奥行きのある収納場所は、中に置いている物を出し入れしづらくて使いにくかったりもするものです。でも、収納の仕方を工夫することでもっと活用することができるんですよ。
縦収納を取り入れて
空間を縦方向に仕切って使う縦収納は、奥行きのある収納スペースとも好相性です。ファイルボックスなどのアイテムが、整理しやすい収納を作るのに活躍してくれますよ。まずは、縦収納を活用しているユーザーさん実例についてご紹介します。
■ファイルボックスを使う
haruhirisuさんの、リビングにある収納スペースです。中段には無印良品のファイルボックスを並べて置き、縦収納にしてあります。見た目をすっきりとさせるために、なるべくモノトーンでそろえるように工夫をされているとのことです。
■シンデレラフィットで並べる

mimiさんの、廊下にあるという収納のスペースです。カインズの「skitto」を使って、ぴったりシンデレラフィットで縦収納にしています。手前側が凹んでいるデザインなので、中に入っている物が見えて分かりやすいのも使い勝手がよさそうです。
■デザインを統一して置く

yuki_s_さんの、キッチンにあるパントリー収納です。ニトリのファイルボックスを使って、ざっくりと収納をしているとのこと。生活感あふれる必需品をホワイトのケースに収納して、使いやすさと見た目のよさを両立できたそうですよ。
引き出せるように工夫
引き出せるタイプのアイテムは、奥の方に置いてある物も簡単に取り出すのを助けてくれます。キャスター台などの便利なアイテムで、使いやすい収納を作ってみましょう。続いて、引き出せるように工夫しているユーザーさんの実例についてご紹介します。
■引き出しケースを使う

nekekinさんは、奥行きがある物入れに無印良品の引き出しケースを置いています。ケースを横に3つ並べて置くと、合計12個の引き出しのある大容量の収納スペースに。引き出しごとに区切られることで、どこに何があるかも把握しやすくなりますね。
■水受けトレイを活用する

土間収納の棚に奥行きがあって取り出しにくいという、ryu23naさんです。ダイソーの花壇の水受けトレイを置いたところ、奥行きピッタリだったとのこと。スライドさせると、奥の方の物も取ることができるようになったそうですよ。
■引き出し式トレイに入れる

歯磨きのうがい用コップを洗面所の棚に置いている、hl0629さんです。一人ずつそれぞれのコップは、引き出し式のトレーに入れて置いてあります。奥行きがある収納スペースだけれど、使い勝手は良いようですよ。
■平台車に乗せておく

kujira.さんは、押入れ下のスペースに山善の平台車を使っています。並べた台車同士は連結できるので、奥からも一気に引き出すことが可能です。奥行きがある収納のスペースでも、空間をムダにすることなく有効活用できるアイデアですね。
手前と奥の二列で収納を
奥行きのあるスペースは、手前と奥の二列にして収納するのも方法の一つです。奥側の物もできるだけ取り出しやすく工夫しておくと、使い勝手をよくすることができますよ。次に、二列で収納しているユーザーさんの実例についてご紹介します。
■手前はキャスター付きにする

jaricoさんは、奥行きのあるクローゼットを活用しようと工夫しています。クローゼットの後ろ側には棚を設置し、手前側にはキャスター付きの無印良品の引き出しケースを置くように。後ろの棚には、あまり使わない物を入れるようにしているとのことです。
■手前を一部空けておく

奥行きがある階段下収納の使い方に悩んでいたという、yuriさんです。奥側は固定棚を二段設置し、手前の左側の壁には可動式の棚を4段取り付けています。右側は空間を空けておいたことで、奥の物も取りやすく大満足のクローゼットにできたそうです。
■手前と奥に段差を作る

本棚の奥行きがありすぎて使いづらかったという、azicoさんです。奥に台を置くことで、手前側との段差を作れるように工夫をしています。倍の量を収納できる上に、奥側も見えるようになって本を見つけやすくなったとのことですよ。
ユーザーさんたちは、収納を活用できるようにそれぞれ工夫をしていましたね。ムダなく考えられていて、とても感心させられてしまいました。ぜひ、みなさんの収納作りの参考にしてみてくださいね。
執筆:kuroneko