第一回JCB Premium Golf 2026 が埼玉県熊谷市の太平洋クラブ江南コースで開催された。「JCB Premium Golf」と冠して初めて開催をしたプレミアムカード会員向けの特別なゴルフコンペで、抽選に当選した107名が参加し、プロゴルファーとの対決を含むラウンドを満喫した。


この日は朝8時の気温が-0.6℃と冷え込むも晴天に恵まれ、ほぼ無風のゴルフ日和となった。参加者は4つのグループに分かれ、1番、5番、10番、14番の各ホールからスタートするショットガンスタイルでラウンドを開始した。スタート前のパター練習場では、松山英樹プロ専属キャディとしての活躍を経て、現在は解説や講演などゴルフアンバサダーとして活躍中の進藤大典さんが、希望者にアドバイスを行った。

ほとんどの参加者がペアで参加しており、見知らぬ同伴競技者とのラウンドとなったが、数ホールもしないうちに「ナイスショット」「ナイスパー」といった声がコースのあちこちから聞こえてくるなど、すぐに打ち解けた様子だった。

取材で参加した筆者は5番からのスタート。ホール間移動の間に同伴競技者の方々と互いのゴルフライフについて話すなど、和やかにプレーできた。ただ同伴競技者のうちのふたりが序盤からナイスショットを連発し、同組内で優勝争いを繰り広げ始めたため、途中からラウンドのペースを崩さぬよう緊張した。

そして通常のラウンドでは決して味わうことができない華やかなイベントが数ホールごとに用意されていた。ところどころにツアーで活躍するトッププロが控え、ドラコンとニアピンで我々参加者と対決したのだ。

1番ではJGTOツアー通算2勝、2025年ドライビングディスタンス1位(平均316.3ヤード)と男子ツアーきっての飛ばし屋である河本力プロと、14番では力プロの姉で、JLPGAツアー通算4勝の河本結プロとのドラコン対決がそれぞれ繰り広げられた。

力プロが相手となると、アマチュアはまずかなわないものの、何度も打てばプロもまれにフェアウェイキープできないことがあり、まっすぐ飛ばしたアマチュアに軍配が上がることもあった。

また結プロとの対決では、同じくらい飛ばす飛距離自慢の男性参加者もいて盛り上がった。
ちなみに筆者は結プロに近距離で見つめられ、あえなくチョロ。試合で多くのギャラリーに囲まれ、見つめられる中、平然とナイスショットを繰り出すプロへの敬意が高まった。

3番では2021年にプロテストに合格し、ステップアップツアー1勝、今季レギュラーツアー前半戦の出場権を持っている永嶋花音プロと、6番では02年にプロテスト合格後、長年JLPGAツアーで活躍し、通算6勝の北田瑠衣プロと、さらに12番ではジュニア時代から活躍し、11年のフジサンケイレディスでツアーでの初優勝後、22年に樋口久子 三菱電機レディスで11年ぶりの2勝目を果たし見事カムバックを果たした金田久美子プロとのニアピン対決も行われた。

プロにドラコン・ニアピンで勝つと、その場でボールがプレゼントされるほか、抽選券が渡され、当選者はプロから直接豪華プレゼントが贈られた。普段テレビで活躍を見る豪華な顔ぶれのツアープロたちは皆気さくに記念撮影や握手に応じてくれ、参加者たちはそこまでのスコアに関係なく気分上々でラウンドを続けることができた。

同コースはトーナメントコースだけあって簡単にスコアを伸ばせる設計ではないが、それだけに攻略しがいがあり、また冬場とは思えぬほどに芝をはじめコースメンテナンスが行き届いていたため、ゲストのプロたちも我々参加者も一日気持ちよくプレーできた。

JCBはユーザーに特別な体験の機会を提供したいという想いから、今回のようなコンペをはじめさまざまな体験イベントを行っている。これほど多くのゲストプロを招待してのコンペは初開催で、参加枠はすぐに完売したという。

ラウンド後の表彰式では、入賞者に豪華賞品が贈られた。その後の懇親会で株式会社ジェーシービーの福井雅基取締役兼常務執行役員が「弊社は単にカードサービスを提供する会社ではなくユーザーに特別な体験の機会を提供する会社でありたいという考えから、今回のようなコンペをはじめ、さまざまな体験イベントを行っていきます。」とあいさつすると、大勢の参加者から参加宣言が飛び出した。

早々にスコアを崩した筆者はひそかに61位に贈られるJCB賞(同社が1961年創業だから)を狙っていたが、そう甘くはなかった。が、何人もの有名プロと交流できたことはよい思い出になった。


塩見智 しおみさとし 1972年岡山県生まれ。1995年に山陽新聞社入社後、2000年には『ベストカー』編集部へ。2004年に二玄社『NAVI』編集部員となり、2009年には同誌編集長に就任。2011年からはフリーの編集者/ライターとしてWebや自動車専門誌などに執筆している。YouTubeチャンネル「シオミサトシのソルトンTV」でも活動中。 この著者の記事一覧はこちら
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