最大3分間の動画を作成して投稿し、その内容を共有できることから10代の間で人気となっているのが「ミクチャ動画」です。さまざまな企画も開催しており、ミクチャ動画からモデルデビューを果たす人もいる程に、注目度が急上昇中!アプリの正式名称は「MixChannel」で、株式会社Donutsが運営をしています。
投稿された動画の中には、「どうやって作ったの??」と思えるようなハイレベルなものも多数あります。この記事では、ミクチャ動画初心者が楽しむための基本操作だけでなく、上級者が挑戦したくなるようなさまざまな画像・動画加工のやり方も紹介しています。いま話題のミクチャ動画を使いこなしましょう!
ミクチャ動画を作成する前に…
さっそくミクチャ動画を作っていきたいところですが、その前に下準備が必要です。まずはミクチャ動画を作成する前にしておきたい準備や、覚えておきたいルールについて紹介します。インストール&ユーザー登録
ミクチャ動画はMixChannelのアプリをインストールして、ユーザー登録をしなければ動画の作成も閲覧もできません。下準備としてインストールとユーザー登録を済ませておきましょう。まずはアプリのインストールから。App StoreやPlayストアを開きましょう。

検索窓に「ミクチャ動画」と入力して検索をかけると、以下のような画面が表示されます。「MixChannnel(ミクチャ)」と書かれたアプリを見つけて「入手」をタップすると、インストールが始まります。

ミクチャ動画のアプリを開くと、初回は以下の画面が表示されます。SNSを使って登録をしたい場合は、Twitter・LINE・Facebook・Googleの4つから希望のものを選びます。
今回は「SNSでログインしないでユーザー情報を登録する」で、ユーザー登録をすすめていきましょう。

ユーザー登録は3ステップで完了します。まずステップ1では、「名前(ニックネーム)」と「画像に表示された文字」を入力する画面が表示されます。指示された通りに入力をして、次へすすみましょう。

ステップ2では、「性別」「年齢」「国/地域」を入力する欄が表示されます。間違えないように入力をしたら、次へをタップしてください。

以上で登録は完了です!とても簡単ですよね。以下の画面が表示されたら、「はじめる」をタップしましょう。ニックネームなどはアプリのプロフィール画面から変更ができますので、あまり悩まず登録をすすめてくださいね。

登録が完了したら、ミクチャ動画のトップ画面へ移動します。どんな動画をつくればいいかわからない方は、他の人の動画もチェックしてみましょう。
動画のサイズ制限は?
ミクチャ動画における動画サイズの上限は3MBです。これはミクチャ動画上で動画を撮影する場合、約1分程度の動画で超えてしまう程度のサイズ。ミクチャ動画は普通に動画撮影をしたら1分程度と覚えておきましょう。再生時間の制限は?
たとえ3MBに到達していなくても、ミクチャ動画の最長再生時間は3分間と決まっています。動画の画質を落としたり、画像のように動画よりも容量が軽いものを使ってミクチャ動画を作れば、1分間を超える動画の作成も可能ですが、3分以上の動画は作れないので注意してくださいね。ミクチャ動画の作り方《基本編》
ミクチャ動画への登録が完了し、サイズや時間制限について理解ができたら、実際に動画を作ってみましょう。まずはミクチャ動画上で動画を作る基本的な手順について、画像と共に紹介します。撮影して動画を作る
まずはミクチャ動画アプリから動画を撮影する方法です。アプリを開くと以下の画面が表示されますので、画面下部中央のムービーマークをタップします。

すると以下のように2つの選択肢が表示されます。ここでは「動画を作る」を選んでくださいね。

動画作成画面にうつりました。画面に下の方に3つの選択肢が表示されるので、「撮影」をタップしましょう。

撮影画面に切り替わったら、画面の下部中央にピンク色の丸が表示されます。これがスタートボタンなので動画撮影をスタートさせたいタイミングでタップしましょう。

スタートボタンは丸いボタンでしたが、撮影を開始すると四角のボタンに代わります。これがストップボタンなので、動画撮影を終了したいタイミングでタップしましょう。これで動画の撮影は完了です。

