特別な日やフォーマルな席で着るイメージがあった「着物」。最近ではカジュアルな場所に着物でおでかけしたり、アンティークの着物を今風に着こなしたりと、さまざまな形で楽しんでいる方が増えてきました。
着物の美しさをいかした見せる収納
まずは着物の見せる収納をご紹介します。選びやすく取り出しやすいので、日常的に着物を楽しんでいる方にもオススメ。美しい着物は、出したままでも絵になりますよ。
■ハンガーラックに掛ける
着物を普段着の感覚で楽しめるようにと、ReiyaさんはIKEAの洋服ラックに着物を掛けて収納されています。洋服のハンガーで管理できるのもお手軽ですね。いつも目に入る場所に着物があれば、着る機会も自然と増えていきそうです。
■カラーボックスに重ねて収納

カラーボックスを着物の収納にされているyumikohashimoto752さん。タンスなどにしまうと、どうしても取り出しやすい手前のものばかり着てしまいますが、この方法ならすべての着物をまんべんなく楽しむことができそうです。
■トルソーに掛けてインテリアの一部に

niko3さんは代々受け継いできたという子ども用の着物を、トルソーに掛けてディスプレイされています。レトロでキュートな柄がとっても素敵。確かにしまい込んでおくにはもったいないですね。着物の新しい楽しみ方を教えていただきました。
■棚に等間隔で並べる

akaさんは和室に設けられた造作棚に、着物や小物を収納されています。ゆとりを持って並べるとスッキリと見えるだけでなく、着物ひとつひとつの美しさを感じられますね。じっくりと眺めて選びたくなる、そんな気持ちにさせるディスプレイです。
たくさんの着物や長期保管に向く収納
着物がたくさんある場合や、長期保管される場合はどのような収納方法が良いのでしょうか?湿気対策なども気になりますよね。ユーザーさんたちに教えていただきました。
■ファブリックケースで保管する

ニトリのフタ付きファブリックケースを、着物の収納に使われているwaniwaniさん。フタが透明で中身が確認しやすく、メッシュの部分もあるので通気性も良いそうですよ。押し入れの中に、重ねて収納できるところも使いやすそうですね。
■ユニットシェルフに寝かせて収納

cinacoさんはウォークインクローゼットに着物を収納されています。使用している棚は、無印良品のユニットシェルフ。着物ひとつひとつをたとう紙に入れて、キレイに整頓されています。オープンラックだと湿気も気にならず、出し入れも楽なんだそうですよ。
■洋室にもあう桐ダンス

着物の収納に良いとされる桐ダンス。でも、昔ながらの和ダンスはインテリアに合わなそう……。そんなときは、こんな洋風の桐ダンスはいかがでしょう。Yume_usagi_13さんが選んだものは、モダンなデザインが北欧風のお部屋にしっくりと馴染みます。
小物の収納方法
着物に欠かせない帯締めや帯留めなどの小物類。素敵なデザインが多いので、ついつい増えてしまいますよね。着物にあった小物選びがもっと楽しくなるような、収納アイデアをご紹介します。
■帯締めをハンガーに掛ける

melonpannachaiさんは色とりどりの帯締めを、IKEAのマルチユースハンガーに掛けて収納されています。一本一本掛ける場所をかえれば、取り出すときも絡まりにくそうですね。これなら手持ちの帯締めが一目でわかります。
■小引き出しに帯留めを収納

牡丹と折り鶴が描かれた小引き出しに、帯留めを収納されているtsubakiさん。ずらりと並んだ帯留めのコレクションは、ため息がもれるほどの美しさです。タイムスリップしたかのようなレトロなディスプレイが、雰囲気たっぷりですね。
■草履をジップロックに入れる

頻繁に草履をはく機会があるというRieさん。靴箱に収納した草履は、ひとつずつジップロックに入れてホコリ除けをされています。乾燥剤をいれ、口を開けておけば、梅雨の時期もカビの心配がないそうですよ。透明の袋ですから、はきたい草履がすぐにわかります。
専用の収納や家具が必要なイメージがありましたが、手持ちの家具などでも十分に管理することができるんですね。すでに着物を楽しんでいる方も、これから着物デビューをされる方も、ユーザーさんのアイデアを参考にしてみてください。
執筆:mutu