「糖質制限はキツそう」「仕事終わりに運動なんて無理」——そんな人にこそ試してほしいのが、“夜だけ”に絞った糖質オフ習慣。今回取材したのは、会社員・Sさん(35歳)。

ジム通いも筋トレもせず、3ヶ月で−5kgを実現したその秘密は、「夜だけ主食を抜く」というシンプルなルールでした。ストレスなく続けられて、体にも心にも無理がない——その内容を詳しく紹介します。

朝昼は自由に、夜だけ“抜く”ルールでストレス知らず

Sさんが始めたのは、「夜だけ糖質制限ダイエット」。朝と昼はこれまで通り、パンやごはんもOK。変えたのは、夜ごはんだけ。白米やパスタなどの主食を抜き、その代わりに肉や魚などのたんぱく質に、野菜や味噌汁を添えるという、シンプルな“引き算”スタイルです。

「夜に糖質を控えるだけで、翌朝の体が軽く感じられるようになって。その感覚が励みになりました」と話すSさん。結果、3ヶ月で体重−5kg、ウエスト−5cmを達成。リバウンドもストレスもなく、自然と続けられたのが成功の鍵だったそうです。

“脂肪が落ちやすい時間”を狙うのがポイント

実は夜は、脂肪が溜まりやすく、同時に“落としやすい”時間帯。日中に比べて活動量が少ない分、糖質を摂ると消費されにくく、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されがちなのです。Sさんはこのリズムに着目し、夜の糖質を減らすことで、脂質をエネルギー源として使いやすい状態に切り替える戦略を採りました。

「最初は変化がなかったけど、2週間目から下腹のハリがやわらいできて…」というSさん。

1ヶ月を過ぎたころから数値にも変化が出はじめ、服のサイズがワンサイズダウン。「気づけば身体のラインがスッキリした」と、確かな手応えを感じているそうです。

置き換え不要。“選び方”だけで続く食事ルール

Sさんが「無理せず続けられた」と感じたのは、外食もOKだったこと。「焼肉でもごはんは頼まず、代わりにサラダや豆腐を追加するなど、“選び方”で調整するだけ。置き換え食品も買ってないです」と語ります。また、朝昼は自由なので我慢のストレスがなく、「週末にスイーツを食べても平日でリセットできる」という安心感も大きな支えに。「制限してる感じがなくて気が楽でした」と続けます。

▶︎糖質オフにぴったりな“夜ごはん食材”リスト

・たんぱく質系: 鶏むね肉、豚ヒレ、牛赤身、鮭、ツナ缶(水煮)、卵、豆腐、納豆

・野菜類: キャベツ、もやし、ほうれん草、小松菜、きのこ類、ブロッコリー

・脂質・補助食材: アボカド、ナッツ類(素焼き)、チーズ、海藻類(わかめ・ひじきなど)

・スープ・汁物: 味噌汁、中華スープ(春雨なし)、コンソメ野菜スープなど

「満足感はほしいけど、糖質は控えたい」という夜には、こうした食材を組み合わせて“しっかり食べる”工夫をすると、満腹感も得られて続けやすくなります。

\夜だけ“引き算”で無理なく脂肪を減らす/

厳しい糖質制限やハードな運動が続かない人でも、「夜だけ糖質を控える」というルールなら意外と続けやすいはず。脂肪が溜まりやすい時間に絞ってアプローチすることで、体は少しずつ変化していきます。無理せず、マイペースで痩せたい人にぴったりのダイエット法と言えるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

<text:beauty news tokyo編集部>

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