撮影した動画の確認画面が表示されます。動画を投稿する前に内容を確認しておきましょう。その後、右上のチェックボタンを押します。

動画のカバーを選択する画面に切り替わりました。別名サムネイルとも呼ばれ、この動画が投稿一覧に並ぶときに表示される画面のことを指しています。どんな動画か一目でわかる部分を選びましょう。

動画の編集が完了したら、投稿画面に切り替わります。

保存してあるデータで動画を作る
ミクチャ動画ではすでに保存した動画や画像を使って動画の作成もできます。その場合は保存したデータをインポートして動画作成を行います。先ほど紹介した通り、ミクチャアプリを開く→ムービーマークをタップの手順を踏むと、以下のような画面が表示されますので、「インポート」を選択しましょう。




音楽を付ける
ミクチャ動画では自分好みの音楽を動画に合わせられます。まずは上記で紹介した手順で動画を撮影・インポートしてください。すると以下のような画面となりますね。

この時に、画面の下部にある「BGMを設定しましょう」をタップしてみましょう。

他にもiTunesからは自分が普段聞く曲を選べます。動画にセリフやうたを取り込めるので、声に自信がある方は音源を自作してみてもいいですね。

取り込む曲を決めたら、楽曲の再生開始のタイミングを選びます。開始する箇所が決まったら右上のチェックボタンをタップしましょう。

ミクチャ動画の作り方《画像切り替え編》
ミクチャ動画では複数の画像や動画を組みあわせて1本の動画を作成できます。その画像切り替えの方法について、みていきましょう!画像と画像
まずは画像と画像を繋げる方法です。以下の画面のように静止画同士がつながったような動画が完成します。



POINT
動画と動画
ミクチャ動画では、以下の画像のように、動画と動画を切り替える編集もできますよ。


画像と動画
画像と画像、動画と動画を繋げる編集を紹介しましたが、もちろん画像と動画の組み合わせも可能です。以下の画像は動画から画像に切り替わるミクチャ動画の一例です。



画像と画像・動画と動画・画像と動画の3パターンを上手に組み合わせることで、世界に1つしかないオリジナル動画をつくってみましょう。
ミクチャ動画の作り方《画像加工編》
「ミクチャ動画の作り方《画像切り替え編》」の画像と画像の切り替え方の中でも少し紹介しましたが、画像自体に加工を施すことで見栄えの良い動画をつくれます。どの加工アプリを使ってもいいのですが、ミクチャ動画と相性のいいアプリは以下の3つです。POINT
- LINEカメラ
- Phonto
- PicsArt
「LINEカメラ」
まずはLINEが提供しているカメラアプリです。こちらはミクチャ動画公式の編集アプリとして紹介されています。もしかしたらすでに使っている方も多いかもしれませんね。

POINT
- カメラ・動画撮影
- コラージュ
- ペイントで手書き文字
- ショップで購入したアイテムの使用
さらにLINEカメラにはショップもあり、さまざまな種類のスタンプやフレーム加工を購入して使用できちゃいます。コミカルでかわいいミクチャ動画を作りたい方におすすめのアプリです。
LINE Camera - 写真編集 & オシャレ加工

開発:LINE Corporation
掲載時の価格:無料
Ver:iOS 14.2.9 / Android 14.2.13
App Storeでダウンロード Androidアプリを
Google Playでダウンロード
「Phonto」
画像アプリを使ったことがない方や、機能が多すぎる画像アプリよりもわかりやすいものを使用したい方におすすめなのが、Phontoという画像加工アプリです。

