ほんとに秋というのは素晴らしい季節である。読書や運動と人が活動的になれる"秋"だが、秋といえば"夜長"である。
夜が長いのであるから天体写真なんかもいいよな。そう思って宇宙の情報を探していると恒星間天体3I/ATLAS(3Iアトラス)が、一部で話題になっている。2025年7月にチリのATLASサーベイ望遠鏡によって発見されたものだが、ものすごいスピードで太陽系を突っ切る勢いだそうだ。色や尾を構成するガスの成分もいままでの彗星とは異なるもので、インターネット上では様々な情報が飛び交っている。
俄然、面白そうだと興味を持った筆者はNASAのページを探してみた。ブラウザベースの無料3Dアプリケーション「Eyes on the Solar System」が公開されている。アクセスするとすぐに表示されるWebアプリケーションで衛星や小惑星、彗星などの位置を3D再現するもので過去からリアルタイム、将来など太陽系内での軌道が見られる。左上のinfoの欄にすぐさま3I/ATLASの説明があったので読んでみると
"3I/ATLASは、2025年10月3日に火星へ最接近します。この接近に合わせて、複数の火星探査ミッションが彗星の観測を試みる予定です。この彗星は、以下の火星周回機や探査車によって検出される可能性があります。
とのこと。現地時間の10月3日とすれば、もう執筆時から数日の間にこの未知の物体が火星に最接近するのだ。通常とは異なる様相を呈する未知の3I/ATLASをNASAの情報機器で捉える科学的なイベントになる可能性がある。「Eyes on the Solar System」を3I/ATLASに向けてさらに進めるとこんな感じだ。
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