配送の方に何度も届けに来てもらったという方もいるのではないでしょうか?そんな、なかなか荷物を受けとれなくて気まずい思いをされた方にピッタリなのが置き配指定サービスです。
置き配は非常に便利なサービスですが、「勝手に置き配された」「置き配された荷物が盗難にあった」など、何かとトラブルも聞こえてくる厄介なサービスでもあります。
この記事では、置き配がどんなサービスなのかに軽く触れ、置き配で起こりがちなトラブルである「勝手に置き配」について、原因や対処方法などについてまとめています。
勝手に置き配されて困っているという方や、これから置き配を使ってみようと思っているけど不安があるという方は、ぜひ読んでみてください。
【Amazon】置き配指定サービスとは?
まずは、Amazonの置き配指定サービスについて、説明していきます。
場所を指定すると配送業者が荷物を置いてくれる
置き配指定サービスは、Amazonで注文を確定する際に設定出来るサービスです。配達業者が荷物を手渡しせずに、在宅でも留守でも指定されたところに荷物を置いてくれるという配送オプションです。
置き配は対象エリアが限られています。また、対象となっているエリアでは、特に置き配についてなにも設定していない場合は玄関への置き配が初期設定です。対象のエリアについては、こちらの下の方に書いてありますので確認してください。
1度置き配にすると、次回の配達でも設定が引き継がれます。毎回場所を選択したりしなくていいので楽ちんです。「前回置き配だったけど、今回は受けとりたい」というようなときは、注文の画面で変更出来るのでご安心ください。
赤枠部分で変更出来ます。

配送に指定出来る場所はどこ?
置き配に指定出来るのは、次の6ヶ所です。
・玄関
・宅配ボックス
・ガスメーターボックス
・自転車かご
・車庫
・建物内受付/管理人
この6ヶ所の他、目印やアクセス方法を書いておくことも可能です。例えば玄関に置いてほしい場合、「門扉の先の玄関」や「車庫の後ろにある玄関」という感じに記載すればOKです。配達してくれる人がどこに置けばいいか、どういう風に置けばいいか迷わないように書きましょう。
置き配されたくない場合も、置き配の場所を設定する画面で選択出来ます。荷物を直接受けとるというときは、設定を変えるようにしましょう。

指定していないのに「勝手に置き配された」というトラブルも
困ったことに、置き配にしていないのに勝手に置き配されたというトラブルが各所で起きているようです。原因として考えられるのは、次の2つです。
①配送の設定が初期のまま
②配送業者のミス
①配送の設定が初期のまま
2021年5月現在、置き配について何も設定しなければ「玄関に置き配」となってしまっています。なので、意図せず置き配となっている場合は、一度配送の設定を見直してみるのをおすすめします。
②配送業者のミス
Amazonの置き配でトラブルになるのはこちらです。①に関しては、自分のミスでもありますが、こちらに関しては事前にどうこう出来ることではありません。事後になって苦情を入れるくらいしか出来ることがないでしょう。今回の記事では、こちらの問題を主に扱っていきます。
【Amazon】「勝手に置き配された」事例をご紹介
では、「勝手に置き配された」とは具体的にどんなことを指すのでしょうか。ここでは、その事例を紹介します。
在宅中にも関わらずインターホンを押さずに置き配された
一見トラブルに見える内容ですが、実は置き配にしているのであればこうなるのが普通です。置き配は、「在宅でも留守でも、商品を指定された場所に置いていく配送オプション」です。なので、家主が在宅であっても、チャイムなどを鳴らさずに荷物を置いていくのが正しい配達方法です。
「置き配にしていても、在宅していれば手渡ししてくれるけど?」という方もいると思いますが、それは配送業者が置き配NGか、善意で行ってくれているサービスということになります。どの業者でもやってくれるとは限りません。
置き配にしていないのに、インターホンを押さずに置き配されたのであれば配送業者のミスです。記事の後半の「勝手に置き配されたらAmazonに連絡しよう!」を参考に対応するようにしましょう。
置き配を設定していないのに不在時に置き配された
「置き配をしない」としているにもかかわらず、不在時に玄関などに商品を放置して行かれた場合は、完全に業者のミスになります。Amazonや配送業者に苦情を入れて当然のトラブルと言えます。
これとは逆に、「置き配にしているのに不在票が入っていた!」ということもあるようです。
そして、「まったく置き配の設定していないのに置き配された!」という方は、置き配の初期設定である「玄関に置き配」となっている可能性が大です。Amazonや配送業者に連絡を入れる前に、一度設定を見直してみましょう。
食品なのに勝手に置き配された
Amazonでは、商品ごとに置き配が出来るかどうかが決められていて、食品であっても「置き配出来る」となっていれば置き配されます。
暑かったり寒かったりする日は、常温保存の食品であっても置き配は不安です。置き配されたくないというときは、食品があるときは置き配しないようにするか、後述する「【Amazon】勝手に置き配される!確実に避ける方法はある?」を参考にして対処してみましょう。
【Amazon】勝手に置き配されるトラブルが続出する背景
置き配をしていない設定なのに置き配されたりといったトラブルはなぜ起きるのでしょうか?それには、次に挙げるような背景があるようです。
デリバリープロバイダが増加している
デリバリープロバイダとは、Amazonが提携してる運送業者のうち、佐川やヤマトといった大手の業者ではなく、一部の地域でのみで営業しているような配送業者を指します。大手配送業者の人手不足などの理由により、Amazonからの荷物がデリバリープロバイダから届くことが増えています。
大手であっても「荷物がへこんでいる」といったトラブルはよくあることです。配送の丁寧さやサービスはデリバリープロバイダによってまちまちで、運が悪いと最悪な対応をされることも考えられます。
Amazonでは配送業者の指定が出来ない
Amazonでは配送業者を選ぶことが出来ません。裏技的な方法を使えば出来なくもないのですが、基本的に選ぶことが出来ないので、数ある配送業者の中からサービスの悪い配送業者にあたる可能性はあります。
配達員の過剰な量の荷物ノルマ
毎日膨大な量の荷物を配達している配達員の方々の中には、疲れから荷物の扱いが悪くなったり、置き配の場所を間違ったりといったうっかりミスをしてしまう人も出てくるようです。
勝手に置き配されたらAmazonに連絡しよう!
