梅雨真っ盛りのはずなのに、すでに梅雨明けのような猛暑ぶり……。サンサンと照らす太陽の下「わーい! 夏だー!」なんてはしゃぐ余裕もなく、「涼しい室内は……どこ……?」と今すぐに入れるお店を探す日々を過ごしているアラサー女性の方は多いのではないでしょうか。
でも、せっかくの夏。どうせなら大人らしく、贅沢で涼やかな夏を満喫したいですよね。今回は、そんなアラサー女性にぴったりなディナーコースをたっぷりとご紹介。9種類のクラフトビールに7品のお料理がついて、なんと15,000円(税込)。とにかくお得すぎるコースなので、ぜひ最後までチェックしてください!
■先付け&前菜から季節を存分に楽しめる
代官山駅から徒歩4分のところにある「スプリングバレーブルワリー東京」は、2024年5月30日(木)にリニューアルオープンしたビアレストラン。クラフトビールブランド「SPRING VALLEY」を展開する“体験型ブルワリー併設店舗”で、初心者の方でもクラフトビールを楽しめるのが魅力です。
今回私が体験したのは、「スプリングバレーブルワリー東京」の2階で味わえる「ペアリングカウンターコース(※)」。
ビールが主役のペアリングコースとなっていますが、ビアコーディネーターの資格を保有したスタッフが一つひとつ丁寧にペアリングの説明を行ってくれるので、ビールに詳しくなくても大丈夫。
また、コース中は常に3種類のビールが目の前に並べられ、ビール同士の飲み比べはもちろんのこと、料理との相性を楽しめるのも醍醐味です。

先付けには、そら豆のポタージュを。ふわふわの豆乳エスプーマが上にかかっていて、口に入れた瞬間、とろけるような口当たりとそら豆の香りがたまらない一品。

そして前菜は、たらば蟹と日向夏のサラダ。

「スプリングバレーブルワリー東京」でしか味わえないクラフトビール「代官山セッションエール」の絶妙なコクと、日向夏の甘酸っぱさは実にぴったり。初っ端から圧巻です……!
(※)事前予約制・人数限定
■お次は“素材の味を活かす”和食へ
和食に移ると同時に、ビールのラインナップもチェンジ。
ペアリングコースを予約した人しか飲めない“限定”のクラフトビール「特醸~白麹和え~」もお目見えし、一緒に味わう料理として登場したのは“炙り甘鯛”。

南高梅、バジル、新ごぼうのソースをそれぞれの甘鯛に付けて食べるのですが、これがおいしいのなんのって……! 南高梅に合わせるクラフトビールは「特醸~白麹和え~」が相性抜群なので、ぜひ味わってみてほしいです。

グリーンアスパラガスとパンチェッタのコンビネーションも最高! パンチェッタの塩気とアスパラガスのみずみずしさが身体に染みわたります。
■メイン&締めに“負けない”3種のビールも堪能
そしてメインは岩手短角牛。厚めにカットされたお肉ですが、みりんに漬け込むひと手間を加えているので、食感はふわふわ。こんなに柔らかいの……!? と、心の中は驚きでいっぱいでした。
赤身肉のしっかりとした味わいに負けない3種のクラフトビールは、「豊潤496」「Juicy Hop」そして、先付け&前菜でも登場した「JAZZ BERRY」。

「スプリングバレー 豊潤<496>」はスーパーやコンビニでも販売されているクラフトビールですが、グラスで飲んだり、贅沢なお料理と合わせたりすると全然違った味わいに感じるんです。

そして、締めはウニとチーズのリゾット! 口に入れた瞬間すぐに溶けてしまうウニですが、香りはしっかりと残るので、ぜひその余韻を楽しんで。
■デザートは“黒ごま×スタウトビール”の絶妙コンビ!
クラフトビールのペアリングは、なんとデザートまで。「スタウト」というビアスタイルは黒ビールの一種ですが、「強い」「どっしり」という意味があり、味わいはまるでコーヒー。

デザートは黒ごまのムースを求肥で包んだもの。上から黒蜜をかけたり、いちごのソースに絡めたりして楽しむ、ワクワク感満載の一品となっています。
黒ごまの香ばしさや黒蜜の濃厚な味わいは、スタウトビール「After dark」と相性抜群。これぞ大人のデザートといえる一皿です。
■ご紹介したコース内容は8月まで!
今回は、「スプリングバレーブルワリー東京」のペアリングコースをご紹介しました。あまりの盛りだくさんに、「本当に15,000円!?」とびっくりした方もいたのではないでしょうか。
フレンチ料理のペアリングとは異なり、少しカジュアルに楽しめるのがビアペアリングの良いところ。説明してくださるスタッフの方もフランクに話してくれるので、自宅でのビールの楽しみ方やビールの注ぎ方など、なんでも答えてくれますよ!
今回ご紹介したコース内容は2024年8月まで! 9月からは別のコース内容に変わってしまうので、夏を“五感”で楽しみたい方は「スプリングバレーブルワリー東京」への予約を急いで!
スプリングバレーブルワリー東京
https://www.springvalleybrewery.jp/pub/tokyo/2nd_floor/
(取材・文:michika)