ダイエット中、「今日はチートデイだから!」とばかりに高カロリーな食事やスイーツを好きなだけ食べる…。そんな経験ありませんか? 本来チートデイは、ダイエットの停滞期を突破するための“代謝リセット戦略”。

でも、計画性ゼロで取り入れると、逆効果になってしまうことがあるのです。そこで今回は、チートデイにまつわる“よくある失敗”と正しい活用法を紹介します。

チートデイが逆効果になる“よくある失敗”

チートデイを「ご褒美の日」と勘違いして暴食に走るのは典型的なNGパターン。ピザにポテト、ケーキまで…気づけば1日で数千kcal摂っていたなんてことも珍しくありません。しかも急激な血糖値の変動で翌日以降も食欲が止まらないようだと、リバウンドまっしぐらになってしまいます。

さらに、頻度の設定を間違えるのも失敗の原因。毎週のようにチートデイを入れてしまえば、ただの食べすぎ習慣。そもそもチートデイは「代謝が落ちているタイミングで、計画的に取り入れる」からこそ効果があるのです。

本来のチートデイの目的は“代謝のリセット”

チートデイの本来の目的は、長期間の食事制限で下がってしまう基礎代謝を一時的に回復させること。体に「まだ栄養がしっかり入ってくる」と安心させることで、停滞期を突破するきっかけとすることです。

つまり「何でも好きなだけ食べていい日」ではなく、「計算されたリセット日」が本来の姿。栄養学的にも、糖質中心で摂取する方が代謝を上げやすく、脂質ばかりを摂るのは逆効果とされています。

正しいチートデイの取り入れ方

チートデイでの暴食を防ぐためには“質と量のコントロール”が大切。寿司やパスタなど炭水化物中心の食事で代謝を上げつつ、揚げ物やクリーム系の脂質は控えめにしましょう。

甘い物も「1人前だけ」など小さくルールを決めておくのがポイントです。

また、翌日は食事を軽めに調整したり、ウォーキングやストレッチで消費をプラスするのも効果的。これなら代謝をリセットしつつ、体重を増やさずに済むでしょう。

チートデイは正しく使えば停滞期を突破できる心強い味方ですが、計画性ゼロでは暴食日になりリバウンドの原因に。「解放日」ではなく「調整日」 として賢く取り入れることが、ダイエット成功につながります。まずは次のチートデイで“炭水化物中心+小さなルール”を試してみませんか?​​​​​​​​​​​​​​​​<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

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