一緒に住んでみて気づく、家事への価値観の違い。「気づいたほうがやる」「得意なほうがやる」が理想だとしても、実際には“どっちが多くやってるか”でモヤモヤが溜まるものです。
「得意×やりたい」をベースに分担する
家事分担は、“公平”よりも“納得感”が大事。「料理が得意だから作るけど、洗い物はパス」や「お風呂掃除は苦じゃないけどトイレは無理」など、まずはお互いの“得意”と“苦手”を言語化してみましょう。公平に50:50をめざすのではなく、どちらがやってもいい家事は週ごと・日替わりなどでゆるくルール化すると、不満が減ります。
“見える化”でやった・やってないのストレスを解消
「私は掃除も洗濯もしてるのに…」と感じるのは、“家事が見えない化”しているせいかも。そこでおすすめなのが、家事の「見える化」。メモやアプリ、共有カレンダーなどで“誰が何をやったか”をゆるく記録するだけで、「ありがとう」が増えて自然とバランスが取れていきます。タスクの偏りに早めに気づけるのもメリットです。
“完璧じゃなくてOK”を2人で共有しておく
掃除の頻度や洗濯物の畳み方など、「こうあるべき」という“家庭内ルール”が無意識にすれ違いを生むことも。大切なのは、完璧を求めすぎないこと。「やってくれるだけでありがたいよね」という共通認識があれば、多少の雑さや忘れも笑って流せるようになります。2人とも無理せず続けられる方法を話し合いましょう。
家事分担はただの作業割りではなく、思いやりや信頼を可視化する行為。完璧にしようとせず、お互いの「ありがとう」と「やってくれて助かる」を伝え合えば、家事のストレスも関係のギスギスもぐっと減ります。