地下の岩盤をくり抜いたトンネルに施された地下鉄アートは、駅というよりもまるでテーマパークのアトラクションのような世界感です。
今回はストックホルムの地下鉄アートをご紹介します。


ストックホルムの交通の中心である地下鉄T-centralen駅(ティーセントラーレン)は、最も有名な地下鉄アートがある駅。全ての路線が停車するT-centralenは地下鉄アート巡りの出発点に最適です。
最下層を走るブルーラインのホームには、利用者に安らぎを与える植物のアートや、地下鉄が開通するまでの工事の様子などが描かれています。

地下鉄レッドラインの14号線には、個性的なアートを持つ駅が集まっています。
Stadion駅(スタディオン)は、1912年にストックホルムオリンピックが開催されたスタジアムの最寄り駅。駅には五輪の色をモチーフにした虹色のアートが多く描かれており、フォトジェニックな空間が広がっています。
駅のプラットホームの端から端まで色んなアートがあるので、電車待ちの時間も楽しくなりそうですね。


Stadion駅の次のTekniska Högskolan駅(テクニスカ・ホグスコーラン)は、王立工科大学の最寄りの駅。プラットホームには、宇宙や科学の進歩、地球にある物質などを表現したアートが施されています。
数ある地下鉄アートの中でも印象的な駅で、ここが地下鉄の駅だという事を忘れてしまうほどの世界感を醸し出しています。






次はグリーンラインが停車するゲームの世界のような地下鉄駅を訪ねてみましょう。

Thorildsplan駅(トーリッズプラン)は、懐かしいインベーダ―ゲームやファミコンゲームを思い出すような世界感の駅。
タイルの目を液晶のように見立てているのが、面白いですね。





子供時代にこんな駅が最寄り駅だったら、電車に乗るのが楽しみになりそうです。



燃えるような真っ赤な壁のソルナ駅(Solna)



地下遺跡のような雰囲気のRådhuset 駅(ロッドヒューセット)

ストックホルムの地下鉄アートは、普段は面倒だと思ってしまう電車移動や乗り換えを楽しませてくでます。
ぜひスウェーデンを訪れた際には、個性的なストックホルムの地下鉄アートを巡って見ませんか?
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