ガーミンジャパンは、10月2日に発売する最新スマートウォッチ「Venu 4」の発表会を開催し、ガーミンの担当者が新機能を中心にVenu 4の特徴を紹介しました。Venu 4は健康モニタリング・フィットネス機能をメインとした「Venu」シリーズの新製品で、今回は睡眠サポート機能が従来から進化しました。


Venu 4は2サイズ×各3色、外装ケースはステンレススチール製

Venuシリーズは、ガーミン製スマートウォッチの中で“ヘルス&ウェルネス”に適したモデル。睡眠や活動量などの健康モニタリング機能、フィットネスといった活動を主な用途に想定しています。新モデル「Venu 4」では睡眠サポート機能を中心とした新機能が搭載されました。主な特徴は下記の通り(★は睡眠サポートの新機能)。

★体内時計に合わせた睡眠サイクルを知らせる「睡眠アライメント」
★ 日常の行動が心身に及ぼす影響を可視化する「ライフスタイルの記録」
●ユーザー好みのアクティビティをカスタマイズして指導する「Garminフィットネスコーチ」
●コンディションに合わせた運動メニューを提案する「フィットネスおすすめワークアウト」
●1日の始まり/終わりの状況を伝える「モーニングレポート」「イブニングレポート」
●マイク・スピーカー搭載(音声コマンド実施・音声メモ等が取れる)
●LEDフラッシュライトを本体上部に搭載

サイズは45mmと41mmの2モデルで、概要は次の通り。外装ケースには新たにステンレススチールを採用するなど、ファッション性も意識されています。仕様の詳細はニュース記事「ガーミン、フィットネスGPSウォッチ新製品『Venu 4』を10月2日発売」に掲載されています。

日々の行動と睡眠状況の関係を可視化する新たな健康管理アプローチ

ガーミンジャパン代表取締役の岩田元樹氏は、ガーミン製スマートウォッチについて「スマートフォン用アクセサリとしてのスマートウォッチとは『明確に異なる』」とアピール。ガーミンのウォッチは「計測」「分析」「提案」を担当し、ユーザーから取得したデータを活かしパーソナライズされた提案を行う点が特徴。これがユーザーの目標達成や行動変容を後押しするとしました。

新製品「Venu 4」の最大のアピールポイントは「進化した睡眠機能」。もともと睡眠分析機能に強みを持つVenuシリーズですが、岩田氏は世界の中でも最低水準と言われる日本人の睡眠改善に貢献したいとします。


Venu 4に加わった睡眠サポート向けの主な新機能は「ライフスタイルの記録」「睡眠アライメント」の2つ。ガーミンジャパン プロダクト・マーケティングの仲井慧氏がこの2つを紹介しました。

「ライフスタイルの記録」は日中・夜間の行動が睡眠にどう良い/悪い影響を与えたかを可視化するもの。カフェインやアルコールの摂取、寝る直前の食事、運動、ストレッチなどの行動を、ウォッチ本体またはGarmin Connectアプリで入力・保存し、睡眠の質との相関を可視化します。

行動記録は5つの行動カテゴリ、計40種類以上の項目からユーザーが選べ、行動と睡眠スコアの関連をグラフ表示(可視化)することで、生活習慣の見直しを支援します。

「睡眠アライメント」は過去の睡眠データから体内リズム(体内時計)を可視化し、理想的な就寝・起床時間を提示する機能。前日の睡眠時間の中間点と、約24時間周期の体内リズムを基にした睡眠時間の中間点を比べ、一致/不一致/遅い/早いの4段階で評価します。

仲井氏によると、この中間点の日々の変動を小さく抑えることが体内時計を一定に保つポイントとのこと。日々の睡眠が体内リズムに合致しているか確認することで、生活改善のヒントを得られるとしました。

今回追加された2つの睡眠サポート機能は他のスマートウォッチでは搭載例があまりありません。睡眠時間やその質はユーザーの健康に直接関わってくるものだけに、個人的にも特に注目したい新機能です。

ブランドアンバサダー・朝比奈彩さんが「ガーミン先生」として登場

Venu 4発表会ではGarmin Japanのブランドアンバサダーを務める朝比奈彩さんと、「3時のヒロイン」のゆめっちさん、福田麻貴さん、かなでさんがゲスト登場。
朝比奈彩さんが「ガーミン先生」として、3時のヒロインが生活の中で感じる悩みや質問に答えていきました。

寝落ちが多く睡眠の質に悩むよめっちさんには、睡眠の深さやタイミングを点数化し改善アドバイスをする「睡眠モニタリング」や、睡眠が浅く目覚めやすいタイミングで起こす「スマート起床アラーム」などを提案。また運動が苦手なかなでさんには無理のないウォーキングをおすすめし、かなでさんからは「ウォーキング始めます!」宣言も飛び出しました。
編集部おすすめ