RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、上質に洗練されたシックなインテリアづくりをされているkumaさんと、そのお宅をご紹介していきます。
今回ご紹介するのはこの方です!
kumaさん子どもが独立したこともあり昨年、一戸建てからマンションに住み替え、夫婦での生活が始まりました。これからふたりきりで過ごす時間が長くなるので、快適に過ごせるお部屋づくりを楽しんでいこうと思っています。
夫婦で目指す、快適&コンパクト
■暗すぎず落ち着いたベースカラー
子育てを終えたkumaさんご夫婦の新しいお住まいは、愛知県某所にある3LDKのマンションです。住み替えについては、築25年の戸建てをフルメンテするか、老後や車のない暮らしを見据えて駅近に移るかを検討されたそう。でも、その最中でたまたまマンションギャラリーを見学し、その利便性の良さに惹かれたことでマンションに心を決めたと話してくれました。
そんなご夫婦第二の住まいの室内は、まさに上質でシックな大人の空間です。家具のデザイン性や配色、余裕のあるレイアウトといったインテリア全体が洒落ています。

kumaさんは、インテリアで目指したのは、シンプルさとほんのり感じるビンテージ感だと語ります。その決め手は、ブルー、グレー、ブラックでまとめた重厚でも暗すぎないベースカラー。そこに、ウォールナットの家具が穏やかさと高級感をそっと加えているのが特徴です。
また、これからの暮らしで大切にしていきたいことのひとつにkumaさんは、コンパクトさを挙げています。例えば基本は夫婦だけの食卓だから、ダイニングテーブルは少し小さめです。ふわりと照らすペンダントライトの暖かな灯りとクオンチェアで醸し出された、どこかレトロなカフェやバーの雰囲気は、テーブルのサイズ感に反してとてもゆったりとしています。
■妥協なく選んだ家具とクロス


ダイニングのしっとりとした雰囲気を強調しているのは、リビングにも続いているデニム調のアクセントクロスではないでしょうか。これは、kumaさんご夫婦がLDK全体にほんのりとしたビンテージ感を出すために採用した色と質感です。そして、そこにすっと映えるテレビボードの佇まいも絶妙。こちらは、フロートタイプで下部に間接照明を仕込みたいという明確な理想のもと、オーダーされたものです。点灯前も絵になる一角ですが、間接照明を灯すとぐっと場の雰囲気に華が増しますね。飾り立てないシンプルなインテリアだからこそ、灯りの演出もより活かされています。
テレビボードの天板は黒のメラミン材です。丸いコーヒーテーブルの色とリンクさせるのがその目的。さりげないところまで込められたこだわりに、インテリア熱の高さを感じずにはいられません!

LDKの顔となるソファも、もちろんご夫婦のこだわりが詰まっています。背の高いご主人が無理なく横たわれるサイズ、座面の好みは少し硬め……その最適解を求めてショールームにまで足を運ばれたそうです。色々なパーツを組み合わせて、より使い勝手にあったカタチにできるのもこちらの魅力だと教えてくれました。L字のレイアウトについては、『隣り合って座る年齢でもないからちょどいいです(笑)夫はスマホゲーム、私は映画鑑賞と、ソファに座って別々のことをしていてもゆったりとくつろげます』とkumaさん。
■臨機応変な間取り

ソファの後ろにある書斎スペースは、必要に応じてウォールドアでリビングと区切ることができる仕様です。普段はドアを閉めて、ひと部屋として使われています。パソコンデスクはLDKの家具同様のウォールナット、壁紙はデニム調のクロスと呼応するように質感で魅せる石目調なので、開放したままにしてもインテリア全体の一体感や方向性を損なわないのが素敵なところ。

パソコンまわりは殺風景になりがちだからと置かれた、特徴のあるデザインのデスクライトは、ゴールドの支柱が石目調のクロスにもウォールナットの色合いにもよく映えています。シンプルなのに華やかで、静かでスタイリッシュ、ここでならちょっと面倒な仕事や作業も気分よくできそうです。
子育てを終え、kumaさんがご夫婦で新しく踏み出すふたりきりの暮らしは、コンパクトでとても上質です。『こだわり』と『思い』、『楽しみ』が詰まった空間は、きっと仲の良いおふたりの幸せな日々に寄り添い支えてくれます。ぜひ、インテリアだけでなく、より良くライフステージを変化させていくアイデアにも注目しながらkumaさん宅の今後もチェックしてみてください。
kumaさん邸の間取り図

kumaさん宅は、3LDKの間取りです。内ひと部屋は、ウォールドアで区切ることで柔軟にリビングとつなげることができます。
kumaさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部