「手応えはあったはずなのに、なぜか次は断られる」

はっきり言わせてください。あなたが結婚できないのは、スペックが低いからでも、魅力がないからでもありません。
今の婚活市場における「女性のニーズ」と、あなたの「努力の方向」が、絶望的にズレているからです。

あなたは今、マラソンのゴールとは逆方向に向かって、誰よりも真面目に全力疾走している状態です。それだといつまで経ってもゴールに辿り着かずただ疲れるだけ。

私は普段、婚活中の女性をサポートしています。日頃報告を受ける「女性側のリアルな本音」をベースに、多くの40代男性が陥りがちな「残念な5つの行動パターン」について、解説します。

「数打ちゃ当たる」戦法、女性にはすべてバレています

アプリでたくさんの「いいね」を送り、コピペ文をばら撒く。「確率論だから仕方ない」と、あなたは思うかもしれません。

でも、私の会員さんたちは、その画面を見て冷ややかな目でこう言います。「この人、誰にでも同じこと送ってる。私じゃなくて『女性という記号』なら誰でもいいんでしょうね」

女性の勘を甘く見てはいけません。プロフィールの読み込みが浅いメッセージや、熱量のないアプローチは、瞬時に「スパム」認定されます。「選ばれるために数を打つ」というその行動が、逆に「誰からも選ばれない理由」を作っているのです。
100人に薄いアプローチをするくらいなら、たった1人のプロフィールを熟読して、その人のためだけの言葉を紡いでください。女性が求めているのは「その他大勢」としての扱いではなく、「私」への強い関心です。
男性でも40代なら「年齢」で即切りされる覚悟を

私のところに相談に来る「真剣に結婚したい女性」ほど、条件にはシビアです。彼女たちは冷静に、年収、外見、そして「年齢」でフィルターをかけます。

「俺の本気度を見てくれ!」と言いたい気持ちはわかります。でも、ここ数年で女性側のトレンドはガラッと変わりました。かつては「多少年上でも頼りがいがあればOK」という時代もありましたが、今は「同世代~±2歳」に人気が集中しています。

女性たちはもう、「年上でグイグイ引っ張ってくれる人」を求めていません。共働きが当たり前の今、彼女たちが求めているのは「生活感が近く、話が合う無理のない相手」です。つまり、あなたのライバルは同世代の40代ではなく、「価値観がアップデートされた30代男性」なのです。

この「同世代・対等志向」が強まるガチガチの婚活市場で、不利な戦いを挑み続ける必要はありません。むしろ、趣味のコミュニティや友人の紹介など、スペックや年齢のフィルターがかかる前に「人柄」を見てもらえる場所に目を向けたほうが、意外と勝率は高いんですよ。

デートで100点を取っても「素」が見えなければ却下です

デートの後、よく聞くのがこんな愚痴です。「すごく丁寧で、いいお店も予約してくれたんです。でも……まるで就職面接みたいで疲れちゃいました」

失敗しないようにネットで調べた正解の会話、粗相のない完璧なエスコート。良かれと思ってやっているのでしょうが、女性から見るとそれはロボットです。マニュアルをなぞることに必死で、目の前の彼女を見ていない。機械的な感じが伝わってしまうのです。

はっきり言いますが、今の女性たちは、結婚に対してすごく現実的です。結婚して生活を共にすれば、いつか必ず「素」が出ることを彼女たちは知っています。だからこそ、「いかにも無理して自分を作っているな」「このキャラ、いつまで続くのかな?」と感じた瞬間、「信用できない相手」として即座に却下されてしまうのです。

女性が求めているのは、隙のない完璧な振る舞いではありません。「一緒にいてラクだな」「素が出せるな」という空気感です。多少段取りが悪くても、「あ、ごめん! 間違えちゃった」と笑い合える男性のほうが、今の女性たちには圧倒的に好感度が高いですよ。

シゴデキな男性ほど要注意! 「こうすればいいよ」は厳禁です

これが、40代男性が最もやりがちで、そして最も女性を萎えさせる行動No.1です。デート中、女性がポロッと仕事の愚痴をこぼした時。あなたはつい、「それは君のここが悪いよ」「もっと効率的に動かないと」「そんなに嫌なら転職すれば?」なんて、瞬時に“解決策”を提示していませんか?

その瞬間、女性の心の中ではシャッターがガラガラと音を立てて閉じています。後日、彼女たちは私にこう言います。「ただ聞いてほしかっただけなのに、なんで? すぐに行動なんてできないことくらい私だって分かってる。ただ言いたいだけだったのに……」

仕事ができる男性ほど、話を聞いた瞬間に「こうすればうまくいく!」という正解ルートが脳内でシミュレーションできてしまうんですよね。だから、良かれと思ってそれを教えてあげたくなる。その親切心は、痛いほどわかります。

でも、ここはビジネスの場ではなく、婚活です。あなたのその素晴らしい論理的思考は、デート中は封印してください。女性が求めているのは「コンサル」ではなく「共感」です。「それは大変だったね」「よく頑張ってるね」。
解決しなくていいんです。ただその一言が言えるだけで、あなたの評価は劇的に変わりますよ。
構築された快適なルーティンが女性をビビらせる

40代独身男性の最大の敵。それは皮肉なことに、あなたが長年かけて一人で築き上げてきた「快適すぎる生活」そのものです。

週末のサウナ、トライアスロン、ソロキャンプ、毎朝の資格勉強……。あなたのスケジュールは、自分だけの充実した予定でびっしり埋まっていませんか? 「休日のルーティンは絶対にこれ!」という鉄の掟がありませんか?

あなたはこれらを「自立したデキる男」のアピールだと思っているかもしれません。しかし、それを見た女性たちは、感心するどころか溜息交じりにこう漏らします。「彼の生活、もう完成されすぎてて……結婚しても趣味を優先して、家事や育児なんて手伝ってくれなさそう」

女性から見れば、その完璧な生活はアピールではなく、他者を寄せ付けない「拒絶」のサイン。さらに言えば「ワンオペ育児の予兆」に映っています。

結婚とは、あなたが作り上げた「法則」や「ルーティン」の隙間に、女性をはめ込むことではありません。その完璧なスケジュールを一度崩して、二人で土台から「新しい居場所」を作ることです。
「スゴい人」より「一緒にいて楽しい人」が選ばれる

彼女たちが本当に探しているのはカッコ悪いところも見せ合って、一緒に笑える人なんです。


昭和的な「男は強くあるべき」「成果を出してナンボ」という鎧は、もう脱ぎ捨ててください。真面目で一生懸命なあなたなら、方向性さえ間違えなければ、必ず素敵なパートナーと巡り会えるはずです。

まずは次のデートで、正論の代わりに、「実は僕も緊張してるんです」とぶっちゃけてみましょう。スゴさをアピールするより素直であろうとする。きっとその方が、あなたの本来の魅力が何倍も伝わるはずですよ。

松尾 知枝 まつお ちえ 恋愛・婚活コンサルタント、株式会社インプレシャス代表取締役。国際線CAを経て、合コン総研アナリストとしてテレビや雑誌に出演。自身の経験と心理学をベースにした自分ブランド構築スクール「Precious 美女塾」を開設。セミナー、パーティ開催を通じ、多くの女性に恋愛アドバイス、出会いサポートを行っている。著書『あなたの生きづらさ“昭和な呪い”のせいでした』(小学館)など累計発行部数は10万部以上。 あなたの生きづらさ“昭和な呪い”のせいでした』(小学館) Instagram:https://www.instagram.com/chie_matsuo/ この著者の記事一覧はこちら
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