気軽に着られるスウェットは、冬のワードローブで欠かせない存在。でも、形や素材の選び方を間違えると、どこか古く見えたり、全体が重たく感じられたりすることなってしまうのです。
▲ゆるすぎる形・くたびれた質感・細身同士の組み合わせなど、大人世代が重たく見えやすい3つのスウェット例
ゆるすぎるサイズ感が重心を下げてしまう
安心して着られる大きめシルエットは便利ですが、肩が落ちすぎたり、身幅が広すぎたりすると、体のラインがぼやけてしまい、大人世代にはやや難しく感じられることがあります。重心が下がると全体がもったり見えやすく、スウェットの“ラフさ”が強く出すぎてしまうのも気になるところ。
今っぽく見せるには、体が泳ぎすぎない“程よいゆとり”が鍵。短すぎず長すぎない丈感を選ぶと、自然に軽さが生まれて、スウェットが上品に見えます。
生地のくたびれは想像以上に印象を左右する
着慣れたスウェットは柔らかくて心地よいものですが、毛羽立ちや色のくすみが目立ってくると、清潔感が薄れ、顔まわりまで沈んで見えることがあります。特にグレーや無彩色は質感の粗さが出やすく、疲れた印象につながりやすいのが難点。
大人世代こそ“素材の新しさ”が見た目の鮮度を決める要素に。適度なハリのある生地や、表面がなめらかな質感のものを選ぶと、同じ色でも印象が大きく変わり、冬の重さを感じさせないすっきりした雰囲気に整えられます。
上下を細身でそろえると“平成っぽさ”が残る
細身スウェット×スキニーはかつて人気だった組み合わせですが、今はやや鋭く見えすぎてしまい、思った以上に古い印象を与えることがあります。体のラインを拾いすぎることで緊張感が出たり、全体のバランスが単調になったりして、大人の柔らかさが引き出しにくくなるのも原因のひとつ。
今の空気感に寄せたいときは、どこかに少し“余白”をつくるのがポイント。ゆとりのあるワイドパンツや、冬に映えるアイボリーのスカートなどを合わせると、スウェットがぐっと軽やかに見え、全体の今っぽさが自然と高まります。
▲ニュアンスカラーと程よいゆとりでつくる“今のバランス”。大人でも取り入れやすい冬のスウェットコーデ
スウェットは何気なく着ても成立する便利なアイテムですが、選ぶ形や素材、合わせるボトムによって見え方が大きく変わります。ゆるさの度合い、表面の質感、シルエットの抜け感。この3つを少し整えるだけで、冬の普段着が一気に垢抜け、軽やかに見えるはず。難しいテクニックは必要ありません。手持ちの一枚も、今日から気軽にアップデートしてみてください。<text:ミミ> ※本コンテンツの画像は生成AIで作成しています
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