動画を書き出すことで、いつでも見られるビデオデータにできますが、この際に「フォーマット」の指定が必要になります。
そこで、今回解説するのは、「iMovie」やその他ソフトで動画をMP4形式で書き出す方法についてです!
基本的な知識から実際にソフトを操作して書き出す手順、問題が発生した場合の対処方法に関しても一通り説明していきます。
「iMovie」動画サイズをMP4にして書き出したい!《基礎知識》
本題であるMP4に変換する方法を紹介する前に、まずは基本的な知識の説明から始めます。
MP4というと、汎用性が比較的高く、あらゆる機器で映像の出力が可能です。
とても便利な保存形式ではありますが、「iMovie」を使っていると、意図した通りの形式でうまく保存できないといった問題に直面します。困っている方はこちらをチェックしてくださいね!
「iMovie」ではMP4・MOVのプロジェクトの保存しかできない
実は「iMovie」を利用してファイルを操作すると、書き出しは「MP4」や「MOV」しか指定できない仕組みになっています。
そのため、マイナーな形式で保存されている映像データに関しては、うまく動作しません。
編集でもエラーが発生するなどの問題が想定されます。では、どのようにすれば思った通りのフォーマットで書き出しできるのでしょうか?
他の形式で書き出したいときにはソフトを使うと便利
編集している動画をファイルとして残したいときには、形式を変換してくれるツールソフトを使うと便利です。
マイナーな形式のファイルなども自由に変更できるので、持っていると効率がアップします。
では、そのツールにはどんなものがあるのでしょうか?これについては後程おすすめをピックアップします!
以上、基本的なポイントを確認しました。
「iMovie」は、エクスポートできる形式がある程度限定されている仕様であることを理解したうえで編集を進めましょう!
「iMovie」動画サイズをMP4にして書き出しをする方法《Mac》
それでは、いよいよ本題に入ります。「iMovie」を使って編集した動画を「MP4」形式で書き出す手順についてです。
「iMovie」はMacの機器に搭載されたアプリなので、基本的にはApple製の端末を使います。
MacBookなどでももちろん使える方法なので、積極的に使ってみましょう!
読み込みから書き出しまで、ステップごとに説明を進めていきます。初めて編集する方は、1つずつ確認しながら操作してくださいね!
MP4で書き出すメニュー・プロジェクトを選ぼう
まず、「iMovie」を起動してください。
表示されたら早速書き出したい動画データを選びます。
編集したいものを指定して、「選択した項目を読み込む」もしくは「すべてを読み込む」から編集画面に反映させましょう。
編集画面にサムネイルやプレビューが表示されればこの操作は成功です!
プロジェクトの書き出し・複製・削除について
次に、編集の際に必ずといっていいほど使うことになる操作について紹介します。
保存について
編集した内容を保存したいときに書き出しを行います。
右上の送信アイコンをクリックし、メニューから「ファイルを書き出す」を選択してください。
あとは自由に保存スタイルを指定できます。
複製について
「編集」をクリックし、一覧から「プロジェクトを複製」を選択しましょう。
編集前のデータをセーブしたいときにおすすめです。
削除について
編集画面から消したいときは、同じく「編集」メニューを選択し、「削除」をクリックしてください。
基本的な動作については以上です。必要に応じて活用してください!
MP4で書き出す方法
それでは「MP4」形式で書き出す手順について紹介しましょう。
先ほど紹介したような手順で「送信アイコン」をクリックします。「ファイルを書き出す」からメニューを進めましょう。
「品質」をクリックし、選択メニューから「最高」以外を指定してください。
これで自動的にMP4で書き出しされます。
保存する方法
書き出しの指定が終わりましたら、PC内に保存してみましょう。
「次へ」をクリックしてタイトルを入力します。そして「保存」で完了です。
保存が終わったら動画の確認をしよう
保存が完了しましたら、その動画ファイルを再生してみましょう。
編集した通りでしたら無事終わりです。
問題が発生したようであれば、もう一度iMovieでプロジェクト調整してみてください。
「iMovie」動画サイズをMP4にして書き出しをする方法《ソフト》
ここからは、MP4で書き出せるソフトの中からおすすめを紹介していきます!
「iMovie」でうまく書き出せないときなどのために、ぜひ併せてチェックしてみてください。
今回ピックアップするのは、全部で5つです。
プロジェクトを開かなくても気軽に変更できるので、場合によっては時間の節約になるかもしれません。それぞれ見ていきましょう!
「究極動画変換 Mac」を使う
1つ目のおすすめソフトは、「究極動画変換 Mac」です。
PC用のソフトなので個別にダウンロードする必要があります。
また、こちらは有料のツールなります。快適に変換したい方におすすめです。
MP4への変換だけでなく、他のさまざまなフォーマットへ自在に変えることができます。
そして、カットや回転など細かい編集を加えることも可能です。
究極動画変換
「VLC media player」を使う
2つ目は、「VLC media player」です。
機能を無料で使えますので、どなたでも気軽に導入可能です。マルウェアなども含まれていないので、安心して使えるソフトだといえます。
起動後、「メディア」から「変換/保存」の項目を選択することで変換可能です。
また、これは再生用ソフトなので、視聴まで一気に可能にしてくれるメリットがあります。迷ったらこれがおすすめです!
