ロックバンド・Mrs. GREEN APPLEが16日、オフィシャルYouTubeチャンネルにて生配信を行い、2025年12月31日で“フェーズ2”を完結し、2026年1月1日に“フェーズ3”を開幕すると発表。フェーズを変える必要性についても言及した。
Mrs. GREEN APPLEは、大森元貴(Vo/Gt)、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)による3人組バンド。2013年結成。2015年にミニアルバム『Variety』でメジャーデビュー。2020年7月8日に初のベストアルバム『5』をリリースとともに、“フェーズ1完結”を宣言し、活動休止を発表。約1年8カ月の活動休止期間を経て現在のメンバー編成となり、2022年3月に“フェーズ2開幕”として活動を再開した。
生配信で大森は、これまでのグループの歩みを振り返り、「“フェーズ2”は世の中にミセスをもっともっと広めていくために、フルスロットルで、全方位で活動をしようという強い意志と目標を持ってスタートさせました」と“フェーズ2”について説明。「自分たちが目指したものを叶えることができ、自分たちが残してきた実績と影響力をちゃんと自覚した状態で“フェーズ2”を飾るために、我々Mrs. GREEN APPLEは2025年12月31日をもって“フェーズ2”を完結致します」と宣言した。
そして、「Mrs. GREEN APPLEは2026年1月1日に“フェーズ3”を開幕します。つまりは、安心してください。活動休止期間を設けません。“フェーズ2”完結後は活動休止期間を設けず、“フェーズ3”を来年1月1日からスタートさせます。そして、メンバー編成は変わりません。
“フェーズ3”のバンドデザインとバンドイメージカラーもお披露目。2026年秋に6枚目となるオリジナルアルバムをリリースすることなども発表した。
大森は「“フェーズ2”は目的地に向かって進んでいく期間でした。振り返ると本当にたくさんの景色を見させてもらいましたが、“フェーズ3”では、これまで築いてきたものをしっかりと守りながら、ミセスの今を、目的地ではなく現在地を大切にする期間にしたいと思っています」と“フェーズ3”について説明。「その表現をバンドデザインに落とし込みました。バンド結成時のロゴと“フェーズ2”のロゴを掛け合わせたものが“フェーズ3”のデザイン、つまりは象徴となります。このバンドデザインで表現しているように、バンド結成時の初期衝動を、バンドっていいなというあの衝動を大切にしながらも、“フェーズ2”で得たものをしっかりと守り、“フェーズ3”で現在地を確かめながら活動を進めていければと思っております。
また、大森は「僕たちにとってフェーズを変えるということは、ミセスをより長く続けていくためにも必要なことです」とフェーズを変える必要性を述べ、「たくさんの方々に聴いていただけている事実ももちろんありがたいのですが、数の多さではなく一人ひとり皆さんの生活に僕たちの音楽がもっと寄り添えるように精進していきたいと思います。“フェーズ3”ではより深く届けたいと思っております。そして何よりも大切なことは、大森が大森であること、藤澤が藤澤であること、若井が若井であること、ミセスがミセスであり続けることだと思っています」と語っていた。