「外食が多くて痩せられない…」と悩んでいる人は少なくないでしょう。でも実は、ちょっとした意識とメニュー選びの工夫で、“太らない外食習慣”はつくれます。
最初に「温かい汁物か野菜」を選ぶだけで満腹感が変わる
空腹のままメイン料理を一気に食べると、血糖値が急上昇しやすく、脂肪がつきやすくなると言われています。まずは味噌汁やスープ、温野菜、サラダ(ドレッシングは別添え推奨)などの前菜からスタートしてみましょう。「まずは胃をやさしく刺激する」がポイント。満腹感が高まり、メイン料理の食べすぎも防げます。
メインは“タンパク質多め・揚げないもの”が鉄則
ダイエット中に選びたいのは、タンパク質がしっかり摂れて、脂っこくないメニュー。たとえば、焼き魚定食、刺身定食、グリルチキン、蒸し鶏サラダなどが“痩せやすい一品”と言えるでしょう。また、定食スタイルならごはんの量も自分で調整でき、副菜や汁物もついてくるので、自然とバランスの取れた食事になります。
炭水化物もOK!“種類”と“量”を見直すだけで変わる
炭水化物を完全に抜く必要はありません。大事なのは「何をどれだけ食べるか」。白米なら少なめにしたり、選べるなら雑穀米や玄米に変更。パンなら全粒粉やライ麦系をチョイスするだけでOKです。また、麺類ならスープに脂質が多いラーメンより、そばやうどんなど和風スープ系を選びましょう。
“甘い誘惑”をかわすには「ミニデザート or 温かい飲み物」
外食でよくある“デザートセット”。全部食べるのではなく、シェアする・ミニサイズにする・温かい飲み物で代用するなど、誘惑のかわし方も工夫次第です。
「ゆっくり食べる」を意識する
どんなに完璧なメニューを選んでも、早食いはNG。よく噛んで、1品ずつ丁寧に食べることで満腹中枢が働きやすくなり、自然と食べる量が減っていくのです。会話を楽しみながら、食事のペースを調整しましょう。時間をかけて食べた方が、食後の満足度もぐんと高まります。
今回紹介したルールを徹底するだけで、外食続きでも“太りにくい習慣”は作れます。大事なのは我慢ではなく、“選び方”と“食べ方”。毎日のランチや夕食で、「今日はどれを取り入れようかな?」という感覚で無理なく実践していくことが続けるコツです。食べることを楽しみながら、自分のペースで“痩せ体質”をめざしていきましょうね。<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>