俳優の鈴木亮平が主演を務める、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』(公開中)の興行収入が50億円を突破したことが明らかになった。

2021年に、TBS日曜劇場枠で放送されたドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。
最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で事故や災害の現場にいち早く駆け付け、「1人も死者を出さない」という使命のもと、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム・TOKYO MERの活躍を描いた作品。2023年4月に公開された劇場版一作目では、横浜のシンボル・ランドマークタワーを舞台として、爆発事故により193名が閉じ込められるという大災害に立ち向かう姿が描かれた。

劇場版二作目となる本作の舞台は大海原。鹿児島と沖縄にまたがる海を巡る『南海MER』が誕生し、彼らはオペ室を搭載した特殊車両=NK1を乗せたフェリーで海を渡り、医療が行き届かない離島医療に従事していた。そんなある日、とある火山島で大規模な噴火が発生。迫りくる溶岩と噴石に、全島民79名が命の危機に曝される。噴煙によってヘリでの脱出は不可能、島民のなかには子供や高齢者も多く、移動さえ容易ではない。この状況で、鈴木亮平演ずる医師の喜多見幸太は、新しいMERメンバーたちは、全員の命を救えるのか?

8月1日に公開初日を迎えた本作だが、公開52日間で、観客動員数3,722,696人、興行収入は5,020,722,800円となっていることが明らかになった。興行収入は劇場版第一作目である『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の45.3億円を上回る数字となっている。これを受けて、鈴木亮平、江口 洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマからコメントが届いている。

■鈴木亮平
皆様のおかげで、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』が興行収入50億円を突破したと聞きました。心から感謝いたします。

「人が人を救う」

このシンプルなストーリーがこんなにも皆様に愛していただけたのは、人の中に眠る美しさが、今この時代にこそ必要されているからなのかもしれません。今作で人を救うのは、現場のヒーローたちだけではありません。漁師や島民、東京の対策本部、そして政治家を含むすべての人が、誰かの命を守るために立ち上がります。

「誰もがヒーローになれる」

MER が描くこのテーマが、私たちの心を深く揺さぶり、胸を震わせるのだと思います。
『TOKYO MER 南海ミッション』は今日も劇場で走り続けています。迫力の映像と、人間の美しさを是非劇場で感じてください。

■江口洋介
沢山の方に観ていただけて大変嬉しく思います!観ていない方は、まだ間に合いますので是非劇場でご覧ください。

■菜々緒
MERを愛してくださっている皆様のおかげで、前作を越えるヒットとなりました。本当にありがとうございます!さらに、来年公開の続編まで決定しており、この勢いは止まらないです。是非、ご期待ください!

■高杉真宙
すごい!!多くの方に足を運んでいただいて、多くの方が観てくださったんだなと数字をみると実感いたします。映画第一弾、第二弾、そして第三弾と! MERは本当に沢山の人に愛されている作品ですね!!そんな作品に携われて心から嬉しいです。
改めてありがとうございます。

そしておめでとうございます!

■生見愛瑠
スタッフの皆さん、キャストの皆さん、沢山の方と全力で取り組ませて頂いた作品でこの様なお知らせを聞いてとっても嬉しく思います。
MERは自分も元々視聴者でしたし、沢山の方から愛されている。MERチームという、出来上がっているチームに新たな形で入るというのはとても緊張感と不安でいっぱいでしたが、こんなに沢山の方が足を運んで下さっていると思うととても嬉しく思います。ありがとうございます!

■宮澤エマ
『TOKYO MER』がいかに多くの方に愛されている作品なのかを改めて実感するニュースでした。そのような作品に新たなメンバーとして参加させていただけたことを大変嬉しく思います。劇場に足を運んで下さった皆さま、心からありがとうございます。

また、現在販売中の十島村のロゴを使用したチャリティーTシャツは、多くの賛同を得て9月21日までに2,427枚を売り上げているとのこと。11月末までの販売予定は変更ないが、今月に入っても時折大きな揺れが発生しているトカラ列島の情勢を鑑み、9月24日までの利益を、日本赤十字社 鹿児島県支部に寄付すると発表しており、「住民の皆様が日々安心して暮らしていかれますよう、キャストスタッフ一同、心からお祈りしています」と声明を発している。

(C)2025劇場版『TOKYO MER』製作委員会

【編集部MEMO】
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』ストーリー
「TOKYO MER」の活躍が高く評価され、全国の主要都市である札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡に新たなMERが誕生する中で、沖縄・鹿児島では離島地域に対応できるMERの誘致活動が活発化。指導スタッフとしてTOKYO MERの喜多見チーフ(鈴木亮平)と看護師の夏梅(菜々緒)が派遣され、オペ室を搭載した中型車両=NK1 を乗せたフェリーで離島での事故や災害に対応する「南海MER」の試験運用が開始されていた。
注目を集めた南海MERだったが、運用が始まってから半年間が経過しても、緊急出動の要請はゼロ。まったく実績を作れず、廃止が決定的な状況となっていた。

そんな中、鹿児島県・諏訪之瀬島で突如として火山が噴火。ついに大規模医療事案への出動が決定するのだが、島内は、溶岩が村を焼き尽くし、多くの噴石が飛び交うすさまじい状況で、噴煙により、ヘリコプターによる上空からの救助は不可能。海上自衛隊や海上保安庁の到着も数十分後という絶望的な状況下、南海MERは、島に取り残された79名全員の命を救うために、絶体絶命のミッションに挑む。
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