TINT」を使ったトレンドの唇の作り方から。ベースに使うのはヌーディカラーの「GENBA LIP_02 CORINTH PINK」。唇全体に塗布していきます。最近は、ナチュラルなリップが流行ってるので、あまり赤くならないように適量を使って自然に塗っていくのがポイントなのだそう。
もう少し濃いメインカラーとなる「GENBA LIP_04 MELLOW MAUVE」を唇の中央から塗ってなじませることで、どんな肌トーンの人が使っても、自分の唇のようにきれいなカラーを完成させることができるとダソム先生は言います。
続いては、「NINCHI GLITTER」の使用方法のパートに。ダソム先生が選んだのは肌なじみの良い「NINCHI GLITTER_02 PEACH CORAL」。シリコンチップを使用して、目元にポンポンとのせ、指で薄く伸ばしていきます。
薄く均等にのせるのが、よりきれいに輝くポイントなのだそうです。もっと細かいグリッターを使いたい場合は、先に手元に少し取ってからチップを使って目元にポンポンのせていくと簡単に調整ができるといいます。
完成したメイクを見てみると唇はナチュラルなのに洒落感のあるグラデーションカラーに、目元は肌なじみの良い繊細なラメがチラチラと輝き、どちらもオフィスメイクにも使えそうな予感。どんなシーンでも自分を輝かせてくれるカラー展開になっていました。
○韓国のトレンドメイクを楽しみたい人は要チェック!
Pytは、イセタン ミラー メイク&コスメティクスやロフト、プラザで販売(一部店舗を除く)されます。韓国トレンドメイクを生み出すプロのHOW TOがつまったアイテムを使って、最新のK-POP風メイクを楽しんでみてはいかがでしょうか?
(取材・文:吉川夏澄)