コンビニやスーパーで「糖質オフ」「糖質カット」「糖質ゼロ」などの表示を見かけることがあるでしょう。これらの違い、きちんと理解できているでしょうか?そこで今回は、これらの表示の意味と、ダイエットに役立つ食品選びのコツを紹介します。

「糖質オフ」「糖質カット」「糖質ゼロ」って何が違うの?

「糖質オフ」「糖質カット」という表示は法律で決まった定義がないのが実情。つまり、食品メーカーが独自に付けていることがほとんどで、一般的には“同じような商品より糖質が少ない”ことを表しています。

一方「糖質ゼロ」は、食品表示法で「糖質が100gあたり0.5g未満」と決められています。これも“完全にゼロ”というわけではありません。

なので、ダイエット中はパッケージの表示だけでなく、栄養成分表もチェックする習慣をつけるようにしましょう。

低糖質食品選びの3つのポイント

低糖質の食品を選ぶなら、次のポイントを押さえましょう。

まず、総カロリーをチェック。糖質を減らす代わりに脂肪が増えていることがあるからです。それから、人工甘味料の使用にも注意が必要。カロリーは抑えられますが、場合によっては食欲を刺激してしまうこともあります。

また、食物繊維の量をチェック。食物繊維は満腹感を与えてくれて、血糖値の急上昇も防いでくれる頼もしい味方なんです。

効果的な糖質コントロールのコツ

最近の研究では、単に糖質を減らすだけでなく「食べ方も大切」だということが分かってきました。

例えば、炭水化物を食べる前にお肉や野菜を先に食べると、血糖値がゆるやかに上昇します。

また、白米より玄米のような食物繊維が豊富な食品を選ぶと、満足感が長続きするのです。

糖質制限ダイエットは即効性が高いことから魅力的に思えますが、極端な制限は続きません。質の良い糖質を適量とる。これが美容と健康のための一番のコツ。自分のライフスタイルに合った続けられる方法を見つけてくださいね。<text:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

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