【人間関係のトリセツ】気が合う友達だったはずなのに、結婚や出産、転職などでライフステージが変わった途端、なんだか話が合わなくなった…。そんな経験、ありませんか?連絡の頻度が減ったり、会話の温度差に戸惑ったり。

でもそれって、本当に“友情の終わり”なのでしょうか?

話が合わないのは、誰かのせいじゃない

独身と既婚、子ありと子なし、会社員とフリーランス――立場が変われば、日々の優先順位や関心ごとも当然変わっていきます。相手の話に共感できない自分を責めたり、「もう話が合わない」と感じて距離を取ってしまったり。でもそれは、価値観や性格の問題ではなく、“生活の軸”が変化しただけのこと。どちらかが悪いわけではないのです。

無理に合わせるほど、疲れてしまう

相手に合わせようと無理に話を合わせたり、逆に自分の本音を話せなくなってしまったり…。そんな風に“気を遣わないといけない友情”になってしまったら、それは少し立ち止まって見直すタイミング。無理に共通点を探すよりも、お互いの違いをそのまま受け入れて、「今の関係」として再構築することが、大人の対応です。

「変わった私たち」でつながる、新しい友情のかたち

毎週会っていた関係が、今は年に数回近況報告をし合うだけ。そんな関係でも、十分すぎるほどの友情が育まれることもあります。「ずっと同じでなければいけない」と思い込まず、「変化しても心地よくつながれる関係」をめざすことが大切。むしろ、お互いの環境が変わったからこそ知れる、新しい一面もあるかもしれません。

人生が変われば、人間関係も変わっていく。それは当たり前のこと。

だからこそ、“昔の関係”にこだわるよりも、“今の自分たち”に合った関係を見つけていくことが、大人の友情を長く続けるコツなのかもしれません。

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