中世のヨーロッパを思わせるゴシックインテリア。その重厚感と装飾は、どこか人を惹きつける魅力に溢れています。
教会を思わせる空気感
ゴシックインテリアの特徴の一つには、その宗教的背景にあるキリスト教があげられます。教会を思わせる神聖な佇まいには、細やかな装飾とアイアンの存在感が欠かせません。
■心も癒す教会アイテム
深みのある赤の光沢が、アンティークなインテリアをさらに美しく見せています。キャンドルやアイアンの柵など、教会を思わせるアイテムが効果的に使われ、雰囲気たっぷりな空間になっています。
■ホンモノの迫力がここに

実際にイギリスの教会で使われていたという、この重厚な木製ドア。十字架の装飾にも納得です。美しいアイアン使いが、たちまちヨーロッパの雰囲気を運んできてくれます。
■厳かな雰囲気に包まれて

聖歌が聞こえてきそうなほの暗い空間は、アンティークなシャンデリアが印象的。奥に見えるアーチ型のドアも相まって、中世の世界にタイムスリップしたかのようです。
フレーム使いで壁を彩る
そして次に取り上げるのが、額縁を使ったウォールデコレーション。さまざまなサイズの額縁を並べることで、ゴシック特有の厚みのあるインテリアができあがります。
■バタフライとフレームと

モノトーンでまとめられたウォールデコレーションは、蝶のモチーフをフレームと組み合わせたモダンなゴシックスタイルです。黒のレースやパールといった、ゴシックスタイルの特徴が存分に活かされています。
■背筋をなぞるゴシックの魅力

グレーの壁に飾られたフレームの数々。アンティークな装飾が目を引きます。背筋をすうっとなぞるような退廃的な雰囲気も、ゴシックインテリアの魅力のひとつ。ポスターや雑貨のテイストに散りばめられていますよ。
■引き込まれる世界観を壁に

深紅の壁にゴールドが妖艶なインテリアです。存在感のあるミラーは、映る自分がフレームに入ったかのよう。ミラーの向こうの世界に引き込まれるような不思議な魅力を感じます。
今を生きるゴシックスタイル
最後にご紹介するのが、モダンなテイストを取り入れたゴシックインテリアです。現代のゴシックスタイルに共通するのが、ブラックやレースが主役であること。妖艶な魅力は時代を超えて、現代に受け継がれています。
■アイアンのアイテムがポイント

ブラックのアイアンベッドに、たっぷりとしたレースのカバー。ロマンチックな印象の中にも、ゴシックのテイストが感じられます。窓際に立てかけられたアイアンの柵は、ゴシックの特徴である尖塔形のアーチを描き、より雰囲気を高めていますね。
■ブラックレースで大人ラブリー

ピンクの壁にブラックのアイテムが、美しいコントラストを生み出しています。レースやフリルといった可愛らしいアイテムも、ブラックを使うことでグッと印象が引き締まりますよ。アンティーク調のトルソーも、ゴシックスタイルにピッタリとはまっていますね。
■ゴシックスタイルに酔いしれる

どっしりとしたソファに、シャンデリアや壁を飾る絵や甲冑など、この空間を包みこむ世界観は日常を忘れさせてくれるようです。強めのアルコールと共に、中世の世界に浸る時間が過ごせそうですね。
■モダンゴシックで暮らしたい

ブラックにパープル、レースにフリルとモダンゴシックのアイテムが、ギュッと詰め込まれたお部屋です。家具はブラックで統一され、重みのあるゴシックインテリアの魅力が発揮されています。
歴史を感じるゴシックインテリアはいかがでしたか?壁の一部だけでも重厚感をもたせると、グッと雰囲気が変わるから不思議です。あなたのお部屋にも、中世を思わせるゴシックなテイストを取り入れてみませんか?
執筆:ハナオ