素朴だけど華やかで、個性的。小物の見せ方が上手で、遊び心も忘れない。
パリのアパルトマン風の人気スタイル
「パリのアパルトマン風」と一言にいっても、そのスタイルは一つに限定されず、シックなスタイルからカラフルでポップなスタイルまでさまざまです。まずは、アパルトマン風インテリアの中でも人気を集めるスタイルを4つご紹介します。
■シャビーシック
くすんだ色使いが特徴で、甘すぎないインテリアが好みの方におすすめのシャビーシックスタイル。automneさんは落ち着いたグレーの壁をバックに、木目の風合いが美しいチェストを配置しています。ドライフラワーやランプ、アートを飾って、雑誌の1ページのような洗練されたフレンチシャビーな空間になっていますね。
■フレンチカントリー

フレンチカントリースタイルは、素朴で温かな雰囲気が魅力。こちらは、色鮮やかなプロヴァンス風インテリアが素敵なtomojiさんのお部屋です。ブルーとオレンジに塗り分けられた壁を背景に、優しいピンク色のソファやアンティーク風の家具が配置され、大胆な色使いでありながら温かみのある空間になっています。
■フレンチモダン×シック

現代的なデザインと、クラシカルなデザインが混在するフレンチモダンスタイル。co.sskkooさんのお部屋は、全体がモノトーンでまとめられたスタイリッシュでシックな雰囲気。そこにデザイン性のある家具やアンティーク風のダイニングテーブルが際立ち、フレンチモダンらしいミックススタイルが生まれています。
■モダン×ポップ

パリの若者たちの間でも人気の、モダンでポップなインテリア。kuwaさんは、壁のアートやデザイン性の高い家具を取り入れ、ポップで遊び心ある空間を作り上げています。壁やカーテンの鮮やかなブルーや、色違いのダイニングチェアも印象的。
アパルトマン風の部屋づくりの簡単アイデア
パリのアパルトマン風なんて、センスがないとできないのでは……と不安を感じている方も大丈夫。ちょっとした工夫や小物の見せ方しだいで、パリのアパルトマンっぽい雰囲気を演出することができるんです。まずは、ここでご紹介するアイデアを参考に、お部屋の一角をパリ風にしてみましょう。
■アートとお花の組み合わせ

額に入れたお気に入りのアートとお花を一緒に飾れば、お部屋に華やかなパリの空気が流れます。_aymさんのようにポスターを入れた額を床に直置きして飾れば、こなれた雰囲気に。小さなお花を飾るだけでも、お部屋が活き活きと明るくなりますね。
■見せる収納がパリっぽい

パリの狭いアパルトマンによくあるのが、見て楽しく、さらに機能性も備えた「見せる収納」。junkocteauさんのキッチンは、ホーロー鍋やアンティーク風の缶がいくつも並べられた棚が、パリのカフェのようで楽しい雰囲気です。棚に画鋲や釘を打って、キッチン用品をぶら下げられるよう工夫されています。
■レトロな電球でノスタルジックに

レトロな電球をお部屋の照明にすることで、夜のパリの街角を思わせるようなノスタルジー感あふれる空間に。Taniuchiさんのようにエジソンバルブを照明に使用すれば、お部屋がどこか懐かしく、温かみのある雰囲気になります。壁に飾られたビンテージ感あふれるアート達との相性もばっちりです。
パリ流のゆとりあるライフスタイル
パリジェンヌのお部屋を真似したら、次に真似してみたいのがそのライフスタイル。何だか心に余裕があって、時間の流れがゆったりしていて……そんなパリの人々のような暮らし方を、ぜひ実践してみましょう。
■バルコニーでリラックス

パリのアパルトマンといえば、おしゃれなバルコニーです。お花や緑を飾ったり、小さなテーブルを置いてくつろいだりと、バルコニーをお部屋の一部として楽しむのだとか。margoさんは日当たりのよさそうなバルコニーにテーブルを置き、週末はここで読書を楽しんでいるそうです。まさに理想の休日の過ごし方ですよね。
■グリーンで暮らしに癒しを

インテリアの一部としてグリーンを取り入れれば、お部屋がぱっと明るくなるだけでなく心にも余裕が生まれます。choco-curiさんのようにシャビーシックでエレガントな小物と組み合わせれば、フランスの優雅な庭園のような空間に。植物に手をかける時間が、忙しい毎日にほっと安らぎを与えてくれそうですね。
■古いものを大切に使う

蚤の市やアンティークショップで見つけた、使い古された一点物をお部屋に取り入れるのもパリジェンヌ流。hainさんは、通販で購入したアンティークのシャンデリアをお部屋の照明にされています。年代を重ねてきたものだからこそ出せる、味わい深く温かみのある光がお部屋を優しく包み込んでいます。
小さなこだわりや遊び心が詰めこまれた、憧れのパリのアパルトマン風インテリア。こんなお部屋なら、毎日おうちに帰るのも楽しみになりそうです。当たり前の暮らしを楽しむパリの人々のように、自分だけのこだわりのアパルトマンで素敵な毎日を過ごしてみませんか。
執筆:osae