整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

「美容は前向きでいるために必要」とヘアファンデーションを使って痛感した

去年くらいから、前髪付近の髪の薄さが気になっています。髪をいつも一つに結んでいるのですが、後ろ姿をチェックするたびに、「ここが…薄い!」と凹んでいました。

わたしは背が低いので、この光景を多くの人に上から見られているのか! と思うとそれもつらくてたまらず…。

1つでもネガティブな要素があると、人前に出ることがより嫌になってしまいますね。少しでも髪によさそうなことを探しては励んでいたある日。内田彩乃さんの本で「ヘアファンデーション」というものを知りました。

…わたしは、「少し先ゆく」先輩方のエッセイなどを読むことが好きです。出産前は妊娠→育児本を、少し前は更年期についての本を、そして今は50代、60代の女性のエッセイを読んでいます。本を通じて人生の先輩からヒントをいただくことはかなり多く、ご自身が試してよかったものを惜しみなく教えてくれるエッセイの存在はとてもありがたいのです。

はっ、話がそれました。

内田さんはこのヘアファンデーションを、少し気になる生え際に使っていらっしゃるとのこと。

ダメ元で使ってみよう。

そう思ったわたしはすぐにAmazonを開いてポチッと購入しました。届いたそれは、シンプルな「黒い」ファンデーションでした。

それを気になる部分にゴシゴシとすり込むだけで、不思議なことに目立たなくなります!どういう仕組みなのかさっぱりわからないけどすごい、ありがたい。これなら気軽にコンプレックスをカバーできます。これまで、くよくよしすぎてそのストレスでさらに薄くなっていたかもしれない髪の毛にも良いかもしれません。

去年からまつ毛パーマをしてくれている女性が、

「美容は、前向きになるためのものなんです」

と話してくれた気持ちが、方向は違いますがなんだかわかったような気がしました。気になっていた髪の見た目がちょっと改善しただけで、心がかなり元気になることを今回実感したからです。

年齢を重ねればどうしても、見た目について気になるところが次々と出てきます。

でも、それに対してある程度抗って、前向きな気持ちでいられる努力を惜しまないようにしよう。

それは誰かのためではなくて、自分の心を元気に保つために必要なこと。そう思いました。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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