スイスの時計ブランド「ロンジン」から、パイロットウオッチの新作となる2モデルが登場した。1つはフライバック クロノグラフを備えた「ロンジン スピリット パイロット フライバック」、もう1つはシンプルな3針の「ロンジン スピリット パイロット」だ。

○ロンジン スピリット パイロット フライバック

時計の複雑機構の1つに数えられるフライバックは、動作中のクロノグラフを止めずにリスタートできる機能。一般的なクロノグラフは「ストップ」「リセット」「リスタート」という3ステップを踏むが、フライバック クロノグラフはボタンの1プッシュですむ。航空機のパイロットにとって非常に有用な機能であった。フライバック機能はロンジンが初めて実装したとされ、ロンジンは1936年に特許を取得している。

今回の新作は、やや小ぶりな径39.5mm×厚さ13.4mmというステンレススチールケースを採用し、スマートさと快適さを強調。双方向の回転ベゼルも改良し、カウントダウン表示を初めて搭載した。ボックス型サファイアクリスタルとマットブラックの文字板は、ヴィンテージ感ある航空計器の美しさをイメージしている。ゴールドの針とインデックスはスーパールミノバ(蓄光塗料)加工。

ムーブメントの手巻き機械式「ロンジン キャリバー L792.4」は、スイスのCOSCによってクロノメーター認定を受けたもの。シリコン製ヒゲぜんまいなどによって高い耐磁性を持ち、パワーリザーブは約68時間。ムーブメントの造形と動きはシースルーバックから鑑賞できる。

ラインナップとして、ステンレススチールブレスレットの「L3.721.4.53.6」(77万7,770円)と、インターチェンジャブル(交換可能)なブラウンレザーストラップの「L3.721.4.53.2」(74万3,600円)を用意。


ケース素材:ステンレススチール
ケースサイズ:径39.5mm×厚さ13.4mm
風防:ボックス型サファイアクリスタル(両面多層反射防止コーティング)
防水性能:10気圧
ムーブメント:手巻き機械式「ロンジン エクスクルーシブ コラムホイール キャリバー L792.4」
パワーリザーブ:約68時間
クロノグラフ:3時位置に30分積算計

○ロンジン スピリット パイロット

「ロンジン スピリット」コレクションのルーツである航空技術を忠実に再現したという流線型の3針モデル。オリジナルの「スピリット」3針モデルにあった5つ星と日付表示を省き、ミニッツトラックをより明瞭化したところがポイント。マットブラックの文字板にゴールドの針とインデックスによって、印象的なコントラストとヴィンテージ感を与えている。

ムーブメントには自動巻き機械式「ロンジン キャリバー L888.4」を搭載し、約72時間というロングパワーリザーブ。こちらも、シリコン製ヒゲぜんまいなどによる高い耐磁性を持ち、COSCの公式クロノメーター認定を受けている。

ブレスレット/ストラップは全3種類。ステンレススチールブレスレット「L3.809.4.53.6」(42万2,400円)、ブラウンレザー「L3.809.4.53.2」(38万8,300円)、テキスタイルのグリーンラバー「L3.809.4.53.9」(37万1,800円)だ。レザーストラップとラバーストラップはインターチェンジャブルで、ステンレススチールブレスレットとレザーストラップは装着性を高められるマイクロアジャスト(微調整)式となっている。

ケース素材:ステンレススチール
ケースサイズ:径39mm×厚さ11/5mm
風防:ドーム型サファイアクリスタル(両面多層反射防止コーティング)
防水性能:10気圧
ムーブメント:自動巻き機械式「ロンジン エクスクルーシブ キャリバー L888.4」
パワーリザーブ:約72時間
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