ふすまは比較的手軽に取り外せるフレキシブルな建具です。今回はふすまを外して、より快適に使われているお部屋をご紹介します。
間仕切りのふすまを外して広々と
部屋と部屋が壁ではなく、ふすまで仕切られているなら、思い切って外してみるのもおすすめです。広々とした空間が生まれ、お部屋作りがもっと楽しくなるかもしれません。間仕切りのふすまを外すことで、ゆったりと快適になった、ユーザーさんのお部屋を見てみましょう。
■DKと和室をひと続きのLDKに
sanaさんはDKと和室の間のふすまを外し、ひと続きのLDKとして使われています。味わい深い木の家具や個性的な色柄のアイテムを取り入れた、こだわりのインテリアを存分に楽しめる空間になっています。ふすまがはまっていた木枠や鴨居の使い込まれた風合いが、雰囲気抜群ですね。
■押入れのふすまも外して開放的に

二間続きのお部屋の場合、間仕切りのふすまを外して、広々と使うようにしているというniko3さん。こたつを置いたリビングと畳の和室を一体にして、開放感のある空間を作られています。さらに押入れのふすまを外し、お部屋の延長として扱うことで、いっそう広く見える工夫をされているそうです。
■広いワンルームのように

maatonaさんは間仕切りのふすまをすべて外し、広いワンルームのような空間作りをされています。同じ面積でも広く感じる上、風通しもよくなり爽やかだそうです。床材の違いや敷居のおかげで、視覚的なゾーニングが生まれ、開放的でありながらメリハリのあるお部屋になっていますね。
ふすまを外したあとのDIYアイデア
それぞれの空間づくりのために、間仕切りのふすまを外したあと、さらに工夫をほどこされているユーザーさんもいらっしゃいました。外したふすまの置き場所を作ったり、ライフスタイルに合わせた間仕切り壁や扉を設置したり……。参考にしたいDIYのアイデアをご紹介します。
■外したふすまの置き場所を確保

LDKの一角にある、和室のふすまを外されたlulururuさん。引き込み部分の壁面に金具を取り付けて、外したふすまを立てて収納できるようにしたそうです。ふすまは大きいので置き場所に困ることもありますが、これなら省スペースですね。ふすまが必要なときに、すぐに戻せるというのも助かります。
■間仕切り壁で程よく目隠し

akezouさんはリビングと寝室の間のふすまを撤去。代わりにDIYのディスプレイボード兼間仕切り壁を設置し、程よく目隠しされています。ラブリコを使った柱に有孔ボードを取り付け、木枠も白くペイントされたそうです。ふすまで仕切られたお部屋だったとは思えない、モダンな空間になっていますね。
■格子の折れ戸を設置

猫ちゃんのお部屋を作るために、格子の折れ戸をDIYされたというicchiiiさん。設置されているのは、元々ふすまが付いていた場所だそうです。ふすまだと締め切った状態になってしまいますが、格子の扉ならお部屋の様子が分かり、猫ちゃんもノビノビ快適に過ごせそうです。
押入れのふすまを外して便利に活用
押入れのふすまを外して、より便利に活用されている実例を見てみましょう。引き違いのふすまは、片側ずつしか開けられないのがデメリット。思い切って外すことで、出し入れしやすい収納スペースになります。
■ロールスクリーンですっきり

yuuさんは押入れのふすまを外し、代わりにロールスクリーンを取り付けられたそうです。上段はロールスクリーンですっきりと隠し、下段は出し入れしやすいオープン収納に。チェストや棚などをおさめ、スペースを無駄なく使われていますね。
■カーテンでさりげなく目隠し

押入れの上段にハンガーラックやワイヤーバスケットを置き、衣類を収納されているamiamiさん。ふすまを外してオープンに使われています。下段や枕棚はシンプルなカーテンで、さりげなく目隠し。カーテンのやさしげな素材感が、ナチュラルな押入れの雰囲気にマッチしています。
■デスクスペースに

240m.さんは押入れのふすまを外し、仕事用のデスクとして活用されています。押入れの壁や天井には白い壁紙を貼ってインテリア性をアップ。明るく快適なスペースになっていますね。ふすまを外すことで奥行きが出て、お部屋が広く感じる効果もあったそうですよ。
■テレビボードとして

テレビを置きつつディスプレイも楽しめる、ゆったりとしたテレビボード。rin-michelleさんが押入れを利用して作られたスペースです。ふすまは外し、両開きのカーテンでエレガントに。
ふすまを外したお部屋は驚くほど広々としていて、押入れも使いやすくなっていましたね。ふすまで仕切られたお部屋が狭い、ふすまがあると押入れが使いづらいとお感じなら、一度外してみてはいかがでしょうか。快適さがぐんとアップするかもしれませんよ♪
執筆:oriaya