Zepp Health Corporationは9月5日、アウトドア・登山向けスマートウォッチ「Amazfit T-Rex 3 Pro」を発表した。2カラー展開で、タクティカルブラックは9月12日、ブラックゴールドは10月3日に発売する。
T-Rex 3の機能を継承した本機種最大の進化点は、オフラインルートプランニング機能の搭載。事前にダウンロードしたオフラインマップを使用することで、スマートフォンとの接続がない環境でも、ウォッチ単独でナビゲーションが可能。山間部など電波の届かない場所でも、ターンバイターン方式の詳細な道案内を受けられる。
オフラインマップ機能は3種類に対応。基本的な道路や地形を示す「ベースマップ」、等高線付きの「コンターマップ」、さらに世界10,000カ所以上のゲレンデに対応した「スキーマップ」をダウンロードできる。また、登山アプリ「YAMAP」や「ヤマレコ」のGPXデータを活用したルートナビゲーションにも対応する。
ベゼルとボタンに航空宇宙産業でも使われるチタン合金(グレード5)を採用し、ディスプレイには傷に強いサファイアガラスを使用。堅牢性と高級感を大幅に向上させた。
位置測位精度も強化され、デュアルバンド円偏波GPSアンテナ技術を搭載。GPS、GLONASS、Galileo、北斗、みちびき、NavICの6衛星測位システムに対応し、森林や都市部でも高精度な位置情報を提供する。
業界トップクラスの300ルクスを誇る高輝度フラッシュライトを内蔵し、緊急時のSOS点滅モードも搭載。
AI機能として、OpenAIの「GPT-4o」を統合した音声操作システム「Zepp Flow」を搭載。音声での操作や、食べ物の写真からカロリーを自動分析する「食事記録機能」も利用できる。
バッテリーは700mAhの大容量で、3週間以上の連続使用が可能。180種類以上のスポーツモードに対応し、StravaやApple ヘルスケアなど主要フィットネスプラットフォームとのデータ連携も強化されている。
同シリーズは世界累計35万台を突破しており、日本では8000m峰全14座を登頂した写真家・石川直樹氏がブランドアンバサダーとして活動している。
本体サイズは48×48×14mm、重さは約74.5g。バッテリー駆動時間は最長25日間。