Googleは4月2日(現地時間)、中古・整備済み端末の流通事業を手がけるBack Marketとの提携による「ChromeOS Flex USBキット」の販売開始を発表した。ChromeOS Flexを導入しやすくすることで、古いPCの再活用を支援する。
価格は3ドル。Back MarketのWebサイトから購入できるが、現在1人あたり3本までの購入制限が設けられている。

ChromeOS Flexは、Googleが提供するPC向けのOSである。Intel/AMD系の古いPCやIntel搭載Macにインストールすることで、ブラウザやクラウドサービスを中心としたChromeOS環境を利用できる。

2025年10月のWindows 10サポート終了に伴い、多くのPCがセキュリティ更新を受けられなくなっている。GoogleはChromeOS Flex USBキットの提供を、そうしたPCを廃棄せずに安全に再活用するための施策と位置づけている。

Googleは従来から無償でChromeOS Flexのインストーラーを配布しているが、利用者自身がダウンロードしてUSBキーに書き込む必要があった。今回のキットではあらかじめインストーラーが書き込まれた状態で提供されるほか、Back Marketが作成した簡易ガイドや動画チュートリアルも付属しており、技術的な知識が少ないユーザーでも導入しやすくなっている。USBキーは何度でも利用可能で、1本で複数の端末にインストールできる。

Googleのサポートページによると、多くのx86_64アーキテクチャの機種で利用できるものの、すべての端末で同等に動作するわけではなく、安定性や機能が保証されるのはGoogleの認定モデルに限られる。非認定機種や類似の型番では、起動やファームウェア、周辺機器、アップデートなどで問題が生じる可能性があるため、キットの購入前に認定モデル一覧の確認を呼びかけている。

また、ChromeOS Flexは機能面でWindowsやmacOSを完全に代替するものではない。
Google Playには対応しておらず、WebアプリやPWA(プログレッシブWebアプリ)、Chromeの拡張機能が主な利用手段となる。対応デバイスではLinux開発環境を有効にしてLinuxアプリを使用することも可能だが、基本的にはブラウザ中心の作業やメール、Web会議、Google Workspaceの利用などを想定した環境である。
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