配送業者のミスで勝手に置き配された、置き配にされたことで雨で濡れたり盗難にあってしまったといったトラブルが起きた場合は、Amazonのカスタマーサービスに連絡してみましょう。商品を交換してくれるといった補償を受けることが出来るかもしれません。
Amazonのカスタマーサービスに連絡を入れれば、配送業者にも連絡をとってもらえます。それぞれに連絡を入れるのは二度手間になってしまうので、Amazonにだけ連絡を入れるのが正解でしょう。
連絡の仕方は、こちらを参照するようにしてください。
【Amazon】勝手に置き配されるとこんなリスクも
意図せずに勝手に置き配されると、次のようなリスクが考えられます。
天候などにより荷物が破損する
雨や雪など、荒天の日に置き配されてしまうと荷物が破損してしまうことが考えられます。これは、「勝手に」でなくても置き配されると発生するリスクでもあります。
置き配されるのがわかっていれば、濡れない場所に置いてもらうようにしたり、宅配ボックスに入れてもらうなどあらかじめ対処出来ますが、勝手に置いて行かれては対処のしようがありません。
玄関前では盗難リスクがある
勝手に置き配された場合、かなりの確率で玄関前に置いて行かれます。人通りの少ない道からすぐ玄関といったような場合、誰かに荷物を盗まれてしまう可能性がどうしても出てきます。
不在の時はもちろん、家に誰かいたとしても、チャイムも押されずに置き配されてしまっては、長時間荷物がそのままになってしまいます。勝手に置き配されてしまうと、荷物の盗難リスクがかなり上がってしまいます。
商品が盗まれたらどうする?
Amazonでは、置き配で配送状況画面で「お届け済み」となっているのに商品が届いていない場合などのトラブルが起きた時は、商品の再送や返金に対応しています。
もしも商品が盗まれてしまった場合は、焦らずカスタマーサービスに連絡して、状況を説明してみましょう。
【Amazon】勝手に置き配される!確実に避ける方法はある?
勝手に置き配されると、いろいろと困ったことが起きることが分かったかと思います。では、置き配を確実に避ける方法はあるのでしょうか?ここでは、置き配を確実に避ける方法について説明していきます。
コンビニやAmazon Hub、ヤマト運輸営業所で受けとる
お届け先が自宅などの家屋となっていると置き配されてしまいます。つまり、コンビニやAmazon Hub、ヤマト運輸営業所で受けとるようにすれば、自宅に届けられることがないので置き配になることはありません。
もちろん、近所にAmazon Hub、ヤマト運輸営業所があればそちらでも構いません。置き配されて困っているという方は、ぜひ利用してみましょう。
ちなみに、Amazon.co.jpが配送する商品のみがこれらの受けとり場所から受けとることが出来ます。他の出品者が配送する場合は使えないのでご注意ください。
その他、対象外になる荷物など確認したい場合は、こちらのヘルプで確認してみてください。
Amazon内で食品スーパー「ライフ」を利用する
食品に限りますが、Amazon内で食品スーパー「ライフ」を利用すれば置き配になることはありません。このサービスは置き配に対応していないからです。Amazonの配送ネットワークが使われるとのことで、へんな配送業者にあたることもありません。
注意点としては、2021年5月現在このサービスの対象エリアが関東圏のみというところです。ほとんどの地域で使えないので、置き配の回避方法としてはイマイチかもしれません。
Amazonなら配送トラブルが起きても安心!
ここまで、Amazonの置き配がどんなサービスなのかや、置き配が始まったことで起きてしまったトラブルである「勝手に置き配」について、原因や対処方法など説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
置き配は、非常に便利なサービスである反面、トラブルも多いサービスです。
しかし、Amazonではトラブルにあった荷物に対しての保証がしっかりしています。もし荷物に不具合があったときは、カスタマーサービスに問い合わせてみましょう。