「設定」アプリからGoogleアカウントにログインするだけで簡単に追加できますが、なぜかアカウントが追加できず困っている方も多いようです。
そこで今回は、iPhoneでGmailの設定ができない原因や対処法、正しいアカウントの追加方法について解説していくので、困っている方はぜひ参考にして下さい!
【iPhone】Gmail設定できない!まずは手順を再確認しておこう
iPhoneでGmailが設定できない方は、まず正しい手順を再確認して、もう一度その手順通りに設定を行ってみましょう。
手順①「設定」から「パスワードとアカウント」を選択
まずは、ホーム画面上にある「設定」アプリのアイコンをタップして、iPhoneの設定画面を開きます。
次に、画面を下にスクロールして「パスワードとアカウント」を選択しましょう。
手順②「アカウントを追加」→「Google」を選択
次に、「アカウントを追加」をタップします。
すると、「iCloud」「Google」「Yahoo」などの項目が表示されるので、Gmailを設定する場合は「Google」を選択して下さい。
手順③Googleアカウントにログインする
「Google」を選択するとログイン画面が表示されるので、まずはGoogleアカウントのメールアドレスまたは電話番号を入力して「次へ」をタップします。
次に、パスワードを入力して「次へ」をタップしましょう。
ログインに成功したら、「メール」が有効(スイッチの色が緑)になっている状態で画面右上の「保存」をタップして下さい。
「メール」が無効(スイッチの色がグレー)の状態だと、「メール」アプリにGmailが追加されないので注意しましょう。
これでアカウントの追加は完了です。
今後は、iPhoneの「メール」アプリでGmailを使うことができます。
【iPhone】Gmail設定できない原因
正しい手順通りに操作してもGmailを設定できない場合、以下の3つが原因として考えられます。
- パスワードが間違っている
- iOSのバージョンが古い
- 「Inbox」アプリが残っているから
では、以上の3つの原因をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
パスワードが間違っている
iPhoneでGmailのアカウントを追加するには、メールアドレス(または電話番号)とパスワードを入力してログインする必要があります。
入力したパスワードが間違っていると、当然ですがログインに失敗してしまうのでアカウントを追加できません。
パスワードを忘れてしまった場合は再発行できるので、後ほどご紹介する手順を参考にして再発行手続きを行って下さい。
iOSのバージョンが古い
Gmailが設定できないのは、iOSのバージョンが古いのが原因かもしれません。
Googleアカウントのログインの仕様はたびたび変更されていますが、iOSのバージョンが古いとそれに対応できず、アカウントが追加できないこともあります。
また、それ以外にも最新バージョンのアプリが使えない、不具合やセキュリティ上の問題が解消されないなどの様々なデメリットがあります。
そのため、iOSの最新バージョンが提供されたら早めにアップデートするようにしましょう。
「Inbox」アプリが残っているから
Gmailが設定できない時は、「Inbox」というアプリがiPhoneに残っていないか一度確認してみましょう。
「Inbox」というのは、2014年からGoogleが提供していたメールアプリなのですが、2019年にサービスが終了していて現在は使用することができません。
実は、このアプリが未だにアンインストールされていないと、Googleアカウントを追加する時にエラーが発生してしまうようです。
iPhoneに「Inbox」アプリが残っていた場合は、アプリ本体とデータを全てアンインストールしてからGmailの再設定を行ってみましょう。
【iPhone】Gmail設定できないときの対処方法
Gmailが設定できない原因別の対処方法は以下の通りです。
- パスワードを再発行する
- iOSを最新バージョンにアップデートする
- 「Inbox」アプリをアンインストールする
では、以上の3つの対処方法をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
パスワードを再発行する
パスワードを忘れてログインできない場合は、以下の手順でパスワードを再発行して下さい。
操作手順
これで再設定完了です。
そしたら、変更後のパスワードを使ってアカウントを追加して下さい。
iOSを最新バージョンにアップデートする
Gmailの設定ができないのはiOSのバージョンが古いからかもしれないので、最新バージョンが提供されていないか確認してみましょう。
提供されていたら、まず以下の準備を行って下さい。
- 念のためにiCloudなどでバックアップをとっておく
- ストレージの空き容量を十分に確保しておく
- 電波状態が安定しているWi-Fiに接続する
- iPhoneを充電器に挿しておく
準備を整えたら、以下の手順でiOSのアップデートを行いましょう。
操作手順
参照:Appleサポート
あとは、アップデートが完了するまでしばらく待ちましょう。
「Inbox」アプリをアンインストールする
2019年まで提供されていた「Inbox」アプリがまだiPhoneに残っていた方は、ホーム画面か「設定」アプリで「Inbox」をアンインストールして下さい。
ホーム画面から削除する場合
「設定」アプリから削除する場合
これでアンインストール完了です。
【iPhone】Gmail設定できない!グレーアウトのときは?
Gmailのアカウントを追加するには、「パスワードとアカウント」の「アカウントを追加」から設定を行う必要があります。
ですが、「アカウントを追加」の部分がグレーアウトしていて、タップしても反応しない場合があります。
では、グレーアウトしている原因とその対処方法を詳しく見ていきましょう。
機能制限(スクリーンタイム)が有効になっているのかも!
「アカウントを追加」の部分がグレーアウトしていてタップできないことがありますが、これは機能制限(iOS 12以降はスクリーンタイム)が有効になっているのが原因かもしれません。
機能制限でアカウントの設定の変更が許可されていないと、アカウントの追加・削除・変更が行えなくなります。
まずは、スクリーンタイム・機能制限の設定を開き、アカウント設定の変更が許可されているか確認してみましょう。
機能制限(スクリーンタイム)の設定を変更するには?
グレーアウトしていてアカウントが追加できない時は、スクリーンタイム・機能制限でアカウント設定の変更が許可されているか確認して下さい。
iOS 12以降の場合
iOS 11以前の場合
これで設定完了です。
スクリーンタイム・機能制限用のパスコードを忘れて変更できない場合は、iOS 13.3.1以前の機種ではiPhoneをiTunesに接続してリカバリーモードで初期化するしか対処法がありません。
iOS 13.4以降の機種であれば、初期化せずにスクリーンタイムのパスコードを復旧することが可能です。
それでもグレーアウトしている場合はiPhoneを再起動してみる
スクリーンタイム・機能制限の設定を変更したのに、それでも「アカウントを追加」がグレーアウトしている場合は、一度iPhoneの再起動をお試し下さい。
iPhone SE(第2世代)以外のiPhone X以降の場合
参照:Appleサポート
iPhone SE(第2世代)、8、7、6の場合
参照:Appleサポート
Gmailが設定できない原因を知って適切に対処しよう!
iPhoneでGmailの設定ができないのは、パスワードの入力ミス、iOSのバージョンが古い、「Inbox」アプリが残っているのが主な原因として挙げられます。
まずは、なぜ設定できないのか原因を突き止めてから、今回ご紹介した対処法を試してみましょう。
また、iPhoneでスクリーンタイム・機能制限が有効になっている方は、アカウントの変更が許可されているかどうかも確認して下さい。