VLC media player
「AnyMP4 動画変換 究極」を使う
3つ目は、「AnyMP4 動画変換 究極」です。
有料ですが、最初は無料体験もできます。高画質でハイスピードな変換を可能にしてくれるツールで、ネーミングの通り、MP4もしっかり対応しています。
独自の機能として、スクリーンレコーダーも内蔵されていますので、さまざまな用途に使用可能です。
ワンランク上のツールで変換してみたい方におすすめといえます。
ダウンロードは以下のリンクから可能です。
AnyMP4 動画変換 究極
「Online Video Converter」を使う
4つ目は「Online Video Converter」です。
これは今回紹介する中で最も簡単に変換できるツールで、ウェブ上で変換できるという強みがあります。
以下に設置したリンクにアクセス後「ファイルを開く」で動画を読み込ませ、「MP4」を指定して変換をクリックします。

Online Video Converter
「FonePaw スーパーメディア変換」を使う
5つ目は、「FonePaw スーパーメディア変換」です。
こちらは、すべての機能を使うには購入する必要があります。
変換機能には特徴があり、6倍速で処理を行ってくれます。
大量に変換したい場合など、効率を求めている方には良いでしょう。詳しくは以下のページからチェックしてみてください。
FonePaw スーパーメディア変換
「iMovie」動画サイズをMP4以外で書き出しする方法
ここからは、MP4ではない形式で書き出したい場合の操作について解説していきます。
映像をそのまま別の形式に変換するのであれば、上で紹介したようなソフトを使えば、簡単に変更できますよね。
しかし、場合によっては全く別の用途に使いたいときもあるはずです。例えば、映像を音源として残すときや、ネット上のサービスにアップロードするときなど、いろいろなシチュエーションが挙げられます。
そんなときにどのようにすれば良いのかを見ていきましょう。
実は、それほど難しく考えることはありません。適切なフォーマットを指定するだけで対応するデータを保存できるんです!
オーディオを書き出す場合
まずは、動画をオーディオとして書き出したい場合のやり方を説明します。
「iMovie」を使って送信アイコンから書き出しメニューに進めてください。
今度は「フォーマット」の項目に注目します。
これをクリックして選択肢から「オーディオ」を指定しましょう。
これで音源としてエクスポート可能です。映像が要らないときに設定してみてください!
「YouTube」へ書き出す場合
では次に「YouTube」にアップロードするための書き出し方法について解説します。
今では誰もが自分の動画を投稿できるようになり、YouTuberを目指す方も増えてきましたので、今後は必要になることが多いのではないでしょうか。
実は「iMovie」にはそのまま「YouTube」にアップロードできる機能が搭載されていますので、便利です。

送信アイコンにある「YouTubeおよびFacebook」をクリックしてください。
あとは解像度を指定します。
誰もが見やすい映像にするには「HD 1080p」を指定してから「次へ」をクリックしましょう。
「iMovie」動画サイズをMP4で書き出しするときに困ったら
最後になりますが、ここからは変換作業で困ったときの対処について解説していきます!
問題が発生した場合は以下をまず試してみてください。
USBのフォーマットをしてみよう!
1つ目の対処法は、USBのフォーマットです。
外部ストレージにエクスポートするときにはUSBメモリが健全な状態であることが求められます。データが破損しているものは一旦リセットすると良いでしょう。
ただし、今まで保存していたUSB内部のデータは全部消えるので注意してください。
Macの容量が不足しているかも?
2つ目は、Macの容量不足の解消です。
ストレージがいっぱいの場合は動画エクスポートで負担がかかります。不要なデータを一旦整理してからにしましょう。
Macを再起動しよう!
3つ目は、再起動です。一時的なエラーであればこれで解決できる場合があります。
原因がイマイチわからないときはトライしてください。Appleアイコンから「再起動」をクリックで可能です!
書き出しの解像度で「1080p」が選べないときは?
4つ目は、1080pの解像度が指定できないときの対処についてです。
これは「iMovie」にロードした動画の解像度がそれよりも小さいことが原因なので、これ以上の解像度に変更することはできません。
1080pを指定したいときは、読み込みの時点でそれ以上の解像度で保存されている動画を使いましょう。
iPhoneから書き出す場合は?
5つ目はiPhoneからエクスポートする場合です。
この場合は「送信アイコン」から「プロジェクトを書き出す」を指定することでできます。
AirDropなどを駆使すれば、端末間でプロジェクトのやり取りができるので、便利ですね!
「iMovie」でMP4に変換してみよう!
今回はMacのPCで使える動画編集ソフト「iMovie」において、MP4形式で動画をエクスポートする手順について解説してきました。
「iMovie」にはMP4で書き出しする機能が用意されているので、他のツールを別で使う必要がありません。
しかし、編集せずに変換のみ行うのであれば、変換専用ツールを使うこともおすすめです。
音声ファイルへの変更や「YouTube」にアップロードできる機能などもあるので、用途に合った形式のデータを作成しましょう!