俳優の鈴木亮平が主演を務める、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』(公開中)の興行収入が、前作『TOKYO MER~走る緊急救命室~』を上回ることが明らかになった。これを記念して『南海MER誕生! 映画本編冒頭シーン』の映像を期間限定公開している。


2021年に、TBS日曜劇場枠で放送されたドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で事故や災害の現場にいち早く駆け付け、「1人も死者を出さない」という使命のもと、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム・TOKYO MERの活躍を描いた作品。2023年4月に公開された劇場版一作目では、横浜のシンボル・ランドマークタワーを舞台として、爆発事故により193名が閉じ込められるという大災害に立ち向かう姿が描かれた。

劇場版二作目となる本作の舞台は大海原。鹿児島と沖縄にまたがる海を巡る『南海MER』が誕生し、彼らはオペ室を搭載した特殊車両=NK1を乗せたフェリーで海を渡り、医療が行き届かない離島医療に従事していた。そんなある日、とある火山島で大規模な噴火が発生。迫りくる溶岩と噴石に、全島民79名が命の危機に曝される。噴煙によってヘリでの脱出は不可能、島民のなかには子供や高齢者も多く、移動さえ容易ではない。この状況で、鈴木亮平演ずる医師の喜多見幸太は、新しいMERメンバーたちは、全員の命を救えるのか?

8月1日に公開初日を迎えた本作だが、公開38日間で、観客動員数3,459,600人、興行収入は4,658,018,200円を突破していることが明らかになった。興行収入は劇場版第一作目である『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の45.3億円を上回る数字となっている。

また、これを記念して、『南海MER誕生! 映画本編冒頭シーン』の映像を東宝公式YouTubeチャンネルで9月30日まで期間限定で公開する運びとなった。こちらは、劇場版の冒頭で流れる約1分間の映像で、これまでのMERの振り返りと南海MERの誕生、さらには大海原を跨ぎ離島をめぐる南海MERにはなくてはならない、NK0(フェリー)とNK1(ERカー)を紹介する内容となっている。
なお、この映像のナレーションは、『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨役や、『忍たま乱太郎』の土井半助役、『NARUTO- ナルト―』のうみのイルカ役、『仮面ライダー電王』のモモタロス役など多くの作品に出演している声優の関俊彦が担当している。

(C)2025劇場版『TOKYO MER』製作委員会

【編集部MEMO】
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』ストーリー
「TOKYO MER」の活躍が高く評価され、全国の主要都市である札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡に新たなMERが誕生する中で、沖縄・鹿児島では離島地域に対応できるMERの誘致活動が活発化。指導スタッフとしてTOKYO MERの喜多見チーフ(鈴木亮平)と看護師の夏梅(菜々緒)が派遣され、オペ室を搭載した中型車両=NK1 を乗せたフェリーで離島での事故や災害に対応する「南海MER」の試験運用が開始されていた。
注目を集めた南海MERだったが、運用が始まってから半年間が経過しても、緊急出動の要請はゼロ。まったく実績を作れず、廃止が決定的な状況となっていた。
そんな中、鹿児島県・諏訪之瀬島で突如として火山が噴火。ついに大規模医療事案への出動が決定するのだが、島内は、溶岩が村を焼き尽くし、多くの噴石が飛び交うすさまじい状況で、噴煙により、ヘリコプターによる上空からの救助は不可能。海上自衛隊や海上保安庁の到着も数十分後という絶望的な状況下、南海MERは、島に取り残された79名全員の命を救うために、絶体絶命のミッションに挑む。
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