1950年代前後にデザインされたミッドセンチュリーインテリア。当時注目を集めたこの時代独特のインテリアたちは、今なお多くのファンを抱えています。
ジョージ・ネルソンのサンバーストクロック
サンバーストクロックは、当時を代表するデザイナー、ジョージ・ネルソンによって1952年に手掛けられた時計。シャープさの中にあのころのインテリアらしい曲線が隠された銘品です。この時計があるだけで、お部屋に半世紀前の独特な雰囲気が漂います。
■シャープな線が魅力
こちらの時計がそのサンバーストクロック。カラータイプはマルチです。太陽のようなデザインをしたユニークな時計ですね。kewpieさんは、このサンバーストクロックの周りに数字のステッカーを貼って、時刻を分かりやすくしています。デザイン重視の時計もこの方法を用いれば、ひと目で時間が分かるようになりますね!
■白い壁によく映えるカラー

白い壁と明るいサンバーストクロックとの対比が魅力的なリビングですね。多くのミッドセンチュリーインテリアを使っているのに、現代風のスタイリッシュなお部屋に仕上がっています。丸みを帯びたインテリアの中に、シャープなサンバーストクロックを加えた効果ですね。現代と過去が見事に調和しています。
■お部屋を明るくするデザイン

ウッディなこちらのリビングにも、マルチカラーのサンバーストクロックの姿が。カラフルなサンバーストクロックのおかげで、リビングに明るさが加わっていますね。また、サンバーストクロックとレトロ雑貨との相乗効果で、ノスタルジックさもプラスされ、さり気なくレトロチックな雰囲気も漂っています。
イームズのサイドシェルチェア
イームズ夫妻によってデザインされたサイドシェルチェアは、日本で最も有名なミッドセンチュリー家具の1つです。滑らかで美しい曲線を持つ座面、そして滑らかさとは真逆のシャープな脚。この相反する2つが混ざり合って、他にはない独特の魅力が生まれているのがイームズのサイドシェルチェアです。
■豊富なカラーバリエーション

おもちゃの家のように愛らしいリビング。こちらのリビングで使われているのが、イームズのサイドシェルチェアです。貝のような座面部分と、そこから伸びるシュッとした脚が魅力的ですね。色とりどりのシェルチェアを使用することで、お部屋がポップで明るい印象に仕上がっています。
■クールなお部屋にも溶け込むデザイン

大人クールなこちらのお部屋には、2色のサイドシェルチェアが。ライトグリーンのサイドシェルチェアが、さわやかなアクセントカラーになっています。サイドシェルチェアの座面は柔らかな曲線をしていますが、シャープなスチール製の脚のおかげで、クールなお部屋にもしっくり馴染めるのですね。勉強になります。
■海外風のお部屋にもマッチ

海外のおうちのようなリビング。イームズのサイドシェルチェアなど、独特の曲線美を持つインテリアを巧みに取り入れて、見事に当時の空気を織り交ぜています。また、ポップな色遣いが愛らしいですね。強めの色をいくつも取り入れているのに、色同士が反発し合っていません。
■ウッドタイプはより優しい雰囲気に

イームズのサイドシェルチェアにはいくつか種類があり、こちらもその1つ。脚がスチールではなく、ウッド製になっています。スチールタイプよりも温かみがありますね。温かな照明が似合うこちらのリビングにピッタリのデザイン。胸がキュンとするようなノスタルジックな空気が漂っています。
イサム・ノグチのサイクロンテーブル
家具だけでなく、庭園なども手掛けた多彩なイサム・ノグチ。そんな多彩なデザイナーが手がけた家具の1つが、今からご紹介するサイクロンテーブルです。サイクロンのように渦巻く脚が特徴的で、シンプルなデザインにもかかわらず、一度見たら忘れられないインパクトがあります。
■渦巻く脚がポイント

こちらがイサム・ノグチのサイクロンテーブル。シュッとした線が描く渦巻きが印象的ですね。miki56さんは、このサイクロンテーブルをイームズのサイドシェルチェアとあわせて使っています。どちらもスッキリとしたシンプルなお部屋にピッタリですね。お手本にしたいシンプル×ミッドセンチュリーコーデです。
■フラットなお部屋にもマッチ

大人の秘密基地感が漂うリビング。こちらのカジュアルなリビングにも、サイクロンテーブルが設置されています。
■ホテルライクな高級感も演出可能

こちらは、Yoheiさん宅のリビングです。ホテルのラウンジかと勘違いしてしまいそうな見晴らしの良さですね。高級感のあるサイクロンテーブルたちも、リビングをホテルライクにする手伝いをしています。こんなリビングでコーヒーを楽しんでみたいものですね。
どのユーザーさんもユニークな形をしたインテリアを見事に使いこなしていましたね。こうやってコーディネートすれば良いのかと、たくさん勉強することができました。みなさんも、参考になるアイデアに出会ていればうれしい限りです。
執筆:shibao