サンコーは4月1日、サンコー秋葉原総本店を2026年4月12日をもって閉店することを発表した。同社は今後、実店舗運営から「デジタル体験の拡充」と「新商品の開発」へと経営資源を戦略的に集中させる方針。
同店は2009年のオープン以来、17年にわたって秋葉原の一角に店を構え、ガジェット好きのユーザーに実機を手にとって体験できる場を提供し続けてきた。今回の閉店について、同社が「秋葉原のガジェットショップ」の枠を超え、「世の中の不便をワクワクに変えるプロダクトメーカー」として次のステージへ踏み出すための戦略的な決断だとしている。
近年、消費者の購買行動がオンラインへシフトしていることを受け、サンコーではECサイトにおける購入体験の向上やSNSを活用したコミュニケーション強化に注力してきた。今後はこれらの取り組みをさらに加速させ、ライブ配信や動画コンテンツを通じて「画面越しでも製品の魅力がわかるデジタル体験」の実現を目指す。
また、新商品の開発においても「数より質」を重視する姿勢を鮮明にし、ユーザーの日常の「不便・不満・不安」を解決する「本当に欲しかった一台」の追求に集中する。
自社直営店こそなくなるものの、エディオン横浜西口本店をはじめとする全国11店舗(2026年4月時点)に「サンコーコーナー」を展開中であり、引き続き実機を体験できる拠点は全国各地で維持される。今後もこの展開店舗は順次拡大していく予定だという。
閉店に先立ち、同社は「感謝のファイナルイベント」として、4月4日~4月12日まで秋葉原総本店にて閉店セールを実施する。歴代のヒット商品から最新作まで約200種類のサンコー製品を特別価格で提供する。なお4月3日、4月7日、4月8日は休業日となる。
代表取締役の荒井太智氏は「オンラインや全国の拠点を活かし、より多くの方へ驚きと便利をお届けします。日々の不便を笑顔に変えていく、これからのサンコーのモノづくりにご期待ください」とコメントしている。











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