POINT
- 画像のトリミング
- 文字入れ/フォント変更
- シンプルなスタンプ
また、ハートマークや吹き出しなどのシンプルなスタンプが搭載されており、画像のトリミングやサイズ変更などの基本的な操作はこのアプリで網羅できるので、まずはPhontoで画像加工に慣れるのがおすすめです。
Phonto 写真文字入れ

開発:Yusuke Horie
掲載時の価格:無料
Ver:iOS 4.9.3 / Android 1.7.62
App Storeでダウンロード Androidアプリを
Google Playでダウンロード
「PicsArt」
高度な画像加工に挑戦したい方におすすめなのが「PicsArt」。こちらは本来有料の画像加工アプリですが、無料版でも十分すぎる程の機能を兼ね揃えています。ミクチャ動画ユーザーに限らず、多くの人から「たいていの加工はこのアプリ1つで何とかなる」と言われているほどです。ちなみにPicsArtを利用していると、たびたび有料版へのお誘いが通知されます。そこで「無料トライアル」を選択すると、3日後から有料プランに変更となり料金が発生しますので、まずは無料で利用したいと考えている時は注意しましょう。

PicsArtはとにかく多機能が魅力!加工の種類の多さはメニュー画面を見るとよくわかります。編集画面を開いてみると、左からツール・エフェクト・美しくする・ステッカー・切り抜き・文字・写真の追加・フィット・ブラシ・枠線・アートレイヤー・ペイント・レンズフレア・図形マスク・フレーム・吹き出しと、ずらりとメニューが並んでいます。
全部は紹介しきれませんが、たとえばツールを開いてみると、切り抜き・リサイズ・反転といったおなじみの機能から、色強調・ぼかしといった色彩に関する編集、伸縮・モーション・遠近補正などのあまりなじみのない機能まで搭載されています。
LINEカメラやPhontoを使っていて、もう少し上級者向けの加工をしてみたいと感じた方は、ぜひ一度ダウンロードして使ってみてくださいね。
PicsArt 写真&動画編集アプリ

開発:PicsArt, Inc.
掲載時の価格:無料
Ver:iOS 14.0 / Android Varies with device
App Storeでダウンロード Androidアプリを
Google Playでダウンロード
ミクチャ動画の作り方《応用編》
基本的なミクチャ動画の作り方はマスターしていて、もう少し凝った動画を作りたいと考えている方には、これから紹介する応用編がおすすめです。上で紹介した画像加工アプリも使っておしゃれでオリジナリティのある動画づくりに挑戦しましょう。文字の入った編集
まずは文字の入った編集です。画像に文字を追加することで、見ている側にもわかりやすい動画を作成できますよ。まるでアルバムのようなミクチャ動画を作ってみましょう。文字の入った編集には、先ほど紹介したLINEカメラのアプリを使います。

LINEカメラを開いたら、アルバムをタップしてください。

すると、スマホ内の画像一覧が表示されるので、編集したい画像を選択します。右下の編集をタップしましょう。

画像が表示されました。続いて文字を入力していきましょう。画面下部分に「T」と書かれたテキスト追加ボタンをタップします。

すると、文字入力画面が表示されました。入力したい文字列をここに入力してください。入力が完了したら、右上にある「次へ」をタップします。

「次へ」をタップするとフォント選択画面が表示されます。フォントによって与える印象も異なりますので、自分のイメージに合ったフォントを選んでくださいね。

フォントを選ぶと先ほど選んだ画像の上に入力した文字列が表示され、画面下部にカラフルパレットが表示されます。文字色やスタイルを選んだら文字入力が完了です。

ちなみに「Phonto」というアプリでも文字入力の編集は可能です。Phontoは英語のフォントの種類がとても豊富なので、日本語はLINEカメラで、英語はPhontoで作成するなど、使い分けもおすすめですよ。
LINEスタンプを使った加工
トークアプリLINEには、星の数ほどのスタンプが存在しますよね。有料でスタンプの購入もできるので、お気に入りスタンプをミクチャ動画に取り入れたいと考えている方も多いのではないでしょうか。実はLINEアプリからLINEスタンプを使った画像加工が可能です。その手順を紹介します。まずはLINEアプリを起動させてください。

