Googleは4月7日(現地時間)、Webブラウザ「Google Chrome」に「縦型タブ(垂直タブ)」と、フルページ表示に刷新した「リーディングモード」の導入を開始した。Chrome 147の安定版リリースに合わせた展開で、すべてのデスクトップユーザーに段階的に提供される。


これまでChromeのタブは画面上部に横並びで表示されていた。縦型タブでは、タブを画面左側に縦方向で表示できる。 Microsoft Edge、Firefox、Arcといった競合ブラウザではすでに採用されており、Chromeでもユーザーから導入を求める声があがっていた。

横並びのタブは、開いているタブの数が増えると1つひとつの幅が狭くなり、判別しにくくなりやすい。縦表示では、タブが増えても幅が変わらないため、ページタイトルを把握しやすく、多数のタブを開いた状態でも目的のタブを見つけやすい。加えて、画面上部のタブバーがなくなることで、コンテンツの表示領域を縦方向に広げられる。

タブ表示方法の切り替えは、タブバーまたはアドレスバーの上で右クリックし、「タブを縦方向に表示」または「タブを横方向に表示」を選ぶことで行える。縦型タブは、タブ固定やタブグループ、開いているタブの検索にも対応しており、サイドバーはアイコンのみの表示に折りたたむことも可能である。

リーディングモードは、従来のサイドバー表示からフルページ表示に改められた。読みたいWebページ上で右クリックして「リーディングモードで開く」を選ぶと、広告やナビゲーションなどの視覚的なノイズを抑えたテキスト中心の表示に切り替わる。

従来のサイドバー型では、元のページと見比べやすい利点があった。一方、新しいフルページ表示は本文の閲覧に重点を置き、情報量の多いページでもより没入感のある読書体験を提供する。


Googleは今年2月にも、ウィンドウの「画面分割」や「Google ドライブへの直接保存」、「PDFのアノテーション機能」など、立て続けに生産性向上に向けた新機能をリリースしていた。今回の縦型表示タブと新リーディングモードの追加もその一連の取り組みの一環と位置付けられる。
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