注目の日本酒を集めた【CRAFT SAKE WEEK 2025 at ROPPONGI HILLS】が、2025年4月18日(金)~29日(火・祝)の12日間、東京・六本木ヒルズアリーナで開催中。全国120の蔵元が、毎日10蔵ずつ日替わりで出店する毎年人気のイベントです。

“日本酒との出会い” がある12日間

六本木ヒルズでの開催は今年で6回目となる日本食文化の祭典【CRAFT SAKE WEEK 2025】。元サッカー日本代表MF中田英寿氏が、日本の伝統文化を広めるため2016年に初開催。昨年末にはユネスコの無形文化遺産に「伝統的酒造り」が登録されるなど、世界的に注目される日本酒の多彩な味を楽しめる絶好の機会です。

入手困難な日本酒も登場【CRAFT SAKE WEEK 20...の画像はこちら >>

▲会場は六本木ヒルズアリーナ

テレビ東京と六本木ヒルズの間にあるアリーナが「CRAFT SAKE WEEK」の会場です。中央にそそり立つ木の造形は「MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO」がデザイン。“棟上ゲ” をイメージして、日本酒にぴったりのおめでたい雰囲気を演出しています。

入手困難な日本酒も登場【CRAFT SAKE WEEK 2025】が六本木ヒルズで開催中

▲会場内の支払いは専用コインで行います

初めての来場した人は “CRAFT SAKE スターターセット” を購入します。飲食用コイン12枚とオリジナル酒器グラスがついて¥4,200。コインを追加したり、2回目以降の来場には、酒器グラスを持参すれば、追加のコインを買うだけで利用可能。うすはりのグラスもいい記念になりますよ。

入手困難な日本酒も登場【CRAFT SAKE WEEK 2025】が六本木ヒルズで開催中

▲お酒のブースは毎日10蔵ずつ登場

今年初参加の16蔵を含む全120蔵が、テーマごとに1日10蔵ずつ12日間入れ替わるので、何度訪ねても違う日本酒を楽しめます。参加する酒蔵は、公式サイトに掲載しています。

スパークリング日本酒が初日のテーマ

イベント初日4月18日のテーマは、題して『泡の幕開け』。乾杯酒として海外でも注目され、近ごろはフレンチの星付きレストランでも採用されるスパークリング日本酒。

喜多屋(福岡県)からは「Kitaya Fiesta AWA SAKE」や「喜多屋スパークリングAWA SAKE」、秋田清酒(秋田県)の「出羽鶴 純米吟醸 明日へ」など、多彩なスパークリング日本酒がそろいました。

入手困難な日本酒も登場【CRAFT SAKE WEEK 2025】が六本木ヒルズで開催中

▲毎日10軒の酒蔵が自慢のお酒を3種類ずつ用意

スパークリング日本酒の中で覚えておきたいのが、永井酒造(群馬県)の「MIZUBASHO PURE」。それまで白く濁っていたスパークリング日本酒を、世界で初めて透明にすることで、シャンパンやスパークリングワインと共に、日本酒を世界で通用する乾杯酒の地位に引き上げた名酒です。

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▲世界初の “透明な” スパークリング日本酒「MIZUBASHO PURE」

時には列ができる売店。そんなときに便利なのが、酒蔵のスタッフが売り歩く “売り子さん”の存在。近くに来たら声をかけ、コインで支払います。おつまみやミネラルウォーターの売り子さんもいて便利です。

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▲会場内で売り歩くスタッフ

「CRAFT SAKE WEEK」のために醸されたお酒や、普段手に入らないレアなお酒を飲めるのも魅力です。府中誉(茨城県)の「太平海スパークリング」は、年間100本ほどしか生産しない稀少なお酒。しかも5月から6月に販売する商品を、イベントに合わせて特別出品。シュワっと微細な泡や、ふわりと広がる香りを楽しめました。おつまみの「ブルサン 黒トリュフ塩 フレッシュトマトと生ハムと共に」も日本酒に合う味付けです。

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▲とってレアな「太平海スパークリング」

中田英寿氏が代表を務める「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」が、蔵と飲食店をつなぐ「éksシリーズ」をプロデュース。「éks YAKINIKU EDITION No.1」は人気の酒蔵「仙禽」(栃木県)と「焼肉ジャンボ」がコラボ。焼肉とペアリングする日本酒です。通常は飲食店向けに販売されるレアなお酒ですが、イベント期間中の平日に出店。シュワシュワの繊細な泡で香りもフルーティーです。会場内のレストランメニューに合わせていただくのもおすすめです。

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▲焼肉ジャンボと仙禽がコラボする「éks YAKINIKU EDITION No.1」

美味しい料理や特別なドリンクも!

日本酒にピッタリの料理も充実。予約困難な有名レストランが、イベント期間の前半と後半で全15軒が出店。一流シェフによるオリジナルメニューを手軽に楽しめるのも魅力です。

元麻布『一平飯店』や六本木『明寂』などミシュラン店をグループに持つ中国料理店『桃仙閣 東京』の四川料理「よだれ鶏」。しっかり感じる肉の旨味に加え、甘辛で酸味もあってパンチがあるのに日本酒の風味を邪魔しない絶妙の味付けです。

入手困難な日本酒も登場【CRAFT SAKE WEEK 2025】が六本木ヒルズで開催中

▲桃仙閣 東京の「よだれ鶏」

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▲お酒によくあう「おつまみ」や「スイーツ」も

中田英寿氏がプロデュースする日本茶ブランド「HANAAHU TEA(ハナアウ ティー)」は、日本の料理が四季によって素材や味が変わるように、様々な茶葉をブレンドして春・夏・秋・冬の4種類の味を用意しました。

普段は飲食店でしか飲めないお茶を、このイベント限定で試すことができます。

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▲「 HANAAHU TEA 」は手前から春、夏、秋、冬

昨年11月の発売時は、わずか2日で完売したロッテの超人気チョコレート「YOIYO 酒ガナッシュ [黒龍酒造] 貴醸酒」。生クリームの代わりに福井県の老舗「黒龍酒造」の貴醸酒を使った贅沢な逸品です。口の中でスッとなくなる滑らかで優しい甘味に、アルコール分2%の風味がふわりと広がります。イベント期間中は毎日数量限定で販売しています。

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▲ロッテの「YOIYO 酒ガナッシュ [黒龍酒造] 貴醸酒」

レア過ぎて普段なかなか飲めない銘柄、いつかは飲んでみたいと願っていた味、そして思いもしなかった出会い。そんな日本酒が12日間にわたって登場する【CRAFT SAKE WEEK 2025 at ROPPONGI HILLS】。次に買うお酒の参考にもなる絶好の機会です。期間中は1度と言わず何度でも足を運んでみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 問:CRAFT SAKE WEEK 2025 https://craftsakeweek.com/>

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