朝晩の空気がひんやりしてくる秋。なんとなく体が重い、疲れが抜けにくいなど、不調を感じていませんか?実はそれ、“秋冷え”が影響しているかもしれません。

体温が1℃下がると、基礎代謝が約10%も低下すると言われています。つまり、冷えは“太りやすい体”をつくる原因のひとつ。そこで今回は、代謝を底上げして秋太りを防ぐ【温活習慣】を紹介します。

冷えが続くと、代謝が落ちて太りやすくなる

冷えによって血管が収縮すると、全身の血流が悪くなり、エネルギーの巡りも滞ります。その結果、脂肪を燃焼しにくくなり、体がむくみやすくなることも。

体温が1℃下がると代謝−10%!? 太りやすくなる原因“秋冷...の画像はこちら >>

さらに、体が冷えると自律神経が乱れやすくなり、睡眠の質やホルモンバランスにも影響します。食欲がコントロールしづらくなったり、甘いものを欲しやすくなるのもその一因。「冷えを取る=代謝を整える」ことは、ダイエットにも美容にも欠かせないポイントです。ぜひ、下記の代謝を上げる温活習慣3つを意識的に実践していきましょう。

(1)湯船に浸かって“深部体温”を上げる

ついシャワーで済ませがちな人こそ、湯船に浸かる時間を確保して。38~40℃のお湯に10~15分ほどゆっくり浸かることで、体の内側からじんわり温まります。入浴後は血流が良くなり、老廃物の排出もスムーズに。また、お風呂上がりに軽いストレッチを組み合わせると、さらに効果的です。

(2)筋肉を動かして“熱を生み出す体”に

体の熱の多くは筋肉によって生み出されています。ウォーキングやヨガなど、軽い運動を日常に取り入れるだけでも血流が改善され、自然と体温が上がりやすくなります。特に、太ももや背中などの大きな筋肉を意識的に動かしてみましょう。

(3)食事で“内側から温める”

根菜類、生姜、ねぎ、にんにくなどの「温め食材」は、血行を良くする働きがあります。スープや鍋に取り入れれば続けやすく、体の内側からじんわり温まります。一方で、冷たいドリンクやサラダ中心の食事は要注意。常温の水や温かいお茶を選ぶだけでも、体の冷えを防ぐことができます。

早めの“冷えリセット”で“冬太り”しない体へ

秋冷えを放っておけば“冬太り”の原因になることも。温活を習慣化することは、血行促進、肌のくすみやむくみの軽減、睡眠の質の向上などにつながります。痩せやすく健康的な体をキープするためにも、丁寧に自分の体を温めてあげましょう。<取材・文:beauty news tokyo編集部>

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