タンクレストイレは、洗浄用の水を貯めるタンクのないトイレ。一般的なタンク式トイレと比べて圧迫感がなく、すっきりとしたデザインが魅力です。
板材を乗せるだけでも見違える!
トイレタンクをすべてカバーするのは、かなりの手間と時間のかかるDIYです。そこで、まずはタンクに板材を載せるだけというアイデアをご紹介しましょう。タンクの上が飾り棚になるので、これだけでも見違えた雰囲気になります。
■フタ付きタンクなら、板をかぶせるだけ
こちらのユーザーさんのトイレは、タンクに手洗い台のないフタ付きタイプ。これなら、左右の壁の幅に合わせた板材を上に載せたら完成です。DIYされた腰壁と色合いがそろっているので、まとまりのある雰囲気になっています。
■板材と布でさりげなくカバー

こちらは手洗い台のあるトイレタンクを隠すアイデア。手洗い台の部分をくり抜いた板材を、つっぱり棒の上に載せています。さらにヴィンテージの布地を掛けて、タンクをカバー。板材の裏に取り付けたフックに、グリーンを吊るすアイデアも見事です。
■手洗いボウルをはめ込んで、カウンター風に

真っ白で清潔感あふれるトイレ。上から板材を載せ、手洗い部分は、なんとキッチン用品のステンレスボールをはめ込んでいるそう。DIYで窓枠をつくり雑貨を飾って、まるでカフェのような雰囲気です。
タンクをまるごと隠す【ナチュラル編】
次にタンクをまるごと隠してしまう、まさにタンクレス風トイレを実現したユーザーさんを見てみましょう。タンクのまわりに柱を立て板材で囲んだら、お気に入りの色で塗装したり、壁紙を貼って仕上げます。まずはナチュラルな雰囲気に仕上げたユーザーさんの実例をご紹介します。
■ホワイト化ですっきりナチュラルに

コツコツとDIYされた様子がわかりやすい、ユーザーさんのトイレ。角材の枠にプラダンを張り、その上からベニヤ板で板壁風に仕上げています。手洗い部分には風呂桶を使われているそう。ホワイトで統一して、すっきりとしたトイレになりましたね。
■壁に合わせて漆喰仕上げに

壁を漆喰風に塗装するのと同時に、タンクもカバーしたユーザーさんのトイレ。隠す手法は、角材4本を柱にしてベニヤ板を張りつけています。漆喰の壁と一体感のあるナチュラルな雰囲気は、まるでヨーロッパのカントリーハウスのようです。
■腰壁とつなげてアクセントに

こちらのユーザーさんは見事なDIYで腰壁をつくり、合わせてトイレタンクもカバーしています。ピスタチオグリーンの優しい色合いと、レトロタイル柄の床材が絶妙にマッチしています。
■レンガの壁紙で壁と一体感をだす

トイレの印象をガラリと変えたかった、というユーザーさん。後ろにある大きな窓をふさぎ、上部だけ残して一面にレンガの壁紙を貼っています。トイレタンクもベニヤ板で囲み、同じ柄で統一。レンガのインパクトが強くなり、本当にイメージが一新しますね。
タンクをまるごと隠す【ホテルライク編】
トイレタンクをまるごと隠すDIYアイデア。最後にご紹介するのは、ホテルライクに仕上げた実例です。シックなイメージの柄や、高級感のあるパーツをセレクトすると、非日常の雰囲気に。まるでホテルのような、ユーザーさんのトイレを見てみましょう。
■ホワイト×ゴールドでエレガントに

モールディングを施した腰壁をDIYされたユーザーさん。同じく白で統一してトイレタンクもカバーされています。ゴールドのペーパーホルダーがアクセントになり、エレガントなホテルのイメージです。
■ダマスク柄の壁紙でクラシックに

まるで織物のようなダマスク柄の壁紙でカバーされたトイレタンク。難しい柄合わせを丁寧に仕上げられています。鮮やかなピンク色の壁とコントラストが効いて、クラシックな中にも洗練された雰囲気が漂います。
■ヘリンボーン柄でモダンに

ダイソーの木目調リメイクシートを切って、ヘリンボーン柄に貼ったユーザーさんのタンクカバー。ダークブラウンの壁とマッチして、シックでモダンな雰囲気です。グリーンが鮮やかに映えますね。
いかがでしたか?普通のトイレもタンクを隠すだけでガラリと雰囲気が変わります。
執筆:Aoyamay