
RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、室内でも自然の心地よさを存分に感じられる、植物に囲まれたナチュラルインテリアを素敵にコーディネートしているgreen.green.greenさんのキッチンをご紹介します。
夫婦と娘と息子と猫暮らし。木の温もりと真鍮、器、そして植中毒なくらい植物が大好きなので花は絶やさないです。仕事のない日はスコップ持って庭いじりしています。お庭から癒される空間を目指しています。
知らず知らずみんなが集まってくる空間に
ボタニカルカフェにきたようなオシャレで開放感ある空間。一般のお宅とは思えない卓越されたセンスでコーディネートされ、見る者を虜にしてしまうgreen.green.greenさんのキッチン。そして、見るたびに気づかされる、オシャレなだけではない実用性とこだわり。じっくりと話を聞いてみたくなるその空間デザインのコンセプトとは?まずは、キッチン全体のこだわりについてお聞きしました。
green.green.greenさん「まず、お家のコンセプトが、どこにいても家族の気配がわかる家。その中で知らず知らず、みんながキッチンに集まってくる空間にしたいと思いました。隠れやカフェのように居心地の良いずっといたくなる場所。私はカフェの店主といったところ、夜はバーのママさんのように(笑)。椅子はあえてバラバラにして、昔から好きで集めている作家さんの器がみえるようにしました。
■家全体を見渡せるキッチン

中庭を中心に家全体がつながる間取り。中庭からの光が差し込み、心地よい開放感が包み込むオープンキッチンです。お家のコンセプトとして挙げられていた通り、キッチンで調理をしていても家族がどこで過ごしているのかよくわかりますね。コの字でダイニングと一体型なのも特徴の一つ。コの字型は広く調理スペースをとれるうえ、短い動線で作業できるのがメリットです。椅子に腰を掛け「何作ってるの~?」と声を掛けたくなるような、調理する人との近い距離感も魅力的です。
さて次に、green.green.greenさんのキッチンから見えてきた魅力についてさらに掘り下げていきましょう!3つのキーワードにそってご紹介していきます。
■キーワード1 居心地のよいお家カフェ


「子どもが小さいとなかなかカフェでゆったりできない……お金もかかる笑。じゃあ自分の家を一番のカフェにしようと思いました。寒い日にあったかいコーヒーやココアを子どもとまったり飲める空間。今まで集めた器は見せる収納にし、お友達が来たら器を選んで貰ったり…皆キッチンから動きません(笑)。」
■キーワード2 とにかく使いやすいコの字キッチン!


「キッチンですべてが完結できるようになっています。料理を作っている間は子どもたちが遊ぶ姿が見えますし、逆もしかり。食器棚の下に真鍮のタオルハンガーを付け、普段必ず使うキッチン道具を吊るし、配膳も1秒です。お客様が来ても10人までは座れます。そして何より片付けが楽!!持って運ぶ手間は意外と大変。
■キーワード3 あえて好きな色はタイルや壁紙に使わない!


「キッチンのタイルや壁紙は、部屋全体の印象が変わるので重要です。私はブルーグレーやミントブルーが大好きなので、ついつい小物は、その色を選んでしまいます。これからもそうだろうと考え、その小物たちが引き立つよう、あえて好きな色は使用せず、相性のいい落ち着いたブラウンタイルにしました。そして真鍮にこだわり(キッチン用品をつるす)ハンガーやS字フック、キッチン雑貨、照明も真鍮にして統一感を出しました。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください




「見せる収納って難しいと思われてる方もいらっしゃると思いますが、そうすることで道具選びも慎重になりますし、要らないものが分かるようになります。片付く癖もつきます。好きな物がどんどん増えるというのは料理をする者にとってテンションがあがるので是非トライしてみて下さい!」
まとめ: 理想を現実にするアイデアをストックしておく

自然の心地よさと開放感、ちょっと贅沢な毎日の食卓を楽しめるgreen.green.greenさんのキッチン。今回お話を聞き、こうしたい!を叶えるアイデアと、それを現実のものにする実行力の大切さを学ぶことができました。「普段カフェでゆったりできないからお家を一番のカフェ空間にしよう」、そういう思いから実現した本格カフェキッチン。その他にも、家族の気配がわかり配膳1秒のコの字カウンター、小物を引き立てる壁紙選び。green.green.greenさんのキッチンには、理想を叶えるワンランク上のアイデアが詰まっていましたね。
家族の食を支え、毎日フル稼働のキッチン。
執筆:RoomClip mag 編集部