整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。
お茶をこぼされたら「どうしたらいいのか?」を考えた
ある週末。ずっと行きたかったサブウェイへ。
食べ終わり、アイスウーロン茶を飲みながらゆっくり読書をしていたら、隣の席に座ろうとした子連れの男性のバッグが、まだかなりお茶が残っていたグラスに勢いよくぶつかってきました。コップが勢いよく倒れてしまい、床とわたしの服とリュックはお茶びたしです。
でも、自分のバッグがぶつかったことにまったく気づいていないその男性。
(こんなにびしょびしょになっているのに、自分がこぼしたていで拭くのはつらい)
そう思ったので、「すみません、(あなたのカバンが)ぶつかってこぼれました…」と、静かに伝えてみました。
こういう時の声のかけ方の正解がわかっていません。難しいです。何と言えば、クレームでも怒りでもなく、でも、(こぼしたあなたも手伝ってくださいね)という気持ちを伝えられるのだろうか。
男性「すみません!クリーニング代払います!」
いやいやいや! それを求めて伝えてない!
「大丈夫です!これ洗濯機で洗えるので!」(洗濯機で洗えない服は基本買わないので!)
男性「じゃあ、同じお茶を買わせてください!」
いやいやいや! それも求めてない!
「大丈夫です!このお茶、(無料の)サイズアップしてもらっていて量が多かったのでもうお腹いっぱいです!」
男性「いえ、クリーニング代のかわりに何か買わせてください!」
お、おお…きっと、何かお願いしないとこの人の気がおさまらないんだろうな…。
「じゃあ、ホットコーヒーの小さなサイズをお願いします」(もう…お腹はたぷたぷだけど…)
謝罪してもらう、謝罪を受け入れる経験があまりないわたしにとって、今日の出来事は、
「相手に心理的な負担をかけないためにも、相手から少しの犠牲を受け取ることも必要かもしれない」
そう感じた貴重な経験になりました。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
※本コンテンツの画像は生成AI(ChatGPT)を利用して作成しています