ENEOS Xploraは3月13日、新潟県胎内市の中条事業所内にある「中条共創の森オープンイノベーションラボ(NOiL)」で、海洋環境分野のスタートアップであるイノカと連携し、胎内市立中条中学校の1・2年生全8クラスを対象とした環境教育ワークショップを実施した。テーマは「未来を担う中学生と考える、新潟の海とエネルギーの共生」。
中学生にエネルギーと環境の共生について考える機会を提供する取り組みだという。

同社によると、この活動は社会貢献活動の一環として実施したもの。エネルギーについて学んでいる胎内市の中学生に地球環境への取り組みを学んでもらうことを目的としており、村上市および胎内市沖で計画されている洋上風力発電事業に関連して、海洋環境教育を推進するイノカを講師として招いたとしている。

同社はこれまでも、「新潟県教育の日」における社員による出前授業や、にいがた脱炭素プロジェクト「中学生円卓会議」における中条中学校の発表支援、オブザーバー参加などを通じ、地域の教育活動に継続的に関わってきた。こうした地域教育への関与の中で、今回のワークショップを開催したとしている。

ワークショップでは、同社による新潟県や胎内市における石油・天然ガス開発事業の紹介に加え、海藻に関するクイズ、海藻をすりつぶして光合成色素を取り出す実験、洋上風力発電による海藻養殖の可能性に関する説明などを実施した。海藻によるCO2吸収が期待される「ブルーカーボン」の可能性や、地域で進む洋上風力を活用した取り組み案も示しながら、中学生にもわかりやすく主体的に考えられる内容としたという。

対象は胎内市立中条中学校の1・2年生で、関連教科は地域貢献活動と総合的な学習の時間。参加した生徒からは、「海藻のワカメなどは、CO2を減少させる働きがあることが分かりました」「洋上風力発電による海藻養殖の可能性についてと、海藻が減少している現状を初めて知りました」などの声が寄せられた。

ENEOS Xploraは、ENEOSグループの行動基準「環境保全」のもと、環境教育を通じてエネルギーやカーボンニュートラルへの理解を深めるとともに、地域の未来を担う人材育成に貢献するため、今後も子どもたちの学びを継続的に支援していくとしている。
○編集部メモ

ENEOS Xploraの中条事業所は、同社の国内における唯一の天然ガス・原油の生産拠点。ここで石油・天然ガス等の採取・加工・貯蔵・売買・輸送を行っており、胎内市への都市ガス供給は同事業所で生産されたガスが供給されているという。
中条共創の森オープンイノベーションラボ(NOiL)は大学・企業・行政との共同実証などを行い、環境対応型事業を推進する拠点として同事業所敷地内に開設されている。
編集部おすすめ