「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、温もりと清潔感の心地よい調和で癒し系の空間づくりをされているmatanokiさん宅から、こだわりのキッチンをご紹介します。

色や見せ方にもじっくりと思いを込めた、インテリアの一部となる素敵なキッチンづくりの秘訣を紐解いていきましょう。

matanokiさん

築44年の中古マンションを購入し、フルリノベーションしました。2019年8月から住んでいます。夫婦と高校生の息子と3人暮らしです。今まで転勤で引越しを繰り返してきましたが、ここが終の住処になりました。最後の我が家、憧れだったホワイト&シンプル&北欧インテリアと雑貨に囲まれることができ、気に入っています。



一番こだわった、我が家の顔

matanokiさん宅のキッチンは、どの写真を拝見してもインテリアとしての完成度がとても高く、ずっと眺めていても飽きることがありません。洗練されているけれど、家庭的で素朴な温もりもあり、並ぶひとつひとつのものや素材は目を楽しませてくれる、そんな癒しの空間です。中古マンションをフルリノベーションされているとのことですが、キッチンづくりにおいては、どのようなことにこだわったのでしょうか?まずは、素敵なキッチンの秘訣たる大元の部分からお伺いしていきます。

matanokiさん

「リノベーションをする時、一番こだわったのがアイランドキッチンにすることでした。我が家は、キッチンとリビングが同じ空間にあります。そこで、フラットなオープンキッチンで広さを確保しつつ、家族とのコミュニケーションを取りやすくするため、キッチン部分を中心に、比較的大きな面積を割いているんです。我が家のコンセプトは『白くて、シンプルな北欧インテリア』。

キッチンは、そんな我が家の顔です。」


■迎えもてなす、最初の場所

「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん

matanokiさん宅では、玄関からの廊下を通り、扉を開くと広々としたL字のLDKが迎えてくれます。そんなLDKの最初にあらわれ、家族を迎えゲストをもてなすのがキッチンです。間取り上でも、まさに家の顔と呼べる存在ですね。ここからはより詳しく教えていただいた、家の顔ならではのお気に入りのポイントや、使い勝手、コーディネートのこだわりをピックアップしていきます。

自分らしさの何をとれば、使いやすくお気に入りのキッチンが手に入るのかを知りたいという方や、LDK一体型は収納が悩みどころ!と憧れはあるものの足踏みしているなんて方は特に要チェックです。ヒントやきっかけが、matanokiさんのキッチンにはたくさん詰まっていますよ♪


■キーワード1 期待と願いがこもった、大好きな色

「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん
「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん
matanokiさん

「我が家は全体の基本色が白なんです。だから、キッチンも白にしました。清潔感と広さを感じられるようにとの、期待も込めています。白は、もともと私の好きな色でもあります。飽きのこないように、北欧雑貨が映えるように、それから老後もオシャレなキッチンを楽しみ続けられたらいいな……と思っています。白いキッチンは汚れが目立ちます。でも、かえってそのお陰で、掃除をサボれないのも私にはよい点です。」


■キーワード2 頼もしい収納力のパントリー

「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん
「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん
matanokiさん

「3人家族の我が家の主な収納は、大きなウォークスルークローゼットとキッチン横のパントリーです。なのでパントリーには、食品のストックだけでなくほかのいろいろなものも収納できるよう、大きくて取り出しやすい引き戸タイプにしました。押入れのような感じです。(写真の状態だと、まだ半分くらい余白があります)また、キッチン台も収納力のあるタイプを選びました。

普段使うものは、全てキッチン周りに収納することができます。とても片付けやすく、生活が楽です。」


■キーワード3 お気に入りを飾る、お気に入りの飾り棚

「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん
「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん
matanokiさん

「廊下からドアを開けるとドーンとキッチンがあり、そのままリビングへと繋がっている間取りです。そのため、キッチン背面の上部はあえて収納棚にせず、飾り棚にしました。壁は一面、憧れだったタイル張りです。タイルは普通のものより長いタイプを選びました。個人的に、ちょっとオシャレに、大人っぽく見える気がします。棚受けのゴールドも気に入っているポイントです。ここには、好きな雑貨を飾ることで、リビングインテリアとより一体的に見えるようにしています。」



キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん
matanokiさん

「好みのキッチンツールや家電や雑貨、好きな色などで揃えいくと、キッチンがお気に入りの空間になると思います。我が家も以前はずっと団地(社宅)住まいで、古く狭いキッチンだったんです。でも、そこで悪戦苦闘しながら、私らしいキッチンに変えていくのも楽しかったです。我が家のキッチンも、まだまだ進化途中なので、引き続き頑張ります。」



まとめ: 込める思いがオシャレの秘訣

「終の棲家に込めた思いが見える、北欧シンプルなホワイトキッチン」 by matanokiさん

これまでの暮らしで積み重ねてきた憧れ、好きな色やテイスト、そしてこれからの暮らしへと長く続く機能美、matanokiさんの素敵なキッチンには、たくさんの思いが込められています。オシャレにしよう、素敵にしようとして完成した空間というよりは、やりたいことや使いやすさに誠実に向き合ったからこそできた空間だったんですね。そうして思いを込めた空間だからこそ、家の顔としても魅力的なのではないでしょうか。

また、オープンなアイランドキッチンといえば、収納はひとつの課題です。

収納力のあるキッチン台フロントパネルと大容量のパントリーで、無駄なくスマートにその課題をクリアしています。matanokiさんのキッチンには、これまでの憧れと、これからへの願いが詰まっています。それは、きっと誰もがそれぞれのカタチに抱く思いです。ぜひ、matanokiさんのアイデアやアドバイスを参考に、その思いを込めてキッチンをより素敵に導いてみてください。



執筆:RoomClip mag 編集部
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