「2ヶ月で5kg痩せる!」一見モチベーションが高そうに見えるこの目標。でも、こうした“数字と期限だけ”の設定が、挫折のもとになることも。
“体重ゴール”は逆効果になることも
「体重を◯kg減らす」といった目標は分かりやすい反面、日々の変化が小さすぎて、すぐに「結果が出ていない」と感じてしまいがち。特に女性の場合、生理周期やむくみなどで体重は日々変動するため、「昨日より増えてる…」と落ち込んでやる気を失うケースも少なくありません。
また、短期的な数値ばかりを追うと、無理な食事制限や過度な運動に走りやすく、結果的にリバウンドするリスクも高まります。
ダイエット成功率が上げたいなら“行動目標”を
ダイエットを成功させるには、「結果」ではなく「行動」に目を向けることが大切。
例えば、「毎朝ストレッチを3分やる」「夜9時以降は何も食べない」「できるだけ駅では階段を使う」といった“習慣化しやすい行動”を目標にすると、達成感を得やすく、前向きなサイクルが回り始めます。それに小さな行動でも、「できた」が積み重なれば、自信ややる気にもつながっていくでしょう。
大事なのは“行動の数”と“気持ちの安定感”
行動目標を立てるときのポイントは、「今日からできる」「心身に負担が少ない」「失敗してもリカバリーできる」ことの3つ。
例えば、「毎日スクワット100回」ではなく「寝る前にスクワット10回だけやる」から始めることで、続けるハードルがグッと下がります。また、数字で追い詰めるよりも、“できたことに〇をつける”ような自分への肯定的なフィードバックを忘れずに。継続こそが、最大の成功のカギです。
「いつまでに◯kg痩せる」という目標が、あなたを苦しめていませんか?ダイエットにおいて本当に大切なのは、続けられる“仕組みをつくる”こと。無理のない“行動目標”に切り替えて、小さな成功を積み重ねていきましょうね。