前髪のあり・なしは、顔の印象を大きく左右する“ヘアスタイルの分かれ道”です。特に大人世代にとっては、若々しさや知的さを演出できる一方で、選び方を誤ると“おば見え”や“野暮ったさ”につながることも。
前髪ありヘアは“量と長さ”がカギ。軽やかさで若見えに
大人世代で前髪を作るときは、重すぎると顔全体が暗く見えやすいもの。若見えを狙うなら、厚めに作るよりも「シースルーバング」や「薄めバング」のように軽やかに仕上げるのが鉄則です。
長さは眉ライン前後にすると、目元が明るくなり、自然な抜け感が生まれます。ミディアム~ロングの前髪ありヘアは、コテで少し流すだけでも柔らかさが加わり、印象をぐっと若々しく見せてくれます。
前髪なしヘアは“顔型補正”を意識。知的で大人っぽい印象に
前髪なしのヘアは、大人っぽさやエレガントさを演出できる一方で、顔型によっては面長が強調されてしまったり、逆に丸顔がふっくら見えてしまうことも。

面長の人は頬の横に毛先がくるレイヤーヘアで縦のラインをやわらげ、丸顔の人はサイドに流れる毛束でフェイスラインを引き締めると小顔効果が期待できます。特に前髪なしヘアは、仕事やフォーマルな場でも映えるため、知的で洗練された印象をつくりたい女性におすすめです。
“似合わせヘア”は肌色&髪質チェックが必須
前髪あり・なしを決めるときは、顔型だけでなく肌色や髪質も重要なポイント。色白肌の人は前髪ありで血色をプラスすると華やかに、黄み肌やくすみが気になる人は前髪なしで明るめのヘアカラーを合わせると透明感が出やすくなります。

また、直毛の人は前髪ありで自然にまとまりやすく、くせ毛の人は前髪なしで動きを活かすほうがナチュラルに見えます。似合わせヘアを成功させるには、美容師さんにきちんと相談して、トータルでのバランスを見ることが大切です。
「前髪あり・なし」どちらを選んでも、正しいルールを押さえれば自分らしい美人見えが叶います。大人世代のヘアは、小さな違いが印象を大きく変えるもの。鏡の前で迷ったら、今回紹介した内容を参考に、あなたにぴったりのスタイルを見つけてみてくださいね。<取材・文:beauty news tokyo編集部>