パシフィコ横浜で行われた日本最大のカメラ関連イベント「CP+2026」。最新のカメラやレンズに注目しがちですが、カメラファンなら見逃せないのが撮影アクセサリーです。


普段、量販店などではなかなか見られないアイテムが一同に展示されており、どれも欲しくなってしまいます。ここでは、そんなおもしろ&有用なカメラアクセサリーを集めてみました。
超広角でソフトフォーカス写真が撮れるレンズ

ゾーンプレートと呼ばれる特殊な光学素子を使ったレンズを手掛けているのがズノン。とてもソフトな描写の写真になることから愛用者もいます。

そんなズノンの新作が「ZNONZ II 20-6L」。これまで焦点距離28mmでラインナップしていましたが、20mmという超広角に対応しました。2月に発売し、価格は22,800円です。

レンズ部分が非常に薄く、かさばらないのも特徴です。Mマウントになっており、マウントアダプターで各種のミラーレスカメラに装着できます。

効果抑えめのクロスフィルターが人気

ケンコー・トキナーでは、従来よりも効果を抑えたというクロスフィルター「PRO1D R-ナチュラルクロス」を展示していました。価格は未定で6月に発売します。

クロスフィルターは、点光源に十字などの線が出るフィルターです。
従来タイプでは効果が強すぎるということで、今回は弱めに出るようにしました。「常用できるクロスフィルター」だとしています。

フィルターでは、ほかに「PRO1D」シリーズのクロス/スノークロス/サニークロスフィルターに撥水、撥油コートを加えた「PRO1D Lotus R」シリーズが6月に発売されます。価格は未定。

クロスは4本、スノークロスは6本、サニークロスは8本の光線が出るクロスフィルターですが、新しいコーティングにより汚れが付いても簡単に拭き取れるそうです。

○スマホ用の小型軽量LEDライト

NANLITEのブースには、スマホ撮影にピッタリのLEDライトがありました。丸型の「cookie」と角形の「cookie-s」で、価格はいずれも2,970円。1月に発売した新製品です。

スマホのUSB Type-C端子につなぐだけで光る手軽なLEDライトになっています。電源はスマホから供給されるので、ライトを充電する手間がありません。3種類の色温度が選べるほか、明るさも調整できます。

小さくてもバウンスできる外付けストロボ

SAEDAのブースには、Phottixブランドの小型ストロボ「mini A」がありました。
2025年10月に発売したもので、価格は5,980円。

シンクロ接点のみを備えるマニュアル調光のため、カメラの機種を問わず使えます。また、このサイズにしては珍しい丸型ヘッドなのも雰囲気があります。LEDも搭載しているので、動画でも活躍するでしょう。

極小の機能割り切りストロボがおもしろい

主にフィルムなどを扱っているかわうそ商店のブースには“極小サイズ”というほどの外付けストロボ「MEDALIGHT F1S」が展示されていました。販売中で価格は6,800円です。

指でつまめるほどのサイズで、小ささを極めたストロボでしょう。機種を問わず使えるシングルピンですが、なんと調光機能がないという割り切った仕様に驚きました。カメラ側の露出で調整することを想定しています。

ホンモノの木でできたミニ三脚

SUMMIT CREATIVEのブースには、なんと本物の木を使ったミニ三脚が参考展示してありました。価格や発売時期は未定です。

三脚といえば、アルミやカーボン素材がほとんど。
それだけに、脚に木を使った三脚は珍しく、多くの来場者が手に取っていました。木の手触りや温もりがあり、人とは違ったアイテムが欲しい人も要チェックでしょう。

ミニ三脚といっても結構しっかり作ってあるようで、自由雲台や水平に回転する台座、クイックシューなど機能性にも富んでいる様子でした。

ピークデザインのストラップにレザーが登場

銀一のブースで特に人気だったのは、ピークデザインのストラップコーナー。クイックリリース式を早くから採用し、日本でもポピュラーなブランドです。

2025年12月発売の新製品として、革製のストラップ「フォーム レザー」が置いてありました。従来のファブリックとは風合いが異なるということで、クラシックカメラなどにも似合いそうなデザインになっていました。

今後リリース予定の新作として、小型のアンカーリンクスを採用したロープタイプのストラップが参考展示されていました。

ピークデザインの三脚にも、新モデル「プロトライポッド」シリーズが登場しました。写真家兼映画監督のジミー チン氏とのコラボアイテムで、従来よりも大型のタイプとなります。

サイズ違いで3モデルをラインナップし、価格は132,000円~170,500円。2025年12月から販売しています。
いずれもカーボンパイプを採用したほか、非円形のパイプで携帯性を向上させています。

“エコ”なカメラリグとは?

動画機材を扱うRAIDブースにあったのは、Bright Tangerineの汎用カメラリグ「Halo」。動画撮影時にグリップ、外付けモニター、照明などを取り付けて便利に使えるため、プロやハイアマチュアに人気のアクセサリーです。価格はハンドル別で48,400円~。

カメラリグというと、機種専用のタイプが主流。しかし、カメラを買い替えたり複数のカメラを使う場合はコストが嵩みます。その点、Haloはどの機種でも使えるので、リグを買い替え、買い増しする必要がないのがメリットです。

あのキャンプ用品ブランドがカメラグッズに参入

キャンプ用品で有名なキャプテンスタッグが出展していました。新たにCSP(Captain Stag Photo)というブランドで、カメラ用品に参入しました。

第一弾の製品は「CSPマルチツール」で、コインドライバーと3mmおよび4mmの六角レンチをまとめたツールとなっています。価格は3,980円~で、オンラインストアでは販売中です。年内には量販店にも並ぶ予定だそうです。


クイックシューのネジなどを回すための工具を持ち運びやすい形状にしています。リング以外は日本製で燕三条の技術が使われているとのこと。

ペリカンケースがカラフルで使いやすく

軍用レベルの頑丈さで知られるペリカンケース。プロカメラマンの機材ケースとしても活躍していますが、アマチュアユーザーにはちょっと遠い存在かもしれません。

今回のペリカンのブースには、そんなイメージを変えるアイテムが登場していました。それが、小型ケース「1150」「1120」のカラバリ品です。ペリカンの重厚なイメージを変えて、広く使ってもらおうと企画したといいます。

ペリカンケースは通常、内部がウレタンフォームになっており、機材に合わせてくり抜く必要がありました。今回は、一般的なカメラバッグのようなディバイダー方式でもリリースされ、より使いやすくなるとのことです。価格は未定で、近日の発売を予定しています。

また、ペリカンの新モデルでは「TRVL ATX」も展示されていました。2025年12月に発売された新シリーズで、伸縮するハンドルや4輪のホイールなどスーツケースに近い作りになっているのが特徴となっています。
価格は132,000円~。

武石修 たけいしおさむ 1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。 この著者の記事一覧はこちら
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