続いて誰のものでもいいのでトーク画面を開きましょう。すると画面下に画像のマークが表示されます。

画像ボタンをタップすると、画像選択画面が表示されます。編集したい画面を選ぶと以下のような画面となりました。右上にあるスタンプマークをタップしましょう。

すると、スタンプ選択画面が表示されます。購入したスタンプの使用も可能です。お好きなスタンプを選んでタップしましょう。

画像の上に選んだスタンプが表示されました。このようにLINEスタンプを画像に追加できますよ。スタンプ編集が終わったら、画面左下の保存ボタンをタップしましょう。

ページをめくる切り替え
ミクチャ動画を見ていると、まるで本のページをめくっているような編集で画像が切り替わるものがありますよね。少し手間はかかりますが、無料版のPicsArtを使えば簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。まずはPicsArtを起動しましょう。

以下の画面が表示されたら、画面下部中央のプラスマークをタップして、編集したい画像を選びます。今回は画像Aをめくると画像Bが現れる編集にしたいので、まずは画像Aを表示させてくださいね。

画像Aが表示されたら、画面下部にある「ツール」を選択します。

ツールのメニューが表示されるので、「遠近補正」を選んでください。

すると画像を傾ける編集ができるようになります。これを画像Aの場合は「5度」「10度」「15度」「20度」の合計4枚を作成します。5度傾けたら保存、さらに5度傾けて保存…のようにすすめてくださいね。

続いて画像Bの編集をします。画像Bは画像Aとは逆に、「-5度」「-10度」「-15度」「-20度」の4枚を作りましょう。


パソコンで文字を打っている風の演出
画像の上に歌詞が一文字ずつ表示されるようなミクチャ動画を見たことはありませんか。専用アプリが必要なイメージのあるこちらの加工ですが、Phontoを使って作成ができます。まずはPhontoを開いてください。

編集したい画像を表示させると以下の画面になります。文字を入力したい箇所をタップすると「文字を追加」のタブが表示されるので、こちらをタップしましょう。

すると文字入力画面が表示されます。ここに入力したい文字を一文字ずつ入れていきます。入力できたら「完了」をタップしましょう。

今回は「小さな飛行機」の文字列を入力していました。この場合は「小」「小さ」「小さな」…のように、1文字ずつ増やした画像を合計6枚作ります。
この時に注意したいのが、一文字ずつ追加していった結果、スペースが足りなくなってしまうこと。例えば以下の画像で「小さな飛行」と入力した時点で右端まで文字が埋まってしまい、「機」の文字を入れるスペースがなくなってしまった場合です。
これを防ぐためにも最初に表示させたい文字列を一度入力してみて、文字サイズや間隔をしっかりとイメージしてから取り組んだ方が上手くいきますよ。
6枚の画像が完成したら、ミクチャ動画上の編集にうつりましょう。順番に画像を並べるのですが、歌詞に合わせる場合はタイミングも考えて間隔を決める必要があります。

かなり手間がかかる編集ではありますが、完成した時の達成感や完成度の高さはひとしおです。ぜひ挑戦してみてくださいね。
ミクチャ動画を楽しく使いこなそう♪

動画を投稿するだけでなく、共有したり他の人が作った動画を閲覧することも可能なミクチャ動画は、工夫次第ではかなり完成度の高い動画を作成できます。ミクチャ動画における知っておきたいルールは以下の2つです。
POINT
- 動画の上限サイズは3MB
- 動画の最長再生時間は3分間
POINT
- LINEカメラ(ミクチャ動画公式)
- Phonto(英字フォントの種類が多種多様!)
- PicsArt(有料登録しなくても、多種多様な加工が可能)