整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。
「減らす」生活 心臓をドキドキさせない
最近、わたしは何か行動を決めるときに、
「心臓がドキドキするかどうか」
を判断基準にするようになりました。
ちなみに、ドキドキとは、ときめきではなく…心拍数が上がってしまい、「キュッ」と苦しくなるような感覚のこと。緊張したり、焦ったり、ハラハラしたり。運動以外のことで
心臓に負荷がかかっている…!
と感じるような状況を、できるだけ減らしたいと思っています。
以前は、時間に追われているような感覚が続くことが多く、常に心が焦っていました。それがつらいのに、やめられない…。
「もっともっと!」と自分で自分を急き立てているような気がしていました。
その結果、心臓はいつもドキドキ。
そんな生活の中で、ふと、「この、心臓のドキドキを減らすことを意識して行動すれば、もっと穏やかに過ごせるのでは?」と考えるようになりました。
まず、緊張してしまうような場にはできるだけ行かない。たとえば、わたしは人混みが苦手なので、なるべく人が少ない時間帯に買い物に行くように心がけています。そして、緊張してしまう人に会う回数もできるだけ減らします。
また、時間に余裕を持つため、1日のなかに予定を詰め込みすぎないようにしています。予定と予定の間は、最低でも1時間はあけておきます。焦って移動しないですむように、時間にかなりの余裕を持って行動するようにしたことで、心が落ち着いていられる時間が増えました。
「心」ではなく「心臓」としたのがポイントで、「心臓がドキドキするかどうか」という、かなりわかりやすい判断基準を意識することで、以前より穏やかな日々を送れるようになりました。
のんびりのんびり。心臓をドキドキさせないように。
そう思うと、自然と行動がゆっくりとなるのもいいところ。
心臓が落ち着いていれば、人に優しくできる。
心臓が落ち着いていれば、疲れすぎない。
もちろん、すべてにおいて心臓がドキドキしないようにすることは難しいかもしれません。でも、この判断基準を意識することで、心穏やかに過ごせる機会が増え、自分自身も周りの人も、より心地よく過ごせるのではないかと感じています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>