YouTubeの動画を見る中で、『動作が重い』と困ってしまうタイミングはありませんか?

サクサクと動画を視聴できないとストレスですよね。

今回は、Googleのブラウザ『Chrome』を利用してYouTubeを見ている際に、重いと感じた時の原因と対処をご紹介していきます!

PCだけでなくスマホ版のGoogle Chromeでできる対処方法についても解説していくので、持っている機器に併せて操作してください。





Google ChromeでYouTubeを視聴したら重い!原因は?



まずはブラウザアプリ『Google Chrome』でYouTubeの動画が重いと感じたときの原因について解説していきます。

スマホアプリでは気軽に再生できますが、ちょっとしたことが原因で遅くなりがちです。

PCの場合はせっかく大きなデスクトップで再生できても、映像が途中でストップしてしまっては残念ですよね。

たしかにGoogle Chromeはパフォーマンスが安定している点が良いですが、必ずと言っていいほど動画が重く感じることがあります。

すぐに改善される場合もあれば、全く良くならないということもあるはずです。

今動作の問題でストレスに感じている方は、以下がその原因かもしれません。

最もよく考えられる原因を5つご紹介します。

タブを開きすぎている



1つ目に紹介する原因は、タブを開きすぎてしまっているということです。

同じChromeを使っていても、別の検索をするときはタブを新しくすることがよくあります。

タブを活用することで毎回画面を読み込みなおさずに同時進行で複数のタスクができるので、たくさんのユーザーが多用しているはずです。

しかし、このタブ機能は同時に使えば使うほどパフォーマンスに影響を与えます。

CPUやRAMの使用率が高くなるので、動作をするために必要なメモリが少なくなることが考えられるでしょう。

これに関しては、タブを最小限まで閉じるだけでOKです。

インターネット回線に問題がある



2つ目に紹介する原因は、ネットワークについてです。

YouTubeの動画を再生するには、安定したネットワークが必要になります。


自宅などのWi-Fiに接続した上で動画を視聴してみてください。

Chrome・スマホ・PCのバージョンが古い



3つ目にピックアップする原因は、アプリや機器のバージョンが古いということです。

多少古いものでも全く使えないということではありませんが、できるだけハイパフォーマンスで利用するためには、最新の状態である方が望ましいでしょう。

Chromeのアプリだけでなく、今使っているPCやスマホのOSに関してもバージョンを確認しておくことをおすすめします。

ただし、機種によってはサポート外となり、バージョンアップができない場合があるので注意が必要です。

他の拡張機能が影響している



4つ目に挙げる原因は、他の拡張機能が影響しているということです。

Chromeでは、拡張機能を追加して使いやすい環境を構築できます。

無料で追加できるものも多いので便利ではありますが、場合によっては相性が悪くパフォーマンスに影響を与えてしまうこともあるでしょう。

心配な方は一度拡張機能をすべてオフにしてみることもおすすめです。

キャッシュが溜まっている



5つ目に考えられる原因は、キャッシュが溜まっているということです。

PCやスマホでは、動画を見たり一定の動作をしたりする際に、スムーズな動きができるように一時的なデータを保存します。

不要なキャッシュが多くなると、逆に動作が遅くなってしまうことがあるので、定期的にリフレッシュしておくと良いでしょう。

詳しいやり方については後ほどご紹介します。


Google ChromeでYouTubeを視聴したら重い!《まずはこれをやってみて!》



YouTubeの動作が重い原因が特定できない場合でも安心してください。

こちらでは、簡単にできる対処法を5つ挙げていきます。


Chromeをアップデートする



まずはChromeのアプリをアップデートしてみてください。

スマホの場合はアプリストアで確認します。

iPhoneの方はAppStoreを起動して更新が必要なアプリがあるかをチェックし、Androidの場合はGoogle Playから確認してください。

アップデートがある場合には『更新』という項目が表示されているので、目安にしてください。

PCの場合は初期設定から自動的に更新されるケースが多いです。

スマホ・PCのOSが最新か確認する



次に挙げられる対処としては、スマホやPCのOSが最新かを確認するということです。

YouTubeは多くのOSで利用できるので、これについてはそれほど心配要りませんが、あまりにも古い機種を使っている方のみチェックをおすすめします。

かなり古いものだとそのOSが新しいアプリに対応できなくなり、サポート外という扱いになることが多いです。

YouTube動画の画質を下げてみる



次に紹介するのは、YouTubeの画質を下げるということです。

画質を上げれば上げるほど見やすくなるのは良いですが、それと引き換えにパフォーマンスが重くなっていきます。

ある程度スペックの高いPCでは問題ありませんが、無理に画質を上げなくても十分楽しめるケースがほとんどです。

画質を下げるには、動画画面右下にあるお馴染み『歯車アイコン』から『画質』を選択して変更できます。

通信速度が3Mbps以上あるか確認する



次に紹介する対処は、通信速度のチェックです。

速度が3Mbps以上あることを確認してください。

これよりも下回ってしまうと動画の再生に影響を与えることになります。

今一度確認し、できるだけ安定した回線に接続させてください。



Google ChromeでYouTubeを視聴したら重い!対処方法《スマホの場合》



ここからは、スマホでYouTubeを視聴する際に動作が重く感じられる場合の対処方法を解説していきます。

スマホの場合は専用アプリを利用する場合に、上記と違った対処で改善される可能性があります。

Google Chromeで視聴するよりも、専用アプリで見ることが多い方は以下の項目も是非確かめておいてください。

全部で4つの対処をピックアップしますよ。

YouTubeアプリをアップデートする



1つ目に挙げるのは、専用アプリを更新してみるということです。

iPhoneはApp Storeから、AndroidはGogle Playからチェックしましょう。

プリインストールで用意されているスマホについても定期的にアップデートしておく必要があります。

新しい機能なども続々と追加されているので、必ず最新の状態にしておきましょう。

履歴・キャッシュを削除する



次に紹介するのは、履歴やキャッシュを削除するということです。

これについては先ほど説明した方法と同様になります。

Androidの操作例ですが、「スマホのアプリ設定」を起動してこの中から『YouTube』を見つけます。

『ストレージとキャッシュ』のメニューをタップして、『キャッシュを削除』を選択することでリフレッシュ可能です。削除してもユーザー情報は残っているので安心してください。


同様に、Google Chromeのアプリのキャッシュも削除してしまいましょう。

履歴に関しては、Chromeのメニューで『履歴』をタップすることで整理できます。


※ただし、Androidの機種によっては操作方法が異なる場合があるので注意してください。

本体を再起動する



また、端末本体を再起動することもおすすめです。

一時的なエラーや原因不明の不具合が発生しているときには特に有効な解決手段なので、ぜひ試してみてください。


プライバシーの設定を見直そう



次にプライバシーの設定を見直してみることも有効です。

Chromeアプリの『設定』を起動し、『プライバシーとセキュリティ』を選択してください。

この部分から先ほど紹介した履歴、そしてCookieやキャッシュデータを整理することが可能です。より詳しくデータを消去したい方はこちらも見直しておきましょう。



【PC】Google ChromeでYouTubeを視聴したら重い!対処方法《データの削除》



ここからは、PCでYouTubeの動画が重く感じる場合の対処法について説明していきます。

まずは『データの削除』です。

不要なデータを削除することで、パフォーマンスをよりスムーズにさせることができます。

ブックマークを削除する



早速、ブックマークを削除してみましょう。

Chromeにはお気に入りのページを一覧として残せる『ブックマーク』の機能がありますが、あまりにも膨大な量を保存していると、パフォーマンスが低下するかもしれません。

削除したいブックマークの上で右クリックし、『削除』を選択することで簡単に削除できます。


検索履歴を削除する



次に、検索履歴も削除してみましょう。右上の設定メニューから『履歴』を選択し、画面を移動し『閲覧履歴データの削除』から可能です。『閲覧履歴』にチェックを入れて削除してください。



キャッシュの削除をする



次にキャッシュの削除をしてみましょう。上記と同じやり方で閲覧履歴データの削除メニューを表示します。『キャッシュされた画像とファイル』にチェックを入れて『データを削除』をクリックしてください。


ブラウザのメモリを解放する



最後にブラウザのメモリを解放しましょう。メニューから『その他のツール』を選択し、『タスクマネージャ』を開きます。


不要な拡張機能などがあったら選択して、『プロセスの終了』でメモリを解放してください。



【PC】Google ChromeでYouTubeを視聴したら重い!対処方法《ブラウザ》



ではここからは、『ブラウザ』の視点からYouTubeの動作不良を改善させる方法について見ていきます。

こちらでは4つの項目をピックアップするので、それぞれ試してみてくださいね。

実験機能を停止する



1つ目にピックアップするのは、実験機能の停止です。アドレスを入力する枠に『chrome://flags/#enable-quic』を入力し、次の画面で『Experimental QUIC protocol』を無効にします。


拡張機能を見直す



また、拡張機能についても見直すことがおすすめです。

便利ツールをいくつも導入できるのは良いですが、要らないものまで追加してしまいがちです。

必要最低限のみの拡張機能にしておきましょう。


他のタブを閉じる



基本的なことにはなりますが、他にタブを開いていないかチェックしてこまめに閉じることもポイントです。

新しく開いているウィンドウやタブをYouTubeに絞って、再生してみてくださいね。

グラフィックドライバーを確認する



また、PCにインストールされているグラフィックドライバーの能力が原因である場合も考えられます。

標準のものだと、解像度を上げた時にカクカクした動作になってしまう可能性が高いです。

すぐにできる対処法ではありませんが、ゲーミング用のものに取り換えることで、かなり向上できます。


【PC】Google ChromeでYouTubeを視聴したら重い!対処方法《設定》



ここからは、『設定』にフォーカスして動作が重いときの対処を解説していきます!

以下で3つの項目を説明するので、必要に応じて操作できるようにしておいてください。

少し応用的な操作ではありますが、一度覚えておくとかなり便利ですよ。

セキュリティ設定を確認する



1つ目にピックアップするのは、セキュリティ設定の確認です。

PCに何らかのウイルス対策ソフトを入れて使っている方はこの設定レベルが高くなり、脅威と誤認識されてしまっているかもしれません。

一度セキュリティレベルを下げた上でYouTube動画を再生してみてください。

これに関してはアプリによって操作方法が異なるので、マニュアルなどを読んでから設定変更を行うことをおすすめします。

ただし、セキュリティレベルを下げることで、そのソフトの機能が緩くなります。

バランスを考慮しながら設定してくださいね!

プロキシの設定を見直す



また、インターネットのプロキシ設定を見直すこともポイントです。

プロキシの自動検出機能を無効にすることで、動作が改善されることがあるので、ぜひ試してみてくださいね。

Google Chromeのアプリから設定メニューを開き、『設定』を起動してください。次に下までスクロールすることで『詳細設定』のメニューが表示されます。これをクリックして、さらに項目を表示しましょう。


詳細設定メニューから『プロキシ設定を開く』の項目を見つけて開きましょう。


開かれたプロキシ設定画面で、『設定を自動的に検出する』を無効にしてみましょう。スイッチをクリックすることですぐに切り替わります。


あとは、もう一度YouTubeの画面に戻って動画を再生してみてください。

改善されない場合は別の対処も試してみましょう。

Chromeを64bitに変更する



次に紹介するのは、Chromeを64bitに変更することです。

少し応用的な話になりますが、32bitバージョンよりもパフォーマンスを改善させられます。

ただし、64bitに対応しているPCであることが必須です。

知らずに32bitを使っていたというケースもあるので、今一度チェックしてください。

タスクマネージャーを起動することでChromeの表示から32bitかどうかを確かめられます。

『Chrome 32bit』のような表示がタスク一覧にある時は64bitにすることがおすすめです。



何をしてもChromeでYouTube視聴が重いときは?



最後に、どうしてもChromeでYouTube視聴が重いときの最終手段をご紹介します。

これまで解説した内容を試しても上手くいかない場合の最後の砦としてチェックしてください。

他のブラウザで視聴する



Chromeであらゆる対処を行っても全く解決されないときは、ブラウザを変更してみましょう。

YouTubeをChromeで視聴してきた方は、例えばWindowsプリインストールの『Edge』を利用するなどのやり方です。

ブラウザによって使い勝手が異なるので、慣れるまでは少し使いにくいかもしれませんが、これで解決できれば原因は前に使っていたブラウザアプリにあることが判明しますね。

アップデートを待機することで解決される可能性もあるので、しばらくは別のブラウザでしのぎましょう!

スマホアプリに関しては、かなりの数のブラウザがアプリストアで提供されているので、安全なものを選ぶようにしてください。

時間を置いてからアクセスする



次に紹介するのは、時間を置いてから再度YouTubeにアクセスしてみるということです。

稀にシステム障害などの理由で、全体的にサービスがストップすることがあります。

この場合はサーバーに原因があるので、自分で解決できる方法は基本的にはありません。

無理して何らかの対処を試してしまうと、新しくトラブルが発生する可能性もあります。

ただ改善されるまで待つしかないので、公式の発表などをこまめにチェックしながら待機してください!


正しく対処してYouTubeを快適に!



今回はYouTubeの動画が重く感じられた場合の原因と対処法について紹介してきました。

ぜひこの記事を参考にして快適にYouTubeで動画を視聴してください。
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