「女優をやっていなかったら生きられていなかったと思う」そう語って涙を流したのは、俳優の田中麗奈。4日に都内で行われた映画『黄金泥棒』(公開中)の公開記念舞台挨拶に森崎ウィン、阿諏訪泰義、石川恋、中村祐美子、宮崎美子、萱野孝幸監督とともに登壇。
自身の人生の糧となる俳優業について語った。

同作は、人生に退屈していた主婦が“金”に魅せられ100億円の秀吉の金茶碗を盗み出すクライム・コメディ。田中は平凡な主婦・美香子を演じる。

美しいデコルテをのぞかせる純白のドレスで登壇した田中は、客席を見渡し「こんな満員の会場で舞台挨拶をやらせていただけるなんて本当に夢のようです」としみじみ。「クスクスと笑えるところや、スリルも味わえる。いろいろな感覚が楽しめる新感覚の映画になっていると思います」と自信をのぞかせた。

撮影現場でも“真面目そのもの”だったという田中。美香子の義理の母を演じた宮崎は「本当に真面目な方。このつぶらな瞳で見つめられて何か問われると、ちゃんと答えなければいけない気になる。顔に圧があるんです」と語る。さらに宮崎は「この舞台挨拶での一言で、さっきからずっと悩んでらっしゃる。そんなに悩まなくてもって思っちゃうほど。
本当に芯から真面目な人なんだなって思います」と印象を明かした。

そんな田中は、自身が演じた美香子が、小さいころに夢を持っていたことにちなみ「もし俳優になっていなかったら何になっていた?」という質問に、「小さい頃から女優になりたくて、それしか考えて生きてこなかったので、考えられないです。たぶん女優さんをやっていなかったら、生きられていなかったと思う」と回答。

続けて「生きるために今もお芝居をしているっていうか、お芝居しないと体調悪くなっちゃう。台本を読んだり、自分が演じるものがないと、息ができなくなっちゃうくらい」と演じることへの熱い思いを吐露した。

だからこそ、宣伝活動も全力投球。何時間、取材が続いても笑顔で対応する田中に、この日はスタッフから感謝の印として黄色い花束と手紙が。「連日10時間近いハードな取材にも疲れた顔一つ見せず、いつも前向きに受けてくださりありがとうございました。小さなお子様のママでもある田中さん、きっと心の中ではお家で待つお子さんを思っていらしたはずなのに、どんな時も全力で向き合ってくださいました。芝居をしないと死んでしまうと思うというのが口癖の田中さん。だからこそ伝えたいです。絶対大丈夫。
一生最高の女優さんです。田中さん、すごく素敵で本当に幸せでした」とメッセージが寄せられると、田中は「わぁ嬉しい」と笑顔を見せたあと、思わず涙をこぼした。

改めて、田中は「楽しくてしょうがないんです。映画のお話もさせていただきながら好きなことやらせていただける幸せを本当に感じながら、やらせていただきました」と感無量な表情を浮かべていた。
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