食事も運動も頑張っているのに、なぜか体重が落ちない…。そんな“痩せにくさ”を感じているなら、それは「更年期太り」が関係しているかも知れません。

ホルモンの変化や代謝の低下が影響するこの時期には、年齢に合った身体にやさしいアプローチが必要です。そこで今回は、体無理なく続けられる“更年期太り対策”を紹介します。

ホルモンバランスの変化が「痩せにくさ」の原因に

更年期にさしかかると、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少し、脂肪がつきやすくなります。特に下腹や背中など、これまで気にならなかった部分に脂肪が蓄積されやすくなるのが特徴です。

まずは「体が変化している」という事実を受け入れることが第一歩。原因を知ることで、焦りやストレスを和らげることにもつながります。

厳しすぎる食事制限より、“緩やかに整える”食べ方を

糖質を極端にカットしたり、過度なファスティングを行うと、ホルモンバランスが不安定な更年期には逆効果になることも。おすすめは「血糖値を急上昇させない食べ方」です。

具体的には、野菜や汁物を最初に食べ、主食はあとからとる“食べる順番”を意識するだけ。緩やかで無理のない方法が、体と心の負担を軽くし、続けやすさにもつながります。

“貯筋”が代謝アップのカギ。毎日の小さな運動習慣を

更年期太り対策において、筋肉を増やすこと=「貯筋」は重要なポイント。激しい運動をしなくても、1日20分程度のウォーキングや、お風呂上がりのストレッチなど、軽い運動を継続するだけでOKです。

筋肉が増えれば基礎代謝が上がり、太りにくくなるうえ、メンタルの安定にもつながるといわれています。

無理せず“今の身体”と向き合うことが成功の近道

更年期は、誰にとっても「体の変化」と向き合うタイミング。大切なのは、自分を責めたり無理をするのではなく、年齢に合った方法でやさしく体を整えることです。がんばるより、ゆるく続ける。その積み重ねが、しなやかで健やかな体への一歩になるはずです。<text:beauty news tokyo編